100切りを目標に掲げるゴルファーは大勢いますが、達成できていないゴルファーも大勢います。手っ取り早く欠点を少しだけ修正しても、100切りができるといった簡単なものではありません。
まずはゴルフの基本である、「正しいインパクト」ができるようになることが必須条件です。正しいインパクトをするためには、アドレスの再現性が求めれているわけです。
一朝一夕とはなりませんが、最短ルートで100切りができる方法をご紹介していきます。
100切りするまでの最短ルートを伝授します【再現性あり】
100切りをするには正しいインパクト、すなわちアドレスの再現性が求められます。
長い道具を持ち身体を捻って大きなスイングをするわけですから、アドレスのときの再現をするのは容易なことではありません。
正しいインパクトの形を知っていて実行できる人から教えてもらう、つまりプロの指導を仰ぐことが最短ルートの達成法になるわけです。
100切りできる人は少ないです
100切りを達成したゴルファーは意外に少なく、全体の3割程度しかいないそうです。いつかは100を切れるだろうと考えていても、実際には7割のゴルファーが100を切れずに悩んでいます。
なんだかハードルが高くなった気がするかもしれませんが、入試に置き換えると偏差値55が100切り達成者と同等になる数値です。
基礎から勉強すれば十分に達成できる偏差値55ですから、ゴルフの100切りもじっかり基礎から学ぶと3割の仲間入りができるはずです。
急激に上手くなりたいと思うのはゴルファーの心情ですが、「急がば回れ」でしっかり基礎を習得して、正しいインパクトできるようになれば加速度的に上手くなっていきます。
100切りできる人はショートゲームができる人
最強のプロゴルファーと言われたベン・ホーガンは「ゴルフにおいてもっとも大事なショットは次のショットだ」と名言を残しています。
まして100切りを目指すアマチュアゴルファーであれば、すべてのホールでパーオンする可能性は少ないので、ゲームを左右するリカバリーショットは重要になります。
ショートゲームが得意になれば、思い切ってピンをデッドに狙うことができます。仮にオーバーしても、リカバリーショットでピンそばに寄せられるので攻めのゴルフができます。
まずはアプローチ用として1本だけ選び、距離を打ち分けられるようひたすら練習をすれば早い上達が見込めます。
プロからスイングを教えてもらうべきです
我流のスイングが身体に染み込んでしまうと、いざ直そうとしても時間がかかって途中で諦めてしまうことがあります。
でも基本のスイングを習得すると、スイング改造を容易に受け入れることができます。ライセンスを持つティーチングプロであれば、万人に向けた指導用の基本スイングを習得しているので、再現性の高い正しいスイングを習うことができます。
初心者はボールが当たるようになってから習おうと考えがちですが、最初からプロのレッスンを受けるのが最短ルートの上達法です。
グリップの握り方や力の入れ具合、スタンスの広さやアドレスの姿勢、正しいスイング軌道など基本の形を習うことが上達への早道なのです。
100切りするための具体的な方法とは
100切りを達成するために必要な練習法やミスを抑えるプレイ法、さらにはコースマネジメントの学習など、事前に習得しておくべき技量や知識を知っておくことは重要です。
自信を持って使える道具の選択やミスを防ぐためのプレイの考え方は、ゴルファーによって違うので自分に合ったものを取り入れるようにしましょう。
それぞれの課題とその具体的な取り組み方についてご紹介していきます。
アプローチやパターを徹底的に練習する
まずはショートアプローチの練習が必要です。
自分のスコアを分析してみると、100ヤード以内の打数が多すぎることに驚くかもしれません。
100切りを狙うゴルファーは、テークバックのトップ位置で振り幅を定めて、トップの位置と飛距離が一致するよう徹底的に練習し、弾着点のバラつきをなくしましょう。
次にパターを練習が必要です。ゴルフ創成期の名手が残した「パットを制するものが世界を制する」の通り、パターが上手くなればスコアを縮めることができます。
自宅でのパター練習は、スクエアなフェースを意識して、時間の許す限り納得がいくまで励みましょう。
ドライバーやアイアンはOBを打たない程度まで精度を上げる
大叩きの原因となるクラブと言えば、最初にドライバーを重い浮かべるのではないでしょうか。
ティショットが左右にぶれてトラブルを招いたり、テンプラやチョロのリカバリーをしようとして力が入ったことでミスを誘発した経験はないでしょうか。
トラブルを防ぐためには飛距離よりも方向性の精度を重要視します。ドライバーだけではなくユーティリティやアイアンも、OBや池に打ち込まない程度の精度が必要です。
また得意なクラブを1本に絞り、不安なときは迷わずその得意なクラブで切り抜けるという方法もあります。スコアメイクで大事なことは、信頼のできるクラブを見つけておくことです。
コースマネジメントを学ぶ
ゴルフはティグランドからカップまでの打数を競うゲームではありますが、ストロークプレイの場合にはカップから引き算して使用するクラブを決める、コースマネジメントが有効です。
520ヤードのロングホールのケースで考えてみると、まずアプローチでもっとも得意とするクラブを決めます。
仮に得意クラブがピンチングウェッジで飛距離は100ヤードだとすると残りは420ヤードです。ここで選択肢は2つ、1つは220ヤードのスプーンと200ヤードのユーティリティ4番。
もう1つは210ヤードのユーティリティ3番を2回連続で使う方法です。そのためには、コースマネジメントに合わせたクラブセッティングをしておくことが大切です。
100切りは難しくありませんが、地道な努力が必要です
ゴルファーの3割しか達成していない100切りですが、実際にはそう難しいものではありません。期限を区切らずにゴルフを楽しんでいれば、いつの日か必ず100切りは達成できています。
ただ、いつ来るかわからない100切りを待っているくらいなら、上達するための練習で達成したほうが良いのではないでしょうか。
正しいインパクトの練習方法は、クラブを短めに握り、右足の先から左足の先までの振り幅で、ティアップしたボールをスイートスポットでとらえます。
100球連続でスイートスポットに当たるようになったら、徐々に振り幅を広げてハーフスイングまで練習を繰り返します。
すべてのクラブで結果が得られたら、フルスイングにしてみましょう。もしも曲がるようであればハーフスイングに戻る、こんな地道な練習が正しいインパクトの最短ルートなのです。
まとめ
100切りするまでの最短ルートは、ひたすら練習をして正しいインパクトを身につけることです。目的を持った練習で、正しいインパクトの感覚を身体に覚えさせることが上達のカギになります。
少し時間はかかりますがボールを正しく打てるようになってから、コントロールショットやコースマネジメントを駆使して、ミスのないゴルフを目指しましょう。
ショットやパットのミスを抑えることができれば、念願の100切りは必ず達成できているはずです。