ゴルフ雑学

サンドウェッジとは?使い方や基本的な打ち方を解説します

サンドウェッジは主にバンカーからの脱出に使われるクラブ。そういったイメージを持っている方もいるかもしれません。

しかしサンドウェッジはバンカーショットのみで活用できるクラブではありません。使いこなせれば、1本のみでさまざまな状況に対応することができます。

本記事ではそんなサンドウェッジについて、基本的な知識と打つときのポイントを解説します。サンドウェッジを練習すれば必ずスコアアップにつながりますので、ぜひ参考にしてください。

サンドウェッジとは?使い方や基本的な打ち方を解説します

Sand Trap

まずサンドウェッジとはどんなクラブで、ピッチングウェッジやアプローチウェッジといった、他のクラブとの違いは何なのかを解説していきます。ポイントは以下の3つになります。

・サンドウェッジとは

・サンドウェッジを使うメリットとは

・サンドウェッジのロフト角は56度〜60度が目安

サンドウェッジの特徴を理解して使った方が、上達も早くなるはずです。それではいきます。

サンドウェッジとは

サンドウェッジはアイアンの種類の1つで、その中でもウェッジと呼ばれるクラブに該当します。ウェッジというのは、アプローチなどの短い距離のショットに使うクラブのことで、1番から9番までのアイアンよりもフェース面が上を向いています。

名前の通り、バンカーなどの砂地からのショットに向いたウェッジなので、サンド(sand=砂)ウェッジと名付けられています。ソールには「SW」の文字が刻印されていたり、ロフト角を示す「56」や「58」が表記されていたりします。

またサンドウェッジはバンカーでの使用を想定して、砂からの抵抗を受けにくい形をしています。

サンドウェッジを使うメリットとは

サンドウェッジのメリットは、バンカーからボールを出しやすいことです。サンドウェッジはロフト角が大きいため、ボールの下にクラブが潜りやすく、それによって高いボールを打つことができます。またバウンスが出っ張った形状をしているため、クラブが砂に潜りすぎず表面を滑ってくれます。砂の抵抗を受けることなくボールを打てるので、バンカーからの脱出が容易になるでしょう。

もう1点、サンドウェッジにはバックスピンをかけやすいというメリットもあります。ボールが落ちた場所でピタリと止めやすく、ピンに寄せたい場合にも役立ちます。

サンドウェッジのロフト角は56度〜60度が目安

サンドウェッジのロフト角の目安は、56度~60度になります。ピッチングウェッジが44度~48度、アプローチウェッジが50度~54度なので、ウェッジのなかでもロフト角が大きい部類です。ロフト角は大きくなればなるほど、それだけクラブのフェースが寝てきます。つまり他の2本のウェッジに比べて、サンドウェッジはボールが上がりやすく飛ばないクラブになります。

サンドウェッジのロフト角としておすすめなのは、ピッチングとアプローチウェッジのロフトにもよりますが、56度になります。ロフトが大きいほどボールが上がるため、バンカーから出しやすいのではと感じる方もいるかもしれません。しかしバンカーショットのミスとしては、飛距離が足りなくて脱出できないというケースの方が多いため、距離の出る56度の方がいいでしょう。

サンドウェッジの基本的な打ち方を解説します

Hard on the green

これまでサンドウェッジの基礎知識を紹介してきました。次項からはサンドウェッジの基本的な打ち方を、以下の3つに分けて解説していきます。

・ボールの位置は真ん中から右足より

・スタンス幅は肩幅より狭くする

・ダウンブローでスイングする

アドレス時、スイング時におけるポイントがありますので、それぞれ意識して打つようにしてください。

ボールの位置は真ん中から右足より

1つ目のポイントは「ボールの位置は真ん中から右足より」にすることです。こうすることでダフリなどのミスを防ぐことができます。

手前の地面に当たってダフるより先に、ボールにヒットしやすくなるからです。加えて右足よりにボールを置くと、構えたときのハンドファーストの度合いも大きくなり、ロフトが立ってきます。

ロフトが立つとフェース面でボールを捉えやすくなり、クリーンに当てられるでしょう。

サンドウェッジはロフト角が大きいので、フェース面に当てにくいクラブです。なので、ロフトを立たせるような構え方が、他のクラブよりも重要になります。

サンドウェッジを打つときはボールを真ん中から右足よりに置いて、ミスショットを防ぐようにしましょう。

スタンス幅は肩幅より狭くする

2つ目のポイントは「スタンス幅は肩幅より狭くする」ことです。短い距離を打つときは、スタンスをあまり広げないようにしましょう。スタンスが広い状態で振ると、大きなスイングになりやすいからです。

短い距離を打ちたいのにインパクトで緩めてしまうと、ボールの手前をダフるなどのミスが出てしまいます。

またスタンス幅を狭くすれば、軸のずれないスイングを身につけられます。スタンスの狭い不安定な体勢だと、軸がずれるとスイングすることが難しくなります。

なので、不安定な体勢でバランスを崩さず振るために、軸のずれないスイングが自然と身につくでしょう。

ダウンブローでスイングする

3つ目のポイントは「ダウンブローでスイングする」ことです。ダウンブローで振ることで、ダフリやトップなどのミスを防ぐことができます。

インパクトでロフトが立ってくるため、フェース面でボールを捉えやすくなるからです。サンドウェッジを使うグリーン周りでのミスは極力防ぎたいものです。

アプローチでダフってしまうとボールが飛ばないし、トップするとグリーンオーバーになることもあります。

いずれにしても、グリーン周りで何打も費やしてしまうのは、スコアを大きく下げてしまう要因です。

サンドウェッジのミスショットを減らすために、ダウンブローでスイングするようにしましょう。

スコアアップの近道はサンドウェッジを極めることです

Woman golfer playing golf on the field

多くのゴルファーの方は、サンドウェッジ以外にピッチングウェッジやアプローチウェッジも使い分けて、アプローチを打っていると思います。

しかしサンドウェッジ1本で打つようにすると、アプローチのレベルがより向上します。

使うクラブを1本にすると、同じクラブでボールの高さや距離感などをコントロールしないといけません。

そのため、自然とクラブを操作する能力が身についていきます。もちろんクラブを使い分けるメリットもあります。

複数のクラブを使えばスイングを変えることなく、ボールをコントロールできるからです。

ですが、さまざまな状況にサンドウェッジ1本で対応することで、アプローチの技術もどんどん伸びていくでしょう。

アプローチが上達すれば飛躍的なスコアアップにつながるので、検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回はサンドウェッジの基本知識と、打ち方のポイントついて解説しました。まとめると、

◎サンドウェッジの基本知識

・サンドウェッジとは

・サンドウェッジを使うメリットとは

・サンドウェッジのロフト角は56度〜60度が目安

◎サンドウェッジの基本的な打ち方

・ボールの位置は真ん中から右足より

・スタンス幅は肩幅より狭くする

・ダウンブローでスイングする

になります。サンドウェッジを極めれば、必ずスコアアップできるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。

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