「90切りに必要なパット数の目安はどれくらいだろう」
「90切りに求められるパターのレベルを知りたい」
と考えている方もいるのではないでしょうか。90切りを達成するためにパターは非常に重要な役割を担っています。
では具体的にどのくらいのパット数に収めればいいのでしょうか?本記事では90切りするのに必要なパット数の考え方と、パット数を抑える方法について解説していきます。
ぜひ参考にしてスコアアップに役立ててください。
90切りするためのパット数はどれくらい?【目標は33パット】
結論から言うと、目標としては33パットを目指してください。このパット数は、80台で回る方の平均値になります。
つまり90を切るためには、このくらいのパット数で回る必要があるので、33パットを目標にしましょう。
まずは90を切るのに必要なパット数の考え方について、以下の3つを解説していきます。
・基本は1ホール2パットで上がる
・3パットは打たないようにする
・寄せワンでパット数を稼ぐ
上記の考え方をもとにして、90を切るためのパターを身につけてください。
・基本は1ホール2パットで上がる
1つ目の考え方は「基本は1ホール2パットで上がる」ことです。全18ホールを2パットで上がったとしたら、合計で36パットになります。
このうちどこかの3ホールを1パットで上がれたら、目標を達成できます。逆に2パットより多く打ってしまったら、1パットで回るホールが増えてしまい、目標の達成が困難になります。
なので、1ホール2パットで上がることを基本にしてください。
また90切りのためにはボギーペースで回る必要がありますが、2パットで上がることができればボギーも取りやすくなります。
つまりボギーオンさせればOKなので、無理にパーオンさせるといったリスクも取らなくて済みます。
・3パットは打たないようにする
2つ目の考え方は「3パットは打たないようにする」ことです。3パットを打ってしまうと、ダブルボギーや、もしくはトリプルボギーになる可能性も高くなります。
特にトリプルボギーは避けたいことです。90切りを目指すうえでスコアの足を引っ張ってしまうからです。
2パットに収めることができれば、たとえショットの調子が悪かったとしても、ダブルボギーで上がれます。ダボであればスコアを取り返す負担は少なくて済みます。
また3パットになりやすいのは、ロングパットを打つ場合です。ロングパットの1打目で寄せて、2打目でカップインできるように、ラウンド前の練習グリーンで距離感を掴んでおきましょう。
・寄せワンでパット数を稼ぐ
3つ目の考え方は「寄せワンでパット数を稼ぐ」ことです。寄せワンとは、グリーン近くからアプローチでカップに寄せて、1パットで上がることです。
目標の33パットを達成するには、18ホールのうち3ホールを寄せワンで上がる必要があります。
寄せワンを打つには、確実にグリーンにのせられる場合を除いて、ピンを狙いやすい場所にボールを打つことです。
狙うべきところは花道や平坦な場所になります。バンカー越えや池越えは失敗するリスクが高いので、狙うのは避けましょう。
またグリーン奥から寄せワンを狙うのも難しいので、グリーンの手前側に打つようにしてください。
なるべくパット数を最小限に抑える方法とは
これまでは、90切りに必要なパット数の考え方について解説してきました。次項からは、なるべくパット数を抑える方法について解説します。以下の3つになります。
・ロングパットの距離感を合わせる
・1メートルのパットは8割の確率で入れる
・グリーンのラインを読めるようにする
上記の技術を身につけて、目標とする33パットを目指してください。
・ロングパットの距離感を合わせる
パット数を抑える方法の1つ目は「ロングパットの距離感を合わせる」ことです。ロングパットは3打以上打ちやすいので注意が必要です。ロングパットを2パットで収めるには、距離感を合わせることが大切です。少なくとも10メートルや15メートルの距離感は、ラウンド前の練習グリーンで合わせておきましょう。また当日にまわるゴルフコースに、サブグリーンのない広いホールもあるなら、20メートルの距離感も練習しておくのがオススメです。
距離感を合わせる練習をするときは、ボールの転がるイメージをしてみてください。転がりをイメージすることで、ちょうどいいストロークが感覚的にわかるからです。
・1メートルのパットは8割の確率で入れる
パット数を抑える方法の2つ目は「1メートルのパットは8割の確率で入れる」ことです。1メートルのショートパットの精度は、パット数を抑えるためにも大事なことです。1打目のパットをショートさせ、残った距離のパットも外して3パットになる、というのもありがちだからです。
ショートパットの精度を上げるには、狙った方向にまっすぐ打てるようにすることです。出玉がまっすぐであれば、大半はカップインしてくれます。
それに加えてショートパットを打つときは、カップを30センチオーバーする距離感が望ましいです。グリーンの凹凸に影響されて、ラインから外れてしまうのを防げるためです。
・グリーンのラインを読めるようにする
パット数を抑える方法の3つ目は「グリーンのラインを読めるようにする」ことです。特にロングパットのライン読みが大切です。ロングパットの1打目でできるだけ寄せたいのに、ラインを逆に読んでしまうのは致命的です。3パット以上になる可能性が高くなります。
ラインを読むときは、ボールの後ろから見るだけだと間違えやすいので、なるべく全体を見るようにしてください。グリーンに向かうときに、遠目からグリーンの傾斜を確認するのがいいでしょう。プレー時間に余裕があれば、グリーン周りを1周して確認してもいいと思います。いろいろな方向からグリーンを見ることで、ライン読みを間違えにくくなります。
ショートゲームの精度を上げれば、90切りは可能です
パターやアプローチといったショートゲームの精度を上げることで、90切りは可能になります。プレー中のスコアの比率を考えると、ショートゲームの方が打数は多いです。そこを少なくしていくことで、効率的なスコアアップにつながります。特にパターは総スコアのうち約4割を占めているので、90切りのためにパターの精度を上げるのはオススメです。
基本は1ホールを2パットで収めるようにしましょう。そのために、ロングパットの距離感とショートパットの精度、そして間違いのないライン読みがとても大切です。またショートパットが安定して入るようになれば、寄せワンの成功確率も高くなります。
ショートゲームの精度を上げて、スコアアップにつなげましょう。
まとめ
今回は90切りするために必要なパット数の考え方と、なるべくパット数を最小限に抑える方法について解説しました。まとめると、
◎90切りするために必要なパット数の考え方
・基本は1ホール2パットで上がる
・3パットは打たないようにする
・寄せワンでパット数を稼ぐ
◎なるべくパット数を最小限に抑える方法
・ロングパットの距離感を合わせる
・1メートルのパットは8割の確率で入れる
・グリーンのラインを読めるようにする
になります。ぜひ参考にしてみてください。