ゴルフコースでは平らな場所は一つもないと言われています。
自然の地を利用して作られたものなので、それもゴルフの楽しみの一つです。
コースがほぼ平らな場所だけなら、面白みがないのかもしれませんね。
特にグリーン上では傾斜がある事で、プレイヤーを悩ませたりするものです。
その傾斜やうねりをアンジュレーションと呼び、プレイヤーを楽しませるのです。
そもそもアンジュレーションとは?
アンジュレーション。
ゴルフ以外ではほぼ使われない言葉ではないでしょうか?
アンジュレーションの意味は波のうねり、波動や地表の起状の事でゴルコースではフェアウェイやグリーンでの起状の事をいいます。
アンジュレーションが強いや、きついと言われたら傾斜が大きいと捉えましょう。
アンジュレーションがきついコースは難しくなりますので、注意しましょう。
山岳コースの特徴
山岳コースとは山地に作られたコースで、大自然の中にあり素晴らしい景観と四季を感じられるコースでもあります。
山地に作られたコースは「トリッキー」と呼ばれるコースが多く、難しいとイメージされる人も多いと思います。
「トリッキー」とは手品や企みなどの意味をもつ「トリック」からきた言葉で、難しいコースを指す様になりました。
実際に山岳コースは山の中腹などにあるコースが多く、山の傾斜などをそのまま利用しているのでアンジュレーションがきつく、狭いコースのイメージがあります。
急な打ち下ろしや打ち上げもあり、急に曲がるドックレックコースも多数あります。
距離の短いコースでもアンジュレーションがきついので、難易度が高くプレイヤーを苦しめます。
自然の中にあるコースで開放的な気分でプレーが出来ますので、アンジュレーションを攻略して楽しいプレーをしてください。
林間コースの特徴
林間コースとは林を切り開いて作られていて、高い林に囲まれたコースです。
山岳コースなどと比べて比較的フラットなコースが多いです。
木に囲まれたコースなのでティーショットを大きく曲げてしまうと、林の中に入ってしまい運が良ければ木に当たって戻ってくる事もありますが、林の中から出すだけとなりライが悪かったら出すのにも技術が求められる場面があるかもしれません。
林に囲まれているので風の読みが難しいです。
木より高い場所では風の流れが違う事が多く、特にパー3ではよく惑わされます。
ティーグランドはフォローだけどグリーンはアゲインストとかはよくある話です。
風の読みが面白く、曲げてしまった時は運がいい事を祈るのもまた一つの楽しみです。
河川敷コースの特徴
河川敷コースはなんと言ってもフラットなのが特徴です。
川沿いに作られたコースで、ハザードも少なく比較的難易度が低いコースが多いです。
市街地からのアクセスがいいのも魅力的です。
リーズナブルな価格設定のコースも多く、初心者の方でも楽しめるコースとなっています。
しかし遮るものがない為、風の影響をモロに受けてしまうので、風が吹く前提で行くといいかも知れませんね。
グリーンのアンジュレーションとは
アンジュレーションという言葉はグリーン上で使うことが多いのかなと思います。
グリーンのボールの軌道を決めるのは傾斜・芝の速さ・芝の強さ・方向です。
その中でも最も影響があるのが傾斜でアンジュレーションなのです。
グリーンのアンジュレーションを読むのが難しく、パターが上手な人はこの読み方も上手なんだと思います。
各ラインの打ち方を解説していきます。
フックラインの打ち方
まずはフックラインの打ち方です。
右打ちの場合左に曲がっていくのでカップの右側を狙って打ちます。
基本的にフックラインでもスライスラインでも打ち方や考え方は同じです。
必ずやって欲しい事は、打つラインを4方向から見る事です。
まずはボールの後ろから、横から、カップの後ろから、また横から、最後にまた後ろからとグルと一周回ってラインを確認します。
まずはボールの後ろから見てフックラインなのかスライスラインなのかを確認します。そして横から見ます。
横から見て上りなのか下りなのかを確認し、その傾斜を見てどのぐらいの強さで打つのか確認します。
そしてカップの後ろから見ます。
カップの後ろから見て、ボール側から見たラインが合っているのか答え合わせをします。
また横から見て答え合わせします。
最後にボールの後ろから見て強さとラインを強くイメージしてそこに打つだけです。
ラインの見方ですがボールの後ろから見て、手で転がして入れるイメージをします。
その時にカップ何個分曲がるのかを確認します。
例えば3個分曲がるとしたら、3個分ずらした所に目印をつけてそこに向かって打ちます。
カップではなくその目印に向かって打つ事が大事です。
スライスラインの打ち方
スライスラインも同じで目印に向かって打ちます。
スライスラインは右に押し出してしまう事が多くなり、その対策方法はたくさんあります。
対策法の1つとしてカップの右側から入れるイメージを持つ事です。
そうする事により右に押し出したとしても、入る可能性が少し高くなります。
上り・下りのラインの打ち方
上りのラインは当然強く打ちます。
強く打つことで左右の曲がりが少なくなりますので左右のラインは薄く読みます。
下りのラインはボールが弱くなるので左右の曲がりが大きくなります。
なので下りのラインはラインは大きめに読みます。
あとは自分がいつもどのように外すのかも覚えておきましょう。
それにより自分の弱点を克服できるようになります。
アンジュレーションを攻略するためのパット練習法
パターの練習方法はパターマットがおすすめです。
自宅でできるので合間にやるだけでかなり上達します。
パターはいかに自分の狙った場所に打てるかが大事になってくるので、パターマットは非常に効率のいい練習だと思います。
しかし平らな場所でのパットなので物足らなくなってきます。
なので自分で傾斜を作りましょう。
マットの下に傾斜になる物を敷いて傾斜を作ります。
これで傾斜の練習にもなります。
傾斜が作れるパターマットも売っていますので、そちらもおすすめです。
まとめ
アンジュレーションはゴルフを面白くする一つです。
フェアウェイにもアンジュレーションはあり、どう打っていこうかなど考えさせられますよね。
パターに関してはこのアンジュレーションを攻略できるかがスコアアップの鍵でもあります。
初めは傾斜を読むことは難しいと思いますが、慣れてきたら感覚で理解してくるのでアンジュレーションを楽しむ様になれたらまた一段とゴルフが楽しくなりますよ。