生まれて初めてクラブを握ってから、ようやく1年ほどの女性ゴルファーがクラブ5本だけでスコア100切りを達成できたワケ…まずはスペックをご紹介しましょう。
ドライバー飛距離
キャリー130~150ヤード。打ちおろしなら、ラン込みで170ヤード程度です。
クラブ
ヨネックス フィオーレ
使用番手
13.5度430㏄ドライバー
6番UT
7番アイアン
ピッチング
パター
クラブの握り方すら分からなかった私は、週1ペースで1時間3,000円のティーチングプロのレッスン(全10回)に通いました。 いま考えると、握り方くらい誰かに聞いてからレッスンに行くべきですね。
「キミみたいな人は初めてだよ」って褒め言葉じゃなかったのかもしれない…そんな私のスコア100切りは、何の理論にも基づいていないシンプル我流なので、「こんな方法もあるんだ~」くらいに思っていただけると幸いです。
事前に予想スコアを立てる
いくつかコースを持っているゴルフ場では、なかなか予想を立てづらいこともありますが、ホールレイアウト図を見ながら自分なりのコースマネジメントをします。例えば、PAR4で300ヤードくらいのホールなら1打目ドライバーで150ヤード。
その次は6番UTで100ヤード、ここはバンカーがグリーン手前にあるから、たぶん入れてしまうから出すのに1打足して…それから2パットでボギーだろうな、といった具合です。もちろん、実際のラウンドではその通りにいかない事も多いのですが、ショット毎に一喜一憂することなく、平常心を保つことができるようになりました。
ドライバーは飛ばそうとせず、必ず当てることに集中する
「初心者のうちは、飛距離よりチョロを出さないようにボールをしっかり見て打つ」これは、耳にタコができるほど言われてきました。
しかし、実際に一度チョロをしてしまうと、「また当たらないんじゃないか」という不安がずっと残り、自分に自信が持てなくなってしまいます。飛距離を稼がなくても、100切りの為にはボギーオンで十分なので、とにかく”ティーショットは必ず当てて、前に飛ばす”ことを意識しましょう。
100ヤード以内を打ち分けられるアイアンを1本作る
一般的にはアイアンの番手を変えて打ち分けるのですが、私はクラブの長さなどが変わると違和感があり、上手く打てないので100ヤード以内はPW(ピッチングウェッジ)1本で打ち分けます。バンカー用にSW(サンドウェッジ)も持ってはいますが、そこまで深く入っていないときはPWを使います。
それほどの信頼関係(?)があるからこそ、練習も他のクラブより熱が入りますし、思い通りにピンへ絡んでくれる事もあると思っています。しかし、先日のラウンドでは大切なPWを前ホールへ置き去りにして、後続組に拾ってきてもらうという失態をやらかしてしまい、反省しきりです…
あとはポジティブ!ひたすら笑顔!
コースラウンド中は思い通りにいく事ばかりではありません。ティーショットが上手くいっても2打目で林へ入れてしまうなど、せっかくスコア良かったのに…と泣きそうになる場面がいくつもあります。しかし、「今日はもうダメだ」と諦めたくなる気持ちをグッとこらえ、同伴者を笑顔で応援するくらいの気持ちを持つことが、スコアアップと自分自身の成長に繋がるのです。
終わりに
いかがでしたか?ドライバーが150ヤードしか飛ばなくても、フェアウェイや浅いラフは6番UTで刻む&深いラフと残り100ヤードまで7番で持っていく、そして100ヤード以内はPWで寄せて2パット。シンプルなルーティンですが、「もっと飛距離を出したい」や「もっと良い方向へ飛ばしたい」など欲張りしないことが大切です。
また、自分とクラブを信じて「次はきっと上手くいく」と自己暗示をかけることで、必ず結果はついてきます。と、偉そうに言ってきたものの、私自身スコア100切りは1度しか達成できていません…安定して90台を出せるよう、今後もクラブ5本でシンプルゴルフを追及していきたいと思います。