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硬いバンカーが難しい!上手く脱出するための具体的な方法を解説します

硬いバンカーでショットをすると、ソールが跳ねてトップする危険性があります。

フェースを寝かせてのインパクトは厳禁、フェースを立てたクリーンなショットが最良と言えます。

でもすべてのバンカーが、同じ打ち方でクリアできることはないので、状況に応じた打ち方を知っておくと便利です。

砂の上で練習する機会が少ないと思いますが、バンカーの苦手な人に向けて、簡単に硬いバンカーから脱出できる打ち方をご紹介していきます。

硬いバンカーが難しい!上手く脱出するための具体的な方法を解説します

bunker shot

砂のない硬いバンカーはフェースを合わせるのが難しく、またインパクトでトップするリスクも高いことから、まずは確実な脱出を目指して、最終的にターゲットに近づける努力をするべきです。

もっとも努力をするといっても砂の上でボールが打てる練習環境がないので、硬いグリーンについての知識と打ち方について学習することで次回のラウンドに活かして欲しいと思います。

硬いバンカーを見分ける知識

一般的に硬いバンカーとは、砂の入っていない、もしくは砂が薄くしか入っていないバンカーのことです。

フェアウェイバンカーの場合は、強い風から守るべき土手が低いこともあり、風によって吹き飛ばされるので砂が少なくなっています。

グリーン周りのガードバンカーの場合は、雨水と一緒にバンカーの外に流れてしまったり、風が舞い上がって砂が少なくなったりしていることが原因と考えられます。

また自走のバンカーレーキが、砂を外側に寄せてしまい、真ん中だけ砂が少なくなって「硬いバンカー」になっていることもあります。

バンカーに足を踏み入れたときは砂があっても、真ん中には砂が少なくてホームランを打つこともありえるので注意が必要です。

クリーンなショットでダイレクトに打つ

砂のない硬いバンカーは、ボールだけを打つクリーンなショットが効果的です。クリーンなショットをするには、日ごろの練習が必要なので、まずは練習の仕方を覚えましょう。

用意するものは7番アイアンで、肩幅のスタンスで身体の中心にボールがあると想定して素振りをします。

練習マットや人工芝、またパンチカーペットを敷いて、その上を7番アイアンのソールでこするようにスイングします。

こする位置が一定になるのには1ヶ月くらいかかると思いますが、ひたすら素振りをしてスイングを安定させると、あとは本番当日のバンカーに入る前に、連続した素振りをしてスイングの最下点を確認するとクリーンなショットが打てるはずです。

ミスなく硬いバンカーから脱出する方法

グリーン手前やグリーンの奥に、アゴのないほぼ平らなバンカーにボールが入った場合には、ロフト角のあるサンドウェッジで無理に高くボールを上げる必要はありません。

ボールからバンカーの端まで砂面が荒れてなくて、バンカーからグリーンまで芝が短く刈り込まれた状態ならパターを使ってみましょう。

一般的なパターのロフト角は2~4度なので、わずかですがボールを打ち出したときは、浮いてから着地することになります。

着地すると順回転で転がるので、強く当てるだけでグリーンに乗せることができます。

ただしピンに寄せるのではなく、あくまでもリスクなしのグリーンオンが目的だと言うことを忘れないようにしてください。

硬いバンカーを攻略するための打ち方

Asia Golfer man hitting out of a sand trap. The golf course is on the sand. Hobby in holiday and vacations on club golf. Lifestyle and Sport Concept

バンカーのなかの砂が少なくて、いわゆる硬いバンカーと感じていても、脱出するため打ち方が分かれば、そんなに難しいことはないはずです。

でもスコアを競うゴルフでは、少しでも少ない打数を目指すのは当たり前のことです。もちろんリスクは伴いますが、上手いゴルフでピンそばを狙えるような打ち方をご紹介していきいます。

硬いバンカーはボールを右に置いてフェースを立てて打つ

まずはセオリーともいえる脱出のための打ち方を応用します。アゴの高さにもよりますが、ウェッジはフェースの立っているピッチングを使います。

砂の厚さを気にせずに、ボールの側面をダイレクトに打つことに集中します。ボールだけを打つわけですから、普段のスイング幅で距離は推測できるはずです。

あとは、日ごろの練習で時計の文字盤の時刻をトップの位置にして、スイング幅と距離が一致できるようになればピンに寄せることができるはずです。

硬いバンカーで薄い砂を削り取るようなスイング

砂を削り取るバンカーショットで多い、オープンスタンスでフェースを開いて構える打ち方は、トップする危険があるので封印します。

クリーン上のピンとボールを結ぶ線に対して、スクエアにスタンスを取ります。両方のつま先を軽く開いて、スタンスの幅は少し狭く、スクエアの基準をかかとに置くと、飛球線と平衡に構えることができます。

スタンスが狭くなった分だけ、ボールは身体に近くなるので、振り子をイメージしながら縦振りでボールだけを打ち出すようにすると、少しだけボールの下の砂も削り取ることなります。

打ち出したボールにはバックスピンがかかっているので、ピンをデットに狙ってピンそばを狙いましょう。

アゴが高くて硬いバンカーはフォロースルーを止める

砂でふかふかのバンカーにボールが入って目玉になった状態を想定して、ヘッドを打ち込むとフェースに弾かれたボールは飛び出します。

これとまったく同じ打ち方を、アゴが高くて硬いバンカーのなかで行うわけです。ヘッドを振り下ろすと地面に跳ね返されて、トップしないかと心配するかもしれません。

確かに力一杯打ち込むと、ヘッドは弾かれるかもしれませんが、フォロースルーを取らずに打ち込んだところでスイングは終了します。

右腕が伸びた状態で動きを止めると、ボールを打つと同時にヘッドは止まっています。

練習場の人工芝を使って多少の練習は必要になりますが、練習を繰り返すと距離と方向が安定するので実践では多くの場面で使える打ち方になるはずです。

硬いバンカーのために用意したいサンドウェッジ【道具を揃えよう】

Active people

砂が少なくて硬いと感じるバンカーは、ゴムチップラバーの上にボールを置いて打っているようなものです。

ボールと地面に隙間がない状態では、何よりも大事なことは正確な入射角です。ボールに対してヘッドが入ってくる角度が正確なほど、ボールだけを打つことができます。

正しいインパクトの形ができるようになれば、もしかすると砂の少ないバンカーのほうが安心できる人もでてくるかもしれません。

ただ現実を良く見ると、サンドウェッジのソールには大きな膨らみがあって、そのバンスによってヘッドを打ち込んでも砂のなかに潜らずに済んでいるわけです。

潜るはずの砂がないバンカーでは、ソールの膨らみが原因で跳ね返される恐れがあります。必要なのは技術よりも、バンス角の小さなサンドウェッジと言うことになります。

まとめ

砂の少ない硬いバンカーでミスショットをしたときは、ミスをしたことよりも砂の状態に気がつかなかったことを悔やむことのほうが多いかもしれません。

バンカーに足を踏み入れた瞬間は砂の厚さを感じても、バンカーの中心は砂が薄いことが多いので、怪しいと思ったときは迷わずバンス角の小さなウェッジに変えましょう。

右腕を伸ばして打ち込むダウンスイングをすれば、たとえミスショットになっても後悔するようなことはないはずです。

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