ゴルフ雑学

【名言・格言】ゴルフの金言は”へたれゴルファー”を救えるか!?#2 「心の在り様をおろそかにしていないか」~中部銀次郎

ゴルフシーズン真っ盛りですが、練習場に足を運んでらっしゃいますか? 良いショットを打って気持ちよくコースを周りたい、少しでもスコアを良くしたい、そんな思いから、ボールを打ち過ぎていませんか?ゴルフって不思議なもので、打てば打つほど上手くなるような気になります。だから、練習は打ち放題って決めている方も多いかと思うんです。打ち放題はたいてい時間制限ですから、やっぱり時間内にボールをたくさん打ちたくなりますね。

するとボールの数が増えていき、”打つだけ”が目的のようになる。練習した気になって、ついでに上手くなった気にもなるんです。これ、ほんと要注意です(満身創痍と金欠と勘違いのもとです)。

ついでに要注意なのが、受付のお姉さんの笑顔。彼女たちに、「打ち放題ですか?」なんてニッコリ微笑まれると、「やりますよ、きっちり練習しますよ!」みたいな顔で、つい打ち放題にしてしまう(私だけですか…)。そうして”打つだけ男”になってしまうんです。

そんなこんなで、”打つだけ男”はラウンドの朝、仲間に軽口叩いちゃうんですね。「いやあ、ここんとこの練習でわかったんだよ。アイアンがね、シュパッて、いい音出るのよ。今日はべたピン続出だな」とか、「昨日、300球打ってさ、ドライバー、完璧だよ。ボミちゃんのあの力の入ってない、身体で打つ感じ、つかんだからね」とかとか…

ラウンド前に「わかった!」「つかんだ!」と言う人、いますよね(あっ、私です)。でも、たいてい良いスコアは出ない…。ただ撃沈し、つぶやくのです。「なぜあんなに練習したのに上手くいかないんだ」と。とにもかくにも、「Why?Why?」の連続になるわけです(厚切りジェイソン状態ですね…)。

そんな「Why」に答えてくれるのが、ご存じ中部銀次郎のわしづかみ金言です。

中部銀次郎

日本アマを6度優勝の偉業を達成し、アマチュアでありながらプロトーナメントにも優勝し、レジェンド青木功も一目置いていたという伝説のアマチュアゴルファー。

「心の有り様をおろそかにしていないか」(なんと神々しいお言葉…)

私たちはつい上手く打つことだけを追い求めちゃいますよね。たくさん練習すればするほど技術的に向上して安定したゴルフができると思ってしまう。でも、実際のコースでは練習だけじゃあ太刀打ちできないことが多すぎるんですよね。

右はOB、左は池ってきついよ、このホール…。散々練習したドライバーだけど…えーい、出たとこ勝負だ!ああ、案の定、右の方に行っちゃった。おお、なんとかギリギリで助かってる。でもなんだ、この複合ライ。前下がりで左足下がり、えっと、どっちに体重乗っけて打つの? と思ったら、雨降ってきた。グリップ拭かなきゃ、すべるすべる。これで風なんか吹いたら、もうどうしようもない!…てな感じでとにかくコースではゴルファーの心を揺らす要素が目白押し。練習したはずのショットも多くの不安要素で役立たず状態です。

だからこそ、いかに心の振幅をコントロールするかが大事だと中部銀次郎は言います。何百、何千のボールを打つよりも、考え方や心の有り様。それがスコアをよくする近道だと。

たとえば、へたれゴルファー私の場合。スコアを崩す最大の原因はいつも苦手なドライバーでした。肝心なところでいつも悪さをするんです。そんな折、残り1ホールでボギーなら80台というラッキー・デイがありました。当然、ドライバーでのティーショットはプレッシャーMAX。不安しかない。そこでハッと金言が舞い降り、5番アイアンにチェンジ! ちょっと不審な目でみる同伴者を横目に、見事、3オン2パットのボギーで80台の大団円なのでした!

そうなんです。思い切ってドライバーを使わない選択をして不安要素を取り去り、心の振幅をコントロールすることでナイスショット。80台を出せたというわけなんですね。

いやいや、それじゃなんだか同伴者の手前、恰好悪いし…、刻んでセコいとか思われて恥ずかしいし…。はい、おっしゃることはわかります。でも、スコアをなんとかしたいなら、そんな虚栄心や羞恥心、ついでに固定観念も捨て、自分の心の有り様を静かに見つめながらプレイしたらいいと銀次郎先生はおっしゃてるんです(ありがたやありがたや)。

終わりに

こうして打ち放題よりも心をコントロールするための柔軟な発想が大事なんだと私は学び、“打つだけ男”を卒業しました(最近、ボールの数少なめで~す)。でも今度は、アプローチが撃沈気味で、こちらをどうすればよいのか、絶賛模索中であります。

ちなみに、フィル・ミケルソンはドライバーを一度も使わず、2013年の全英オープンを優勝しましたよねえ。まあ、レベルは違えど、ゴルフは考え方ひとつなんですよね。

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