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サンドウェッジの角度はどれくらいがおすすめ?【論理的に解説】

100切りを目指すゴルファーにとって、バンカーからのショットは苦手なショットの一つです。一番の要因は、練習する回数が少ないショットだからです。

それでも、一回のショットでバンカーから脱出したいと思うのは、共通した希望です。サンドウェッジは、バウンスがあることで、クラブが砂の中に突き刺さらずに前に進んでくれます。

その結果、周辺の砂といっしょに、ボールをバンカーの外へ出すことができます。一回のショットでバンカーから脱出する、そんなサンドウェッジの選び方について解説していきます。

サンドウェッジの角度はどれくらいがおすすめ?【論理的に解説】

Golf ball and driver

サンドウェッジは、以前はSまたはSWの刻印でしたが、現在のゴルフショップでは、ロフト角の数字がソールに刻印されているのが主流です。

ロフト角は、だいたい45度~64度までが売られています。数字の大きいクラブほどロフトが寝ているため、距離は出にくく、スピンがかかりやすくなります。

ただし、ボールの下をくぐって、だるま落としになりやすいデメリットもあります。ロフト角は何度が良いのか具体的に解説していきます。

サンドウェッジの角度は56度〜60度が目安

サンドウェッジは、14本のクラブの中で、一番ロフト角が大きいクラブです。

バンカーはもちろんですが、グリーン回りの深いラフの時には、芝に負けない、抜けの良いクラブとして使用したり、急勾配のグリーンで、高いボールで止めるショットを打ちたい時にも使います。

ロフト角の選び方は、ピッチングウェッジやアプローチウェッジのロフト角の流れで選ぶのが一般的です。

それぞれのロフト角が8度以上にならないようにしていきます。アプローチウェッジが50度~54度が一般的なので、サンドウェッジは56度~60度のロフト角が一つの目安です。

初心者は56度がおすすめ

100切りを目指すゴルファーが、ピンから遠いバンカーショットをすると、大半はショートしてしまいます。

一つはアウトサイドから入ってきて、ヘッドが鋭角になる傾向があり、バウンスも使いづらくフェースにボールを乗せにくくなるからです。

もう一つはロフト角が大きいほど、芯に当たる確率が減ることもあります。ロフト角が58度の方がバンカーから脱出しやすいと考えがちですが、うまく出せないのは距離を稼げないことも大きな原因になります。

芯に当たる確率が低い分、ダルマ落としの状況になっている可能性があり飛距離がでていないのです。初心者には、芯に当てる確率を上げるためには、56度の方がやさしくクラブと言えそうです。

中級者、上級者は58度がおすすめ

ゴルファーの中には、プロが58度を使っているから、自分も58度を使っているという人もいると思います。

より高くボールを上げたい、よりスピンをかけてボールを止めたいと思うゴルファーには、ピッタリのクラブかもしれません。

ただ芯に当てる確率が低くなるため、どうしてもボールの下をくぐって、ダルマ落としの状況になってしまいます。

こんな状況を回避するには、少しハンドファーストにしてボールにコンタクトする必要があります。

ハンドファーストにしてクラブのロフトを立てる技術が必須です。これが出来る中級者、上級者であれば、高く上げて、スピンをきかしたボールが手に入ります。

60度は難しいので使わなくてOK

ロフト角が60度のクラブを使っているプロゴルファーは、多くいると言われています。

松山英樹選手もその一人です。深いラフからのショットは、スピンがかかりづらいので、ボールをふわりと高く上げて、ランを最小限にとどめるショットを打つのにロフト角60度のクラブを使用します。

いわゆるロブショットと言われるもので、60度だと簡単にピンポイントで止めるボールが打てます。

このクラブは非常に難易度が高く、ロフト角が大きいので、簡単にボールの下をヘッドがくぐってしまうミスも出やすくなります。微妙な感覚が必要なクラブなので、プロでない限り今のところ必要はありません。

サンドウェッジを選ぶポイントとは

Golf Club and Ball

サンドウェッジを選ぶポイントとは、バンカーからボールを簡単に出せること、フェアウェイからのショットもやさしいことになります。

ロフト角については、初心者は56度がオススメで、中級者や上級者は58度がオススメのお話をしてきました。

それだけでなく、バウンス角やソールの幅やシャフトの重量もやさしいショットが打てる要素になります。次に説明していきます。

バウンス角を調べる

バウンス角は、リーディングエッジから下にふくらんだソール部分の角度を表したものです。

バウンスは小さければ、地面に突き刺ささりやすいですが、硬いバンカーや、芝のないベアグラウンドからでは、ボールが拾いやすくなります。

またバウンスは大きければ、ソールが先に地面に当たってしまうため、トップのミスが出やすくなります。

しかし、地面に刺さりにくくなり、ソールが滑ってくれるので、ザックリが少なくなります。

100切りを目指すゴルファーにとっては、バウンス角の大きめの方がバンカーからの脱出が簡単です。バウンス角の目安としては12度~13度がオススメです。

ソール幅を調べる

ソールの形をよく見ると、ソールの幅が狭いクラブはスマートに見えますが、ソールの幅が広いクラブは何か、ぶ格好に見えたりするものです。

ソールの幅が狭いクラブは、地面に突き刺さりやすいクラブですが、クラブを開いて打つと、高さや距離を合わせやすいメリットがあります。

一方ソールの幅が広いものは、滑りやすくダフリにくくなる特徴がありますが、硬いバンカーやベアグランドからのショットでは、トップする可能性があります。

100切りを目指すゴルファーにとっては、ソールの幅が広いクラブの方がミスがでにくいのでオススメです。

シャフトの重量を調べる

アイアンでは、カーボンを使った軽いシャフトがありますが、サンドウェッジにはショットの性質上、軽すぎて向いていません。

サンドウェッジのシャフトは、重いシャフトの方が操作は簡単です。シャフトが重いと、テイクバックした時に下ろすだけで自然に下りてくるので、無駄な動きがなくなります。

ウェッジ用の重いシャフトは、インパクト時の安定性や再現性にすぐれたデザイン設計になっています。

100切りを目指すゴルファーにとっては、サンドウェッジのシャフトは、重いものを選ぶ方が簡単に操作できます。

重いシャフトのサンドウェッジを使って簡単にバンカーから脱出しましょう。

まとめ

今回はサンドウェッジのロフト角や、バウンス角、ソールの幅やシャフトの重さについて説明してきました。

何が良いかの判断基準になったことと思います。サンドウェッジを選ぶポイントとは、バンカーからボールを簡単に出せること、フェアウェイからのショットもやさしいことです。

100切りを目指すゴルファーには、ロフト角は56度、バウンス角は12~13度、ソールの幅は広いクラブ、シャフトは重いもの。

以上がオススメの目安です。後は、ご自身のフィーリングがピッタリくるクラブと打ち方を見つけて下さい。

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