突然ですが皆さんはいつパッティングの練習をしていますか?定期的にラウンドがあり、競技などに出ている人は、家にパターマットがあり日常的に練習をしているかもしれません。でも大半のアマチュアゴルファーは、ラウンド前に練習グリーンでちょこっと転がすだけ。大事なのは分かっているけれど時間を割いていないのではないでしょうか。今回は上達につながるラウンド後のパッティング練習をご紹介します。
ラウンド後に行うメリット
一般的なアベレージゴルファーの場合、打数の約1/3をパッティングが占めますが、練習時間の1/3をパッティングに費やしている人はほとんどいません。大事なのは分かっているけれど、地味だし何をしていいのかわからないのがパッティング練習です。できればショットと同じくらいの時間を、パッティング練習にも充てたほうが良いのですが、ずっと同じ姿勢だと腰が痛くなるし、面白味がありませんよね。ですが今のままでは平均パット数を向上させることはできません。
そこでラウンド後のほんの10分を使い、パッティングの向上につながる練習方法を紹介します。ではなぜ、ラウンド後の練習が良いのか。そもそも平均パット数が2以上のアベレージゴルファーは、芝のグリーンでの練習が圧倒的に不足しています。芝の上でボールがどのように転がるのかイメージが足りていないので、実際のグリーン上で練習するだけでも、大きな経験値アップとなります。さらにラウンド後は、本グリーンでパッティングを繰り返した状態なので、自分のパッティングの課題を認識している状態です。苦手な距離を把握できているため、課題に対して的確な練習をすることができるのです。
練習メニューの組み立て
まずはパッティング練習をする前に、できるだけ平らな部分を見つけましょう。練習グリーンでも傾斜は存在します。少し離れた部分からかがんで全体的な傾斜を把握しましょう。次にパッティングの基本的な項目のチェックをします。
・ボール位置は左目の下にあるか
・目標に対して肩のライン・スタンス・フェース面がスクエアに構えられているか
本コースのグリーンは毎回打つラインが違うので、ボール位置など基本的な部分がズレがちです。まずはこのズレを修正をして、アドレスが正しくとれているかをチェックする必要があります。次に直前のラウンドで大きくミスをした苦手な距離を修正する練習です。実際にラウンドで外した距離を再現して、何球か打ってみましょう。連続して球を打つのではなく、1球ごとにラインを読みルーティンを行って打ちましょう。より実践をイメージするため、ピンが差さっている場合は抜くことをおすすめします。
ラウンド後なら新しい事を試せる
パッティングストロークをいろいろと試せるのも、ラウンド後に練習を行うメリットです。スタンス幅や前傾角度、グリップなど、ストロークの核となる部分をラウンド前やラウンド中に変更するのは大きなリスクを伴います。ですが練習後であれば、試してみたかった体の動かし方や、気になっていたグリップをグリーン上でトライしてみることができます。
パッティングのストロークはショットに比べて、体の大部分を動かさないで行います。そのため、ちょっとした変更でも劇的な変化をもたらすことがあります。 新しいことを試してみて、ラウンド中の課題が解決されるなら、それをすぐに取り入れてみてもいいでしょう。たとえそれが合わなくても、すぐに前の動きに戻せばいいのです。
ラウンド後にパッティンググリーンでかく一汗が、レベルアップをもたらしてくれるかもしれませんよ。