ゴルフ雑学

100切りに有効的なスプーンの使い方を解説します【実践的】

多くのアマチュアは「ティーショットはドライバー」と思い込んでしまっています。

練習場でもドライバーの練習をしている方がほとんどで、フェアウェイウッドは難しいと思い込んで練習を避けている方も多いのではないでしょうか。

ティーショットをスプーンで打つだけでスコアがグーンと良くなるかもしれません。苦手意識を振り払いドライバーをスプーンに持ち替えるだけで100切りに近づくことでしょう。

100切りに有効的なスプーンの使い方を解説します【実践的】

In the Rough 04

スプーンとは3番ウッドの名称でロフト角が13~15度、長さが43~44インチが一般的な規格です。スプーンはドライバーに比べるとクラブヘッドが小さく、シャフトも短くなります。

シャフトが短いのでミート率が上がりミスも減ります。初心者ゴルファーの中にはドライバーよりスプーンの方が結果的に飛距離が出る場合もあるくらいです。

ドライバーの代わりにスプーンを使う

時代の流れと共にドライバーのヘッドが大きくなり、最近ではヘッド体積460㏄のドライバーが主流になっています。

ヘッドが大きくなったことにより重心距離が長くなり小さいヘッドよりスイング中のクラブヘッドが返りにくい傾向があります。

そのためスライスで悩んでいるゴルファーはドライバーの代わりにヘッドの小さいスプーンを使うだけでスライスの悩みから解放されることもあります。

また、スプーンはドライバーよりロフト角度が大きいので球が上がりやすくなり、ドライバーでボールが上がらずに悩んでいるゴルファーにも最適なのです。

Par5の2打目でスプーンを使う

広くて平坦なパー5であれば2打目でスプーンを使ってみてもいいでしょう。

飛距離にこだわりすぎて大振りさえしなければアイアンの距離くらいは簡単に稼げますし、ボールが低く飛ぶので風の強い日や打ち下ろしのホールなどでは思いのほか距離が出ている場合もあります。

特に有効なライの条件がスプーンを打つ場所は少し左足上がりのライでボールの落下地点が打ち下ろしている場合です。

ボールが上がりやすいライからキャリーを稼ぐと共に落ちてから転がりますのでびっくりするくらい飛んでいる場合があります。

右に曲げたくないときにスプーンを使う

ゴルフクラブはロフト角度が立つとボール初速が速くなりますが同時にバックスピンの量が減りサイドスピンの量が増えます。サイドスピンの量が増えるとボールは横に曲がりやすくなります。

特に初心者の方はスライスで悩んでいる方が多いのでドライバーで打たれたボールが一番スライスしやすくなるというわけです。

スプーンはドライバーよりロフト角度が寝ていることでサイドスピンの量が増えスライスしにくくなります。また、ヘッド体積も小さいのでヘッドが返りやすいので右に曲げたくない時にはスプーンを使いましょう。

【上達する】スプーンの具体的な練習方法を解説します

Close up golf ball and driver, player doing golf swing tee off on the green sunset evening time, presumably does exercise. Healthy and Lifestyle Concept.

スプーンは練習して慣れてくればドライバーよりやさしく打てるクラブでもあります。

しかし、日頃ドライバーの練習量が多い方にとってはスプーンを持ってアドレスするとヘッドが小さく見えて当たるかどうか心配になるでしょう。そこで、スプーンが得意になる具体的な練習方法を解説します。

ティーアップして打ってみる

スプーンの練習の初めは小さいドライバーと思ってティーアップして打ってみましょう。スプーンを打つ時はドライバーよりはティーの高さを低くします。

ティーアップの高さの目安はアドレスした時にスプーンのヘッド上部からボールの半分が出る高さに調整しましょう。

スプーンのヘッドが小さく見えて当たるかどうか心配な方はいきなりボールを打たないでティーだけを打つ練習をしてみましょう。

そうすることでスイング中のクラブヘッドが通る高さのイメージが出来て安心してスプーンの練習が出来るようになるでしょう。

グリップを短く持ってスイングする

飛距離重視のドライバー長尺化にともなってスプーンの全長も長くなる傾向があります。最近のスプーンのスペックは43.5インチが主流になっていて、長さだけでいえば昔のドライバーの長さに相当します。

長いクラブを地面から打つのは難易度が高いため初めはスプーンのグリップを短く持って練習するのもいいでしょうね。

グリップを握る長さの目安は自分の5番ウッドか7番ウッドと並べてみてその長さを目安にするといいでしょう。

あまり短く持ちすぎるとクラブ本来のクラブのバランスが悪くなりかえって打ちにくく感じることもあるので注意して下さいね。

ボールを無理やり上げようとしない

スプーンの標準的なロフト角度は15度ですので、練習場のマットにボールを置いた状態で打つとボールは上がりにくく感じるでしょう。

練習ではボールを無理に上げようとしないことも大切です。いつもの練習場で「スプーンはボールが上がりにくいな~」と感じたら、2階か3階の打席に移動してみるのもいいでしょうね。

上の階から打つとコースの打ち下ろしと同じでボールが上がったような気にさせてくれて気楽にスイング出来るでしょう。

無理にボールを上げようとすると下からすくうような打ち方になりスイングを壊してしまいますので注意が必要です。

スプーンは難しいクラブなので打てなくてもOKです

Close-up of a golf ball and a golf wood

100切りを目指す方にとっては、地面に置いたボールをスプーンで打つことは少し難易度の高い練習でもありますので、打てなくてもあまり気にしないで下さい。

ドライバーの代わりにティーショットで使えるようになり、OBの数を少しでも減らしたり、狭いホールのティーショットで安心して打てるようになることが100切りのための目的ですので、マットなどにボールを置いて打ちにくいと感じた方はティーアップしたボールでスプーンの練習をしましょう。

それでも難しいと感じる方は5番ウッドや7番ウッドから練習を始めてスプーンへとレベルアップしていく方法でもいいと思います。ドライバーの代わりにティーショットで安心して持てるクラブを作ることが目的なのです。

まとめ

100切りに有効なスプーンの使い方の解説はいかがでしたでしょうか?多くのアマチュアの方は「ティーショットはドライバーで打つものだ!」という固定観念を持ってしまっているように感じます。

プロのツアーを見ればスプーンやアイアンでティーショットをしている姿は見ているのですが「それは別の世界」と思っている方も多いと思います。

ぜひスプーンの練習に励んで100切りを達成し、「いつかはプロのように!」とイメージを膨らませましょう。

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