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ガードバンカーとは?上手く脱出するための方法も解説します

グリーンを囲むようにガードするバンカー、そこで付けた名称がガードバンカーとなったようです。

大きなグリーン面なので、真ん中を狙えば心配ないと思っても不思議と入ってしまうものです。

グリーンを目前にしたバンカーからの確実な脱出法を身に付ければ、とりあえず不安を抱えずにグリーンを攻めることはできるはずです。

そこで今回は、グリーンを防御しているガードバンカーについてと、上手く奪取ができる方法について考えていきます。

ガードバンカーとは?上手く脱出するための方法も解説します

Golfers hit the ball in the sand. Speed and Strength

コース内にはいろいろな箇所にバンカーが配置されています。

ショットの着弾点に合わせてバンカーを配置することで、コースの難易度が上がり挑戦的なゴルフを楽しむことができます。

レイアウトを設計した人にとっては面白さが増すかもしれませんが、プレイヤーの多くはバンカーに入って喜ぶ人はいないかもしれません。

特に苦労することが多いガードバンカーについてみていきましょう。

グリーンをガードするのがガードバンカーの役割

グリーンを守るように周辺に設置されているバンカーは、本来グリーンサイドバンカーと呼ばれていますが、日本では通称としてガードバンカーという呼称を使っています。

歴史のあるコースは比較的バンカーが少なく、でも要所に配置されていて攻めのゴルフをすると入る確率が高くなります。

一方で新しいコースはグリーン周りをバンカーで固めて、まさにグリーンをガードしているような配置のところが多いようです。

サイズの大きなワングリーンが主流となり、乗せるだけならバンカーを方向を避けるだけでクリアできるようになったことから、少しのミスでも入るような配置にしたと思われます。

アゴの高いバンカーとアゴの低いバンカー

日本国内でコースを造成するとコースレートを取得するわけですが、そのとき2打目のポイントをIP(点)と定めて難易度を計測しています。

このグリーンを狙うIP点とほぼ同じ位置から、グリーン面が見えることがフェアな設計となります。

一般的にはグリーン面が見えるということは、グリーン奥から傾斜しているので、グリーン横のバンカーはアゴが高く、奥のバンカーは浅く作られていることが多いようです。

もちろんグリーン奥は高くて傾斜があるので、転がりの良い速くグリーンとなっているはずです。

アゴの高くて深いバンカーと速いグリーンの待つ浅いバンカー、どちらが自分にとって良いかを考えて番手を決めることが重要です。

ガードバンカーはプレイヤーのボールもガードしてくれる

本来のバンカーの役割は難易度をあげるためですが、なかにはロケーションの良さを演出するためや、プレイヤーがおちいるであろうトラブルを防ぐために配置されている場合があり、すべたがプレイヤーにとってマイナスになるとは限りません。

比較的グリーンは狭いところに作られているため、すぐそばにOBや池が配置されていて、なかにはグリーンをとらえたのにオーバーするとOBの危険というコースもあります。

このようなレイアウトのコースでは、トラブル防止用のガードバンカーを設置していることがあり、プレイヤーのボールをガードする役割を持ったバンカーもあります。

ガードバンカーを脱出するための打ち方

Active people

ガードバンカーにもいくつかの種類があるので、そのバンカーの形状や特性に合わせ打ち方をすることで、確実に脱出ができる打ち方を選択すべきです。

確実な脱出を狙うときは、ピンを意識せずにグリーン全体のどこに落としてもOKだと思って、しっかり振り切ることが大切です。

アゴの高い低いバンカー、グリーンから離れたバンカーの打ち方を確認しましょう。

アゴが高く深いガードバンカーからの脱出法

アゴが高くなると、ついついボールの行方が気になり、インパクトの前に顔が上がるヘッドアップの傾向がでてきます。

顔が上がると一緒に左肩も上がるので、トップしてバンカーショットは失敗する可能性が高くなるので注意が必要です。

いつもよりも広めのスタンス幅にして、やや左足体重のオープンスタンスで腰を落とした姿勢が基本になります。

グリップを短めに握り、必要に応じてフェースを開きます。このときアゴの先端を越えるだけで十分なので、極端にフェースを開く必要はありません。

あとは大きなスイングをイメージし、しっかりフォロースルーを取ると脱出することができます。

アゴがなく浅いガードバンカーからの脱出法

アゴの低いバンカーの場合には、バンカーの砂の状況にもよりますが、ピッチエンドランをイメージしたパター打ちのバンカーショットが効果的です。

無理にボールを浮かせる必要はないので、振り子をイメージしたパター打ちでボールを弾いて、あとは低いボールがグリーンまで届けば転がっていくので心配はありません。

使用するのはピッチングウェッジのような多少フェースの立っているウェッジか、ソールが滑りやすいバンス角の大きなサンドウェッジを選ぶかで、スイングの幅が決まってきます。

スイング幅が小さいほどリスクは減りますが、ソールが滑るほどダフリのリスクが減るので、あとは普段の練習の成果で決めておくと良いと思います。

グリーンから少し離れたガードバンカーからの脱出法

エクスプロージョンショットの距離はおよそ20ヤード程度です。砂にめり込んで目玉になっているようならグリーンは諦めて、リカバリーショットが打ちやすいライのよさそうな方向を狙いましょう。

幸い砂の上にコロンと乗っているようなら、クリーンショットを狙います。同等距離のショートアプローチをイメージして、グリップを短く握り、クリーンのボールを打つようにします。

このときフェースを開かず、ボールをやや右側に置くことで、インパクトではフェースが立っているイメージで打ち出します。しっかりフォロースルーをとって、大きなスイングを心がけると、多少フェースに砂が噛んでもボールを運んでくれるはずです。

グリーン周りのガードバンカーは脱出したあとのことを考えると失敗する【脱出を優先する】

Bunker Blast by Senior Caucasian Golfer

グリーンを目前にしてバンカーに入ると、ピンに近づけたいと思っても不思議ではありません。

バンカーはもちろんこと、芝が短く刈り込まれているエプロンからでも、ピンに近づけようとするのは難しいものです。この難易度の高さを忘れさせてしまうのが、目の前にあるグリーンなのかもしれません。

まずは現状の危機的な状況を理解して、砂のなかから一発で脱出することを最優先にするべきです。

上手くいけばグリーンオンが狙え、運がよければピンに絡むアプローチになるかもしれません。でも確実にバンカーのなかから脱出することができないと、次に進むこともできないわけです。

もしも先のことを考えるのであればプレーファーストを考えて、バンカーショットが終わったあとに均すレーキを持ち込むか、出口付近に置いておくかを考えたほうが良いかもしれません。

まとめ

多くのゴルファーにとって苦手意識の高いバンカーですが、最良の対策は「入れないこと」です。

でもグリーンを狙うと入るように作ったのがガードバンカーですから、設計者の意図する通りにゴルフをしているとも考えられます。

今回はグリーン周りのガードバンカーのレイアウトの考え方や、状況に応じた打ち方についてご紹介しましたが、「バンカーに入ったらまず脱出」を優先に考えると、難易度は低くなり苦手意識も少なくなるかもしれません。

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