お悩み解決

トップが止まらない!~その原因と解決策~|ゴルフ何でこうなっちゃうの?#4

プレー中に突然、またはたびたび起こる「何でこうなっちゃうの??」というアマチュアゴルファーの方が悩んでいる問題を解説していきます。

今回は、「トップが止まらない」です。

具体例や症状

調子が悪くなり、当たらなくなると、どうやってみてもトップしかしなくなる。
そんなゴルファーの声をよく聞きます。

トップは、曲がり幅は少ないので、OBやロストボールにはなりにくい。大きくスコアは崩さないのですが…

ゴルフのだいご味は、空高く打球を舞上げることでしょう。いくら、大ミスはしないからと言っても、ゴロゴロ転がってばかりでは、面白くありませんね。

トップにも、

1. ナイスショットに近いトップ
2. ハーフトップ
3. チョロと呼ばれるゴロ

に大別できます。
ここでは、主に3の“チョロやゴロと呼ばれる打球”について解説していきます。

こんな場面で出たら困る!

池越えのホールで

池を越そうと、本能的にボールを上げようとしてしまい、スイングがすくい上げ軌道になってしまう。
スイング軌道の最下点を過ぎてボールに当たることになるので、ボールの赤道より上でインパクトしてしまい、トップになってしまう。
逆に、その動きを警戒し過ぎて、ダフってしまうこともある。

トラブルからの脱出で

林からの脱出、ラフからも、ダフりを警戒し過ぎて、ボールの赤道より上でインパクトしてしまい、トップになってしまうケース。

意外な状況で逆光の場面で打った経験はあるでしょうか。
ボールの行方が見えなくなるのが、打つ前から予測できるので、どうしても早く顔が上がってしまい、伸び上がってトップしてしまう。

いずれも、結果が特に気になる状況でトップになる場合が多いですね。

なぜトップになっちゃうの?

原因や理由はいくつかありますが、代表的なのものを2つ挙げてみます。

顔が上がる

私はトップを直すレッスンの際に、

“水平目線”“斜め目線”

というキーワードを使います。

インパクトからフォロースルーでは、できるだけ前傾姿勢をキープすることが大切です。前傾姿勢をキープできていたら、インパクト後の目標の視界は、“斜め目線”になっているはずです。

スイング軌道の最下点が安定し、ミート率も高まります。

斜め目線では、飛んでいく打球は見えにくいものです。他人の打球は、私たちは、ふつうの姿勢で見ているはずです。これは、“水平目線”と言えますね。

打った直後、気になって仕方ない打球は、本能的によく見たいものではないでしょうか。
だから、前傾姿勢のままの斜め目線を崩してしまい、水平目線で打球を追ってしまう。結果、起き上がりが早くなりトップになってしまいます。

振り遅れ

ひじや手首が固くなりすぎると、ダウンスイングからコックを適正にほどけません。
手元は、アドレスの位置に戻ってきても、クラブヘッドはまだ戻ってきていない状態です。つまり、クラブヘッドはまだボールより高い位置にあるわけです。もちろん、ボールの赤道よりも上に当たってしまいます。

この状態では、ほぼ確実にフェースは開いていますので、右にも飛んでしまうトップになります。

練習法・解決策

顔が上がる防止策

打つ前の目標を確認する際に、前傾姿勢をキープしながら、斜め目線で目標を確認しましょう。
直前に見た映像が記憶に残っているので、インパクト直後のボールを追う目線も、水平目線になりにくくなるでしょう。

振り遅れを直す

傾斜地のつま先下がりで、芝を刈り取るような素振りをしてみましょう。

膝をしっかり踏ん張るようになるので、一時的に伸び上がりが抑えられるでしょう。

2‐2.実際に打つボールの左右にボールを並べてみてください。

3つとも同時に打ってしまうイメージを持ってみましょう。
実際には3つ同時には打ちませんが、右側のボールから打つイメージを持つことで、クラブヘッドを早く地面に着地させられるようになります。
プレーでは、アドレスで、ボール1個分離して構えてみてください。

つまり、ダフらせるイメージを作ることで、トップの症状を中和するのです。

理解のポイント

前回のダフりで説明したように、スイング軌道の最下点をつかむこと。
ミスの反対の動作を繰り返して、“中和状態”にして次の1打に臨む。
ここでは、“ダフり”のイメージを持つことで、トップの症状を中和できる。

おわりに

プレッシャーを感じたり緊張すると、誰でも”アガってしまう”ことでしょう。

身体の内部の内臓などが上がるわけではありません。しかし、私たちは、

・ 体が浮いてしまう

・地に足が付いていない

・頭に血が昇っている

と、感覚的に”何か”が上がっていくことを実感します。
ゴルフスイングでは、体とともにインパクトでのクラブヘッドも浮いてしまい、トップしてしまいます。

そんなときは、昔から、

“お腹と内ももに力を込めろ”

と言われてきました。すると、

・地に足が付く

 ・腹が据わる

ようになり、”アガり”を抑えられるでしょう。
同時に、自分の重心が下がっていくイメージをしながら、息をゆっくり吐いていきましょう。緊張すると、声を出せ、というのは、息を吐くからに他なりません。
逆に、息を吸うと、体が浮いていく感じがして、ますます緊張してしまいます。

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