ゴルフ雑学

アプローチウェッジとは?使い方や基本的な打ち方を解説します

グリーンに乗せたりピンに寄せたりといった、グリーン周りのアプローチショットでは主にウェッジが使われます。

ピッチングウェッジ、アプローチウェッジ、サンドウェッジの3本をクラブセッティングに含めている方も多いはずです。

しかし3種類のウェッジの使い分けは難しいため、「イマイチ使いこなせていないな…」と感じているゴルファーの方もいるのではないでしょうか。

そのなかでもアプローチウェッジは、あまり使われない傾向があると言われています。

本記事では、そんなアプローチウェッジの基本知識と、打ち方のポイントについて解説します。

アプローチウェッジを上手く使えれば、スコアアップにも直結します。これまであまり使う機会がなかった方は、参考にしてみてください。

アプローチウェッジとは?使い方や基本的な打ち方を解説します

アプローチウェッジとは何なのか、他のウェッジとはどういった点で異なるのかといった知識があいまいな方もいるかもしれません。

まずはアプローチウェッジの基本知識について、以下の3つのポイントから解説していきます。

・アプローチウェッジとは

・アプローチウェッジを使うメリットとは

・アプローチウェッジのロフトは50度〜54度が目安

・アプローチウェッジとは

アプローチウェッジは、ピッチングウェッジとサンドウェッジの間に位置しているクラブです。

ソールに「A」や「AW」の文字、「50」「52」といった数字が刻印されていたりします。名前の通りグリーン周りからのアプローチに使用されるクラブになります。

アプローチウェッジは比較的新しいクラブで、もともとウェッジといえば、ピッチングウェッジかサンドウェッジの2つを指していました。

時代とともにアイアンのロフト角が大きくなって、ピッチングウェッジとサンドウェッジのロフト差も開いてきました。その差を埋めるためにアプローチウェッジが登場したと言われています。

・アプローチウェッジを使うメリットとは

上述のようにアプローチウェッジは、ピッチングとサンドウェッジの間に位置するクラブです。

つまり、ピッチングとサンドウェッジの飛距離の差を埋められるというメリットがあります。

たとえば「ピッチングで打つと飛びすぎてグリーンを超えてしまう、でもサンドウェッジで打ったら届かない」といった状況では、アプローチウェッジが有効になるでしょう。

またグリーン周りのショットでボールを上げたいときにも役立ちます。サンドウェッジでもボールは上がりますが、バウンス角が大きい分、トップやダフリのようなミスも起こりやすくなってしまいます。

アプローチウェッジの方が、高いボールを安全に打つことができるでしょう。

・アプローチウェッジのロフトは50度〜54度が目安

アプローチウェッジはパターを除いたクラブのなかだと、サンドウェッジの次にロフト角の大きいクラブです。

アプローチウェッジのロフトの目安としては50度~54度になります。このくらいのロフトでアプローチを打った場合、適度にボールが上がりやすく、落ちた後も適度にランが出て転がってくれます。

アプローチウェッジを入れるなら、ロフトがこの範囲にあるクラブを選びましょう。

またクラブを選ぶときのポイントとして、ロフト角の間隔を均等にしておきましょう。

番手間の飛距離の差も均等になって、距離の打ち分けがやりやすくなるからです。

たとえばピッチングが46度でサンドウェッジが58度なら、50度と54度のアプローチウェッジを入れるようにしてください。

アプローチウェッジの基本的な打ち方とは

Golfer

それではアプローチウェッジは、どういった点に注意して打てばいいのでしょうか?次項からはアプローチウェッジの基本的な打ち方を、以下の3つに分けて解説していきます。

・ボールの位置は真ん中から右足より

・スタンス幅は肩幅より狭くする

・ダウンブローでスイングする

アドレス時、スイング時におけるポイントがありますので、それぞれに注意して打つようにしてください。

・ボールの位置は真ん中から右足より

1つ目のポイントは「ボールの位置は真ん中から右足より」にすることです。こうすることでダフリなどのミスを防ぐことができます。

手前の地面に当たってダフるより先に、ボールにヒットしやすくなるからです。

また右寄りにボールが配置されると、構えたときのハンドファーストの度合いも強くなって、ロフトも立ってきます。このように構えることで、低いボールを打って転がしたい場合に、クリーンに芯で当てやすくなるでしょう。

アプローチを打つときはボールを真ん中から右足よりに置いて、ミスショットが出る確率を下げるようにしてください。

・スタンス幅は肩幅より狭くする

2つ目のポイントは「スタンス幅は肩幅より狭くする」ことです。アプローチを打つときは、スタンスをあまり広げないようにしましょう。

スタンスが広い状態で振ると、大きなスイングになりやすいためです。短い距離を打ちたい場合、当たる瞬間に緩めてしまってショットが不安定になってしまいます。

さらにスタンスが広いとスイング軸が多少ずれても、バランスを崩さずスイングできてしまいます。

スイングの軸がずれたまま振ってしまうので、ミスショットの確率も高くなるでしょう。

逆にスタンスが狭ければ、軸のずれないスイングが自然とできるようになります。

・ダウンブローでスイングする

3つ目のポイントは「ダウンブローでスイングする」ことです。ダウンブローで振ることで、ダフリやトップなどのミスを防ぐことができます。

ダフリやトップの原因は下からすくい上げる軌道でスイングすることなので、ダウンブローで上から打ち込むような振り方をすればミスショットが出ません。

アプローチでダフってしまうとボールが飛ばないし、トップするとグリーンを超えてしまうこともあります。

どちらにしても、グリーン周りで何打も費やしてしまってスコアを大きく下げる原因になります。アプローチのミスを減らすためにも、ダウンブローでスイングするようにしましょう。

アプローチウェッジを練習すれば、スコアは向上します

Golf Club and Ball

アプローチウェッジのような、ピッチングウェッジとサンドウェッジの中間の機能を持ったクラブがあると、ゴルフも簡単になります。

「ピッチングウェッジだとボールが飛びすぎる」「サンドウェッジだとグリーンに届かない」「サンドウェッジよりボールを転がしたい」といった状況では、積極的に使っていきましょう。

またピッチングウェッジのロフト角は、昔より小さくなってきているにも関わらず、サンドウェッジのロフト角はほとんど変わっていません。

つまりピッチングとサンドウェッジの間を埋めるクラブとして、アプローチウェッジの重要度はますます高まるはずです。

アプローチウェッジは非常に便利なクラブなので、使いこなせれば必ずスコアアップにつながるでしょう。

まとめ

今回はアプローチウェッジの基本知識と、打ち方のポイントついて解説しました。まとめると、

◎アプローチウェッジの基本知識

・アプローチウェッジとは

・アプローチウェッジを使うメリットとは

・アプローチウェッジのロフトは50度〜54度が目安

◎アプローチウェッジの基本的な打ち方

・ボールの位置は真ん中から右足より

・スタンス幅は肩幅より狭くする

・ダウンブローでスイングする

になります。アプローチウェッジを使えるようになれば、スコアアップにもきっと役立つはずです。

これまであまり使ってこなかった方も、練習してみてはいかがでしょうか。

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