ハンディキャップが身近になりました。実は、以前から同じ仕組みで運用されていたけれど、私が知らなかっただけなのかもしれません。ハンディキャップさえ取得できれば、シングルプレーヤーになることも夢ではありません。
ハンディキャップの取得は、”アベレージゴルファー”からの脱却、あるいは新しいステージへの第一歩になる可能性を秘めています。今回は、そんなハンディキャップを取得することを前提に、さらにゴルフを楽しむ取り組みを考えてみました。
ハンディキャップの取得
JGA(日本ゴルフ協会)に入会すれば、誰でもハンディキャップの取得が可能です。「大体、90切るぐらいかな~」と言った曖昧なスコア表現ではなく、「ハンディキャップは17です。」と、より具体的になります。
ハンディキャップを取得するにあたり、少し条件があります。
・JGAへ入会
・対象のゴルフ場でプレー
・スコアを提出
上記以外にも取得方法はあります。楽天GORAやゴルフダイジェストオンラインでネットで申し込むこともできますし、JGA認定のゴルフ俱楽部のメンバーになることでも取得できます。
いつものとおり、仲間とのプレー、会社のコンペ、月例会、そして競技会なども対象です。自分のスコアが対象ですので、他の人は関係ありません。
ハンディキャップがもたらすもの
ゴルフにおいて、ハンディキャップがもたらすものは何でしょうか?各人のレベルを示す。これも重要な要素ですよね。当然、含まれています。ゴルフの醍醐味は?これが最も重要な要素でしょう。
色々なレベルの人が一緒に競技を楽しむため、レベルごとにハンディキャップを付与して、同じ土俵にするためにハンディキャップがあります。老若男女、経験などによる”差”をなくして、競技者全てに”優勝”の権利を付与する、ゴルフ独特な考え方です。
賞品があるオープンなコンペにおいて、参加者に対して平等な権利を与えるためにも、とても重要になります。根拠のないハンディキャップを申告し、意図的に優勝を得ようとする人を出さない、本当の意味での”平等”を保つためには、全てのプレーヤーが取得するべきなのかも知れません。
ハンディキャップの活用
「私はオープンコンペなんて参加しないし、他のコンペにも出ない。競技にも興味がないから、ハンディキャップは必要ないと思う。」この考え方でも、全く問題ありません。別にハンディキャップがなくても、今まで同様にゴルフを楽しむことはできます。ハンディキャップを取得する理由は、その活用方法にあります。
最も重要なことは、ゴルフに対する”モチベーション”がアップする可能性です。具体的な数字、しかも第三者が算出した値ですから、とても説得力があります。この値を小さくするためには、様々な努力をして、より良いスコアを出すしか方法がありません。今まで以上に、練習やプレーの内容にこだわり、クラブやグッズへの考え方にも変化をもたらすでしょう。
個人ごとの活用から、結果的にはゴルフ業界全体への発展に繋がる可能性もあります。ハンディキャップの活用は、競技参加への敷居を下げ、新たな愛好者を生む起爆剤になりそうな気がしています。
おわりに
ハンディキャップの取得は、今もまだ認知度が低いです。どれほどの人がハンディキャップ取得の容易さを認識しているのでしょうか?まだまだ少ないはずです。ゴルフ人口を増やすためには、重要な要素になる気かもしれません。
“アスリート”という言葉に敏感な世代にアピールするためには、スタイリッシュでオープンな大会を催し、”競技”として楽しむゴルフを提供する場も必要です。そのためにも、ハンディキャップを取得していただく取り組みは、必要不可欠ではないでしょうか。
これからもゴルフをもっと楽しんで、ゴルフ業界全体を盛り上げましょう!