バンカーって誰が考えたんでしょうね。しかも色々な顔をしたバンカーがいっぱい。アゴの高いバンカーやフェアウェイに大きく口をあけているバンカー、砂がカッチカチに固まっているバンカーもありますよね?笑 右はOB、左はバンカー、やっぱり左目に打ちますよね?真ん中に飛んでくれれば一番いいのですが…で、打ったらやっぱりバンカーに入る…笑 よくある事ですね。
バンカーショットをマスターすればスコアメイクしやすいはず。完璧に打てなくても、苦手意識は無くしたいですよね?そこで今回は様々なバンカーに対応できるようなポイントを解説していきます。
どんなバンカーショットも共通!先ずはそのバンカーの状態を知る。
バンカーの状態を知る事は絶対に怠ってはいけません。もちろん見た目で分かるものもあります。アゴの高さもそうですし、雨により水を含んだみず砂は乾いている時とは色が違いますよね?見て知る事ももちろんなのですが、見ただけでは分からない事もあります。
それは砂の”質”です。
しかし、バンカー内でクラブを砂につけ素振りをする事はできません。打つ時にクラブのヘッドを砂につける事もNGです。ではどのようにして砂の質を知るのか?
それは、スタンスをとった時です。スタンスをとる時に両足をグリグリと動かし、砂の質を確認してみてください。柔らかい砂もあれば、なかなか奥まで入っていかない固い砂もあるでしょう。一見固そうに見えて、グリグリやってみると、実は意外と柔らかかったりなんていうのもあります。バンカーの砂の状態によって打ち方も変わってきますので、この確認を怠ってはいけません!
それを踏まえて下記のポイントを確認してみてください。
フェアウェイバンカー
フェアウェイバンカーは比較的アゴの低いものが多いですが、それでもアゴの近くでボールが止まっているような状態であれば、飛ばすことは諦め、ただ出す事だけを考えてください。アゴが大して気にならないようなであれば、芝と同じような感覚で打つことができます。番手は芝よりも1つあげます。
例えば残り150ヤード程であれば、芝で使用する7番アイアンから番手を1つ上げて6番アイアンを使用と言った感じで。砂の状態が固くても柔らかくても、フェアウェイバンカーでは砂の抵抗が大きくならない様、薄目に当てて打ちます。
ただ、1つ気を付けなければいけないのは、決してすくい上げてはいけないという事です。バンカーから出そう出そうと思うあまりにクラブが下から入ってしまう事だけは避けてください。あくまでも上から叩くという事をお忘れなく。
グリーン周りのバンカー
グリーンに近い距離にあるため、微妙な距離感が必要になってきますのでフェアウェイバンカーに比べて難しいですね。更にアゴの高いバンカーも少なくないですから、ある程度の技術が必要になってきます。グリーン周りのバンカーでは、アゴの高さに関係なく、クラブのヘッドを上から叩きつけます。バスッと低い音がなり、砂が爆発するような状態がベストです。当然、本番は砂の上では練習できませんから、芝生の上で素振りをして見てください。いつもよりも若干フェースを開いて握り、地面を叩いた時、「ボフッ、ボフッ」と低い音がするように振れていればOKです。
距離が短いからといって絶対にやってはいけない事は、”インパクトの時に手元でスイングを緩める事”です。決してスイングを緩めるような事はせず、”しっかりと振りぬく事”が重要です。
そしてもう1つ大事なのは”目線”です。打つ前に、自分はどの高さまでボールを上げなければいけないのか、アゴの上をしっかりと見つめてから構えてください。そうする事により、その高さまで上げるために、体が自然とそう構えてくれます。
グリーン周りのバンカーで砂が固いものは、半分諦めてください。アゴが高く、砂が固いバンカーはもう最悪です!寄せる事は諦め、とにかく出れば御の字という位で臨んだ方が良いでしょう。
関連記事:距離を出さないバンカーショット~ピンまでの距離が近いときの打ち方~
おわりに
バンカーに入らなければそれに越した事はないのですが、バンカーショットに対し苦手意識がなければ本番では大きな武器になってくれます。例えば右のOB、池を避けるために、あえて左のバンカー方向に打つなど、絶対にやってはいけない失敗を回避する保険のような役割もしてくれるのです。上記を参考にして、バンカーショットの苦手意識を克服し、大きな武器を手に入れてくださいね。