ドライバーを思いきり振ってボールが真っすぐ気持ちよく飛んでいく爽快感こそゴルフの醍醐味ですよね。
今回はドライバーが思うように飛ばない、昔はもっと遠くに飛んだのになどのお悩みを持つゴルファーの方へ飛距離をアップさせる方法をまとめました。
飛ばない原因、飛ぶようになるコツを理解して飛距離アップにつなげてください。この記事を読んで誰よりも遠くへ飛ばせるようになってください。
そしてあなたも「飛ばし屋」の仲間入りをしましょう。
ドライバーの飛距離をアップさせる方法を解説します【具体的】
ゴルフをしている人であれば誰しも「ボールをもっと遠くへ飛ばしたい」と思いますよね。
そのためには「飛距離を伸ばすために知っておくべきポイント」を理解りしたうえでしっかりと練習をすることが大切です。
やみくもに練習をしても変な癖がついてしまうだけで飛距離アップにはつながりません。じっくりと地道に練習し身体に覚えこませましょう。
ヘッドスピードを上げる
どんなことでもそうですが、ものを遠くへ飛ばすためには大きな衝突エネルギーを与えることが重要です。
ゴルフであればボールとクラブが衝突するエネルギーが大きければ大きいほど遠くへ飛ばすことができます。
ただし、闇雲にヘッドスピードだけ上げればよいかという訳ではなく正しいスイングでヘッドスピードを上げていき安定したスイングができるようになることを目指してください。
ヘッドスピードを上げる練習としては野球のバットのような重いものとドライバーを交互にスイングする練習が有効です。
重いものは正しく身体を使わないと効率の良いスイングができないため全身の筋肉を使ってスイングをするようになります。
そのスイングをドライバーでもできるように交互に練習をしてみてください。また徐々にものを振るための筋力もアップしていくため素早くスイングできる身体が出来上がってきます。
注意点としてヘッドスピードを上げようとして最初から最後まで手や腕に力が入っていると軌道がぶれて次にお伝えするミート率が落ちてしまいます。
インパクト時にヘッドスピードが一番早くなるように練習してください。
ミート率を上げる
ドライバーのヘッドには一番良く飛ぶ「芯」と呼ばれるポイントがあります。芯でボールをとらえることでより大きな力をボールに伝えることができます。
ミート率とは、どれだけの力をボールに伝えることができたかを表す数値の事で「ボールの初速÷ヘッドスピード」で計算することができます。
一般的なアマチュアゴルファーは「1.4」を目標値としましょう。ドライバーの飛距離を伸ばすためにはヘッドスピードを速くするだけではなくミート率を上げることも大切です。
ミート率が低い理由は人によって異なります。まずは自分のスイングはフェース面のどの位置に当たることが多いのかというのを知りそれぞれに合った練習方法を取り入れてみてください。
スピン量を2000台前半にする
ドライバーの飛距離が出ない理由の一つとしてドライバーショットのスピン量が多すぎるということがあげられます。
ドライバーショットの理想的なスピン量は2000回転台前半です。このスピン量に加え適度な打ち出し角で打つことができるとボールをより遠くまで飛ばすことができるようになります。
当たり前ですがダウンブローでボールを打ってしまうとスピン量が多くなりすぎてしまいます。
そのためスピン量を減らすためには、ボールをなるべくレベルブローもしくはアッパーブローで打つことが大切です。
また、アウトサイドイン軌道のスイングもスピン量が増えてしまうため、インサイドアウト軌道でボールをインパクトすることがスピン量を減らすことにつながります。
ドローボールをマスターする
ドライバーのショットはたいてい右に曲がるスライスか左に曲がるドローに分けることができます。一般的にはドローボールのほうが飛距離が出やすい球筋だといわれています。
ドローボールはフェースを閉じてインパクトをしないと打つことができません。フェースが閉じることで飛球線方向により強い力がボールに伝わります。
また、ドローボールのメリットとしてはランが出やすいことがあげられます、回転数が少ないため着弾してからも前方に転がりトータルの距離を稼ぐことができます。
このドローボールをマスターするためにはインサイドアウトの軌道でスイングができるようになる必要があります。
軌道を気にしながらハーフスイングでドローボールを打つ練習をしてください。ハーフスイングできるようになったら徐々にスイングを大きくしていき最終的にフルスイングできれば完成です。
トレーニングで体幹を鍛える
ボールを遠くに飛ばすにはスイングスピードが大切だということをお伝えしました。そのためには土台である人間の筋力アップも必要です。
特に、身体を支える「体幹」と呼ばれる腹筋と背筋を鍛えることが大切です。体幹を鍛えることにより土台が強化され、スイングが安定します。
スイングが安定すると再現性が高まりミート率が向上します。方法としては自宅などで基本的な腹筋と背筋のトレーニングをすればOKです。
筋肉トレーニングは毎日やれば良いということはなく、トレーニングと回復を交互に繰り返すことにより筋肉が発達していきます。
筋肉痛がある時はトレーニングを止め完全に回復してから再度行うようにしてください。
また、1種類だけを行うだけでなく色々な種目を取り入れることで筋肉への刺激の入り方が変わり効率的にトレーニングを行うことができます。
効果が表れるまでに時間はかかりますが地道に続けてみてください。
自分のスイングに合ったドライバーを使う
ゴルフは道具で調節ができるスポーツです。だからこそ老若男女が長く続けることができるスポーツと言えます。
そのためご自分の身体やスイングの癖にあったクラブを使用することが飛距離アップやゴルフ上達につながります。
ヘッドの形や大きさ、シャフトの重さや硬さ、調子、グリップの種類などどんなものが自分のスイングに合っているのかをゴルフショップのスイング診断で簡単に知ることができます。
また、自分のスイングを知ることは道具を選ぶ基準だけでなく練習の方法の改善にもつながります。一度、スイング診断を利用しクラブのフィッティングをしてみることをお勧めします。
スコアアップを目指すなら、飛距離よりもコントロールが重要です
ここまで飛距離アップについての解説を行ってきました。ドライバーの飛距離はゴルファーにとって大変魅力的ではありますが、ゴルフはスコアを競うスポーツです。
スコアアップを目指すのであれば多少飛距離を落としても、コントロールを重視することをお勧めします。250ヤード先の林の中よりも220ヤードのフェアウェイのほうが良いスコアにつながります。
もちろん最終的には「コントロール良く飛ばす」ことが目標ですが、練習時間の少ないアマチュアゴルファーにとって両方を追い求めて極めることは難しいと思います。
スコアアップのためどちらかを選ぶのであればコントロールを選ぶことをお勧めします。コントロールを上げる練習方法としてはドライバーもアイアン同様、目標物をねらって打つことです。
距離の短い練習場では着弾地点を狙うことは難しいですか、「あのポールとあのポールの間」や「ネットにあるあのマーク」など目標を決めてそれを狙ってドライバーの練習をしてみてください。
その際、必ずしっかりと振り切ってコントロールすることが大切で、コントロールを意識するあまりスイングが小さくなったり、腕で調節したりは絶対にしないようにしてください。
狙いを意識することで集中力も高まりよりコースに近い練習ができるようになります。
まとめ
ここまでドライバーの飛距離アップの方法、そしてスコアアップのためにはコントロールが大切だということをお伝えしました。
ゴルファーにとって飛距離アップは永遠のテーマです。いくつになってもボールが遠くに飛ぶことは気持ちがいいしうれしいことに間違いありません。
飛距離を落とさず正確に飛ばすためには正しい練習を繰り返すしかありません。そのためにこの記事が少しでも参考になればと思います。「正確な飛ばし屋を目指して」練習に取り組んでみてください。