“月いちゴルファーは、何十年経っても上手くならない”ということを聞いたことありませんか?ゴルフ場に月に1回のペースでは、翌月に行った時にはその前のことを忘れてしまっているので、それを何十回続けても上手くならない。という意味です。思い当たる方には、ちょっと失礼かもしれない言葉ですね。
これからクラブを買って、早く上手くなりたいと思う方(みなさんそう思うはずですが)はゴルフを早期に上達するには“短期集中型”という考え方にぜひなっていただきたいです。
練習場へ行って球を打てなくても、スペースがあったら素振りだけでも、そのスペースがなかったら、パターだけでも練習はできます。短い時間しかなくても、とにかく毎日クラブを握るということです。
仕事を持っている方にとっては、仕事以外の時間を全てゴルフ思考にしていただきたい。今までの生活パターンを変えることになりますが、人間、理由は何であれ、目標を決めてそれに突き進む姿はカッコイイと思いませんか?それにつれてファッションも行動パターンも変わってきますので、颯爽と見えてもきます。
練習場選び
毎日行く練習場ですので、地理的に近いことと価格が安いこと。この際、大きさや設備の良さ、きれい、汚いは無視し、とにかく近くて安いところです。ただ重要ポイントは、レッスンをしてくれる方が居ること。素人が我流でやるよりは、習うことが絶対的です。
間違ったスイングや考え方をしないためにも、基本だけでもいいのでレッスンを受ける。
正しいスイングを身につける
まずはグリップ(クラブの握り方)からになりますが、正しいスイングを身につけましょう。一番の基本です。最初は教えられた通りに中々できなくてストレスが溜まることもあると思いますが、めげずにスイングの型ができるまで一生懸命クラブを振ることです。
時間が経ってくると、自分は正しくスイングしているつもりでも変なスイングになったりしますので、時々チェックしてもらうことが大切です。
クラブ選び
練習場によっては貸しクラブがありますので、必ずしも最初からフルセットの新品クラブを買わなければということはありません。貸しクラブである程度球に当たるようになってから購入するでもOKです。
昔は、初心者はフルセットを使いこなせないので、ハーフセットという考え方もあったそうですよ。今では程度の良い中古クラブもたくさん売ってますので、ゴルファーには大助かりです。いずれにしてもクラブとはずっと付き合って行く訳ですから、信頼できるショップを見つけて相談しましょう。
練習!練習!練習!
クラブは自分に合っていて、スイングも間違っていない。あとは1球でも多く球を打つだけです。練習前の準備ストレッチは忘れずに。
最初はまともに球に当たらないと思いますが、とにかく集中して打つことです。なんでこんなに当たらないの?と思いつつも、とにかく打つことです。これは誰もが言うことですが、初めてのクラブは一番汎用性のある”7番アイアン”をオススメします。
この段階では、楽しさは無く、苦痛とつまらなさの方が多いでしょう。だけど、とにかく打つことです。最初は、たくさんのことを覚えられる余裕はありませんので、当面は7番アイアン1本で。初期の段階では、毎日球を打つと手に豆ができますので、そのことについても考えておきましょう。
ちなみに、アソスというメーカーから発売されているシャーミークリームを豆ができそうな部分に塗っておくと効果絶大だそうです。
豆が潰れて、痛くてスイングするのに支障がある場合は、パター練習に切り替える。パターはスイングというよりストロークですので、手にかかる負担は少ないため痛くはないでしょう。ですが、パター練習は中腰で行うため、連続で30分以上も行うのは大変ですので、無理をしないように、休み休みしましょう。
パターの練習法は、最初は、どれくらい強く打つと、どれくらいまで届くか。という感覚を覚えることに集中する。簡単なようで中々難しいと思います。パター練習は、スイングして球を打つ前でも後でも、必ずすることにしましょう。たとえ10分でも。
終わりに
これが第一段階ですが、“短期集中型”で30日間毎日やることができたら、あなたは別人となれるでしょう。そして練習場の雰囲気にも慣れ、スタッフや常連客とも話すようになり、少しずつゴルフが楽しくなります。