ゴルフレッスン

【アプローチ】激スピンショットの方法

低い打ち出しからトン、トン、トンと2バウンド目、3バウンド目のピタッっとスピンのかかったボールに憧れますよね。

フワッと上がって2バウンド目にピタッと止まるボールも、思わず声が出てしまうほど凄いテクニックです。

そのスピンの掛かったボールを打ちたくて色々な打ち方を試した事でしょう。その度にスピンが掛からずに転がっていく球を見てガッカリしますよね。

そんな人にスピンの掛かったボールを打てるアドバイスが出来ればと思います。この記事を読んでスピンショットが打てるようになりましょう。

なぜボールにスピンがかかるのか

クラブのロフト角と、ボールへの入射角とフェースのどこでインパクトしたのかでスピンがかかります。

そもそもアイアンとウェッジはボールを止める為にスピンが掛かる設計になっています。

インパクト時のロフト角によってフェースとボールの摩擦量が変わります。入射角によってもスピン量は変わります。

上から抑えるようにダウンブローで打つとボールにバックスピンがかかるようになり、アッパーブローで打つと下入るとバックスピンがかかりにくくなり、スピン量は少なくなります。

スピンをかけるために必要なこと

一般的にはダウンブロー、入射角、クラブ、ボールの4つあります。

特殊なアプローチではややアッパーでスピンをかけるやり方もありますが、この4つが必須になってくるでしょう。

スピンをかけたくてアッパー気味にすくって打ちますが、ほぼトップしてミスショットになってしまいますよね。

スピンをかけたい時はダウンブローで打って、適正な入射角が必要なのです。

使用する道具も非常に大事で、最新のものになればスピン性能が高いクラブなども発売されていますし、ボールにも性能がありスピンが掛かりやすいボールを選びましょう。

スピンがかかりやすいクラブは?

最近のウェッジはスピンが入りやすいように様々なテクノロジーが詰め込まれています。

スコアライン(溝)の形を変えたり、スコアラインの本数を増やしたりなど各メーカーが素晴らしい技術を詰め込んだウェッジが発売されています。

2010年に溝の形に規制が入り、角溝が禁止され丸溝のみになりました。

フェース面と溝の境目が角ばっていてスピンがかかりすぎるので禁止になりましたが、2010年以降のモデルを購入していれば問題ありません。

最近はフルスコアラインウェッジと言って、フェース面全てにスコアラインが入っているモデルもあります。

そしてノーメッキウェッジが販売されています。クラブはメッキ加工などで錆びにくくしていますが、ノーメッキウェッジは錆やすくなりその錆でスピン量を増やす事も出来ますので使用者も増えています。

スピンがかかりやすいボールは?

ボールの種類は大きく分けてディスタンス系、スピン系、その中間の3種類あります。

ディスタンス系は飛距離性能に優れたボールで、スピン系はスピン性能に優れたボールです。

その中間は第三のボールと呼ばれ、最近できたディスタンス系とスピン系のいいとこ取りのボールが開発されました。

やはりスピンをかけるならスピン系のボール一択です。ボールの内部は層になって作られています。

ディスタンス系は2層のものが多いです。ボールの表面のディンプル(ボコボコした面)で1層、その中で2層で内部が柔らかくなっていて、打った時の反発が大きいので飛ぶようになっています。

スピン系は4層になっているものが多く、ボール内部の中心が硬くなっていて反発が少なく、フェースに接地している時間が長くなるのでスピン性能が上がるようになっているのです。

フルショットでバックスピンのかけ方

バックスピンをかけるにはまず状況判断が大事です。フェアウェイのある事が必須です。

ラフからのショットでは、ボールとフェースの間に草が挟まった状態でインパクトするとフライヤーといって、スピンが少なくなってスピンが入らないどころか飛びすぎてしまう現象になってしまいますのでフェアウェイで打つ事が必須です。

そしてややボールを右に置いてダウンブローでインパクトする必要があります。右に置くことで入射角を鋭角にしてスピン量を多くします。

バンカーからスピンのかけ方

バンカーからのスピンのかけ方は砂を薄く長く取るように打つ事です。ボールとクラブの間に砂が入り過ぎてしまうとスピンは掛からないので、スピンをかけるならなるべく砂を取らないでボールとクラブが接地するようにします。

通常はボールの手前をダフるように打ちますが、ボールと砂の間にしっかり入れるように打ちます。

スピンがかからない原因1

しっかりダウンブローで打てないとスピンは入りません。下に出力する事で、インパクト時のロフト角によりボールに逆方向の力が加わりバックスピンになるのです。

なのですくい打ちはスピンが掛かる原理の反対の動きなので、ダウンブローでインパクトしないとバックスピンはかからないのです。

スピンがかからない原因2

使用する道具にも大きな影響があります。溝が減ったウェッジではスピンがかかりにくくなります。

ボールもディスタンス系のボールではスピン系のボールに比べてスピンは掛かりにくいです。

オススメはノーメッキのウェッジです。今までは市販はあまりしていなかったのですが、最近になって市販でも販売されているのでスピンを求めるのならオススメします。

ボールはやや高価になってしまいますが4層(4ピース)をオススメします。

スピンをかけるための練習法

まずはダウンブローに打てるようになる事です。クラブ軌道の最下点前でインパクトする事で下への出力になるのでまずはダウンブローにうてるようになりましょう。

ダウンブローに打てるようになったらボールをいつもの位置より1個分右に置いて打ちます。

右に置いた事で入射角が鋭角になったのでよりスピンが入りやすくなります。この時のアドレス時のての位置はいつもと同じ位置にしてください。

よりハンドファーストが強く構えているので、鋭角に入りやすくなります。

まとめ

 アイアンやウェッジのクラブはスピンが入る設計で作られています。

このクラブはピンを狙うものなので飛べばいいものではありません。

クラブを正しい使い方をすれば、スピンは入るものなのです。

しかし正しい使い方が出来ていないのでスピンが入らず、どんどんスピンの入らない動きをしていきます。

この記事を参考にスピンの入る原理や打ち方、クラブやボールを説明してきましたので、参考にして頂きスピンの効いたボールが打てるようになれば幸甚です。

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