18ホールが、私たちゴルファーの主戦場です。ホールごとに攻略し、スコアを作ることこそが、ゴルフの醍醐味と言えます。Par3やPar4、そしてPar5の三種類のホールは、様々な罠を仕掛けて私たちを待って、それぞれに面白さや難しさがあります。今回は、そんな”ホール”を楽しむべく、色々と考えてみることにしました。
Par3は全力で!
「Par3は全力で!」あるプロゴルファーのお言葉です。Par3のホールは、ミスが許されません。ティーショットのミスは、チャンスを逃します。距離の長短はありますが、全力で取り組まないと攻略できません。Par3は、とにかく色々と罠が多いです。アイアンが得意な方でも、甘く見ていると痛い目に遭います。
特に、手前に”谷”があるホールは要注意です。もちろん、谷に落とさない様にという心理的なものもありますが、その他にも注意点がいくつかあります。
一つ目は、ティーグラウンドとグリーンの高低差です。同じ高さでも、少しグリーンが高い印象を受けることが多く、無意識のうちに上げようと身体が反応してしまうことがあります。また、若干の左足下がりがあるだけで、「打ち上げ…」と身体が反応してしまい、「上げよう…」という意識が働いて、同様のミスを起こしてしまいます。
二つ目は、距離感です。ヤーデージに示されている距離よりも、長く感じることが多いです。グリーンセンターまで150ヤードと示されていても、何か届かない様な気がして一番手上げて打ってしまい、結果グリーン奥の斜面まで転がり下りのアプローチが…
自分の感覚を鵜呑みにせず、的確な状況判断を行いましょう。ヤーデージを信じ、一番手下げたクラブでフルショット。結果は…次回のプレーで確認してみましょうね。
Par4の甘い罠
ミドルホールは、レギュラーティーからですと比較的短めです。ドライバーの飛距離に自信がある人は、ワンオンを狙える程の距離もあります。
一見するとクセが無さそうなホールですが、なかなか厄介な罠が仕掛けてある気がしています。
・幅が狭く、しかも両側にはOB杭が点々と…
・元気な針葉樹の林が続き、足元には立派な根が…
・ドライバーの落下地点(200~230ヤード付近)に不自然な渓流が…
・やたらと下っている。あるいは上っている。
・セカンド地点の真ん前に立派な木がそびえている。
・グリーン周りはバンカーだらけで、おまけに深く険しい…
・グリーンの奥が短く、奥からは強烈に下っている。
どうでしょう?思い当たることはありませんか?
中途半端な距離は、ティーショットのクラブ選択にも影響を及ぼします。ドライバーで行くべきか、フェアウェイウッドにすべきなのか。安全策でフェアウェイウッドを選択したのに失敗して仲間にからかわれた、なんてありませんか?
はたまた、「男なら!」とドライバーを使ったが、まんまと罠にはまった…などなど。短い距離のホールこそ気を配り、しっかりと攻略しましょう。
チャンスだらけのPar5
ドライバーでOBさえ出さなければ、最もチャンスの多いホールです。比較的、気持ちよく打てるホールが多いですから、力まなければ良い結果を得られやすいホールです。
レギュラーティーの設定では、長くても500ヤード前後ですから、ティーショットで200~230ヤード稼げればパーオンも難しくはありません。自信を持って打ちましょう。
ティーショットが良くても、2ndショットでミスが出れば台無しです。フェアウェイウッドありきで考えず、ユーティリティやアイアンも視野に入れながら、3ndショットに繋がる判断をしましょう。足場やライをよく見極めて、不安の無い状態を作ることが重要です。
パーを取ることができれば、スコアもまとまります。全てのショットが繋がれば、バーディーも夢ではありません。
まとめ
痛い目にあったホールを攻略した時のうれしさは格別ですね。そのためには、良い判断や決断が重要です。毎回、同じ様にプレーしていたら、例え良い結果が出ても、それは”偶然”です。
どの様なホールでも、スコアメイクを意識した対応が必要です。結果が付いて来る様になれば、楽しさも倍増します。自分に合う方法を探して、様々なホールを攻略しながら、楽しさを見つけましょう。