ゴルファーの皆さんが目標とされることの1つが「100を切ること」です。安定して100を切れるようになれば初心者を卒業したといえるでしょう。
100を切ろうと思うとそれなりのスキルが必要となってきますが、それに加えてラウンド中に抑えておくべきポイントがいくつかありますのでご紹介していきます。
初心者脱出のためにぜひ参考にしてください。
安定して100切りするために意識すること7選【効果あり】
100を切りはただ練習を重ねていくだけではなかなか難しいものです。スコアを縮めるための考え方や戦略を知ること。そしてそれを頭に入れて練習に取り組むことが重要です。
良いスコアを出すためには安定したショットが打てることが前提となりますが、そのうえでこれからご紹介する考え方を意識してみてください。きっと良いスコアにつながると思います。
グリーン回りの練習に力を入れる
ゴルフはカップに近づけば近づくほどより高い精度が必要なスポーツです。スコアを縮めるたには、グリーン周りのアプローチの精度を上げる練習をしていきましょう。
グリーン周りのどんなところからでもワンピン以内に打てるようになればベストです。そのために練習場ではしっかりと目標を定めて狙う練習をしてみてください。
この際、重要なのはキャリーで狙うのか、ランも含めて狙うのかをはっきりさせて打つことです。
グリーン周りのアプローチは本当に大切です。そのあとのパターが楽に打てるように精度にこだわって練習するようにしてください。
ドライバーやアイアンの精度を上げる
次にショットの精度についてです。当たり前ですが、良いスコアを出すためにはドライバーからパターまで精度の高いショットをすることが重要です。どのクラブでもただ遠くに飛ばせばよいという訳ではありません。
コースに出れば場合によっては飛距離を落としてもピンポイントに打てる技術も必要になります。
ショットの精度を上げるためには目標を決めて狙う練習をすることです。練習場では気持ちよく打つだけではなくいつも狙う意識を持つようにしてください。
ショットの精度はすぐには上がらないため地道にコツコツと練習を続けていきましょう。
コースマネジメントを学ぶ
コースマネジメントとは、ラウンドをする際に各ホールをどのように攻略していくのかの戦略を立てることです。
言い換えれば、いかにリスクを回避しながらカップを狙っていくかという作戦を練ることです。作戦を練りコースを上手く攻略するためにはある程度の知識が必要となります。
まずは基本的なコースマネジメントについては頭に入れておくようにしましょう。
コースでのギャンブルショットは厳禁です。常に確率の高いほうを選択し、どんな時でも根拠を持って打つようにしてください。
前に打つだけがゴルフではありません。時には横に出すだけという選択があることを頭に入れておいてください。
OBをなるべく打たない
OBを打つと2打が罰として加算されます。OBが何度も出てしまうとそれだけでスコアが悪くなってしまいますし、何よりゴルフが楽しくありません。
OBを防ぐためには打つ前にコースのOBゾーンを必ず確認して回避するようにしましょう。
自分の球筋の癖を理解したうえでOBにならない場所を狙っていくように戦略を立ててください。
OBはコースマネジメントである程度回避することが可能です。OBは絶対に「NG」と考えどうしたらOBにならないかを常に考えるようにしましょう。
また、どのクラブも安定性のあるボールが打てるよう偏りが出ないように練習をするようにしてください。
3パットをなるべく打たない
コースで最終的にカップに入れるクラブがパターです。100を切るためにはパターの精度を上げて3パットを減らしていくことが大切です。
パッティングが安定する要素として「距離感」と「方向性」が挙げられます。この2つの要素を上達させるためには常にパターの芯で打てるようになることです。
毎日の練習でこだわっていただきたい点が「インパクトの音」です。距離に関係なく常に同じインパクト音で打てるようにしましょう。
自然に距離感と方向性が安定してくると思います。パターは自宅でも気軽に練習できるクラブです。
毎日練習する習慣をつけて、グリー上での無駄な1打を減らしていけるようにしましょう。
ダブルボギーをなるべく打たない
スコアを大きく崩してしまう原因となるのがダブルボギー以上のスコアです。
ダブルボギーになってしまう主な原因としてはOB、3パット以上になってしまう、アプローチがうまく決まらない、バンカーが出ないなどが挙げられます。
逆に言うとこれらを回避できればダブルボギーを打つ可能性が低くなっていきます。
特にOBやペナルティ、バンカーについてはコースマネジメントをしっかりすることで回避が可能ですのでラウンドの際は意識してみてください。
そしてリスクの高いギャンブルショットは極力やめましょう。リスクが少なく確実なショットをすることでダブルボギー以上の大叩きをする可能性も低くなるはずです。
パーオン率を上げる
パーオンとはパーより2打以上少ない打数でグリーンへボールを乗せることを言います。
例えば、パー4のホールであれば2打以下でグリーンにボールを乗せればパーオンとなります。そして18ホール中で何回パーオンができたかの確率を数値化したものがパーオン率と言われるものです。
皆さんは1ラウンドで何回パーオンができていますか?100を切るためにはこのパーオン率を上げることを目指しましょう。
初心者の方ですとまずは1回のラウンドで1~2回を目指してみましょう。このためにはドライバーの方向性が重要です。
ドライバーショットをフェアウェイに打てるようにすることで2打目、3打目のミスショットの確率が下がり結果的にパーオンにつながることでしょう。
ドライバーで飛距離を出すこともゴルフの楽しみの一つですが、方向性にもこだわって練習するようにしてください。
得意なクラブを1つ作る
皆さんのキャディバッグの中には得意なクラブと苦手なクラブの両方が入っていると思います。
まずは「このクラブなら絶対的な自信と安心感をもって打てるぞ」という得意なクラブを1つ作るようにしてください。
コースではそのクラブの飛距離を残すように戦略を立てていけると良いでしょう。
例えば、150ヤード飛ぶ7番アイアンが得意なクラブであればピンまで150ヤードが残るように逆算して打っていきましょう。
残り150ヤードとなれば最後は7番アイアンで自信をもってグリーンを狙えることでしょう。
このように得意なクラブを1つ作り逆算して自信をもってピンを狙えるという状況を作るようにしてみてください。自信をもって狙えるとともに精神的にも楽になるでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。スコア100の壁を超えることは簡単そうに見えて難しいことです。
100切りを目指すためには飛ばすことばかりを考えるのではなく、コースの攻め方についても考えてみてください。
ボールが遠くに飛ぶことはゴルフの楽しみでもありますが、良いスコアを出すためには正確さが重要です。
遠くに飛ばした結果、バンカーにつかまり大叩きなんてことが無いようにしてください。良いスコアで回れるとゴルフが一段と楽しくなります。
いろいろな視点からゴルフというスポーツを勉強してみてください。きっと良いスコアにつながると思います。