ゴルフは18ホールを回り何回打ったのかを競うスポーツです。
18ホールで72回というのが一般的です。
各ホールにパー3・パー4・パー5と打数が設定されたホールがあり、その数字の打数でホールアウトが出来ればパーとなります。
その打数より少ない打数でホールアウト出来ればバーディーやイーグルになります。
その打数より多く打てば、ボギーやダブルボギーなどになってしまいます。
始めたばかりの時は100切りを目指します。
通算打数100回以内です。
上手くなってきたら90切りや80切りと段々とレベルアップしていきます。
最終的な目標はアンダーパーだと思います。
そのアンダーパーとはなんなんでしょうか?
そもそもアンダーパーとは?
アンダーパーとは18ホール回った時に決められた通算打数より少ない打数で回る事です。
一般的には72で設定されています。
プロの試合ではごく稀に71などありますが、海外の試合では比較的ありますね。
打数が少ないほど難しいのですが、さすがプロですね。
このアンダーパーですがプロはこのレベルが当たり前ですが、一般の人が出すのはかなり難しいレベルです。
出せていたら間違いなくプロレベルの人です。
それほど高すぎる目標でもあります。
アンダーパーとオーバーパーの違い
アンダーパーは上記で説明した通りに設定された通算打数より少な打数でホールアウト出来ればアンダーパーです。
1打少なくホールアウト出来れば-1(ワンアンダー)だし5打少なくホールアウト出来れば-5(ファイブアンダー)と呼ばれます。
逆に設定された打数より1打でも多く打ってしまうとそれはオーバーしたので、オーバーパーになってしまいます。
1打多かったら+1(ワンオーバー)5打多かったら+5(ファイブオーバー)となります。
イーブンパーとは?
イーブンパーとは18ホールで設定された通算打数と同じ打数でホールアウトする事です。
通算打数が72打で設定されていたら、72打でホールアウトしたらイーブンパーです。
スコアが0ならイーブンパーです。
ハンディキャップとは?
ゴルフで「ハンデ」という言葉を耳にした事はありませんか?
ハンデとはハンディキャップの略語で、技量の違う人と平等に競える様にする為にあるルールです。
これがないと上手な人は常に上位だし、始めたばかりの人は下位ですよね。
こうならない為に作られた制度でもありますし、自分の実力を示す指標
な物でもあります。
ちなみにプロにはハンディキャップはありません。
ハンディキャップには2種類あり、オフィシャルハンディキャップとプライベートハンディキャップです。
オフィシャルハンディキャップとはJGA(日本ゴルフ教会)の規定によって算出された公式のハンディキャップを取得すると公式戦にも出場出来ます。
ハンディキャップは数字が少ないほど上手いという事になります。
大雑把な説明になりますが、平均スコアがどのくらいなのかと思ってもらってもいいです。
ハンディキャップ0の人は「スクラッチプレイヤー」と呼ばれ、平均的にイーブンパーでプレーをする人です。
ハンディキャップ28前後の人はパープレー72だとして72 + 28=100なので平均が100前後となります。
ハンディキャップ18の人は72 + 18=90なので平均が90前後の人です。
ハンディキャップ9以下のプレイヤーの事を「シングル」と呼びます。
「シングル」とは数字が1桁になるのでシングルという意味らしいです。
更に5以下の人は「片手シングル」と呼ばれ、片手で数えられるからです。
プライベートハンディキャップとは主にコンペなどで採用され、隠しホールが設定されていてラウンド終了後に規定の計算方法でハンディキャップが算出されます。
計算方法は色々ありますが今は新ペリア方式がよく使われていています。
プロゴルフトーナメントのアンダーの記録
18ホールでの世界最小スコアは2012年までは石川遼選手の「58」でした。しかしその2年後にオーストラリア人の「ライン・ギブソン」が「55」を叩き出し世界記録を更新しました。
100を切るために必要なこと
100切りをする為には常にボギーを狙う事です。
パーを取りたい気持ちはわかりますが中々取れないのです。
全てのコースでボギー(+1)で回ったとしたらスコアは90なのです。
ダブルボギーで回ったとしたら108です。
ボギー9回、ダブルボギー9回で99で100切り達成です。
100切りでは人によってテーマが違うのでラウンドスコアの考え方についてしました。
ゴルフは取り返しが出来るスポーツなので、ボギー9回、ダブルボギー9回を基本に考え、パーを取れたらトリプルボギーは1回打っても大丈夫だと思えます。
逆算しながらのゴルフも面白いですよね。
90を切るために必要なこと
90切りになると上級者の仲間入りです。
全てのコースをボギーで回ると90なので90切りとなるとパーを1つ欲しい所です。
考え方として全てのコースでボギーでいいなら無理してパーオンは狙わない事です。
グリーン回りに行けばいいと思い、そこからアプローチして2パットでボギーで十分なのです。
無理してパーオンを狙って大怪我をしたら90切りは難しくなります。
80を切るために必要なこと
80切りとなれば「シングルプレイヤー」の仲間入りです。
かなり難易度が高い挑戦になると思うので1打1打が大事になってきます。
とにかくリスクは取らずに安全な所に打って行く事です。
打っては行けない場所や罠に引っかからない目を養う事が大事になってきます。
アンダーパーで回るために必要なこと
アンダーパーで回る事を目標にしている人はプロ並の実力を持っている人でしょう。
事前に各ホールの攻め方などのプランを決めていると思います。
攻める時は攻めて、守る時は守ると、そんなゴルフが出来る人が回れる領域なんだと思います。
まとめ
アンダーパーで回るには色々な壁や段階を踏まないと達成出来ない事だと思います。
まずは100切りを目標にし、90切り・80切りとプロセスを踏まずにたまたまアンダーで回れたって事はありません。
100切りを目指している人はアプローチとパターを練習したら早くに100切り出来るかもしれません。
90切りはOBを打たない事です。
80切りは攻め方で達成出来るかもしれません。
しかしそんな時は全てのショットが調子いい時じゃないと目標の達成は難しいと思います。
そんなに上手く行かないからゴルフは面白いのです。