フェアウェイウッドの名前の由来は主にフェアウェイの上で使用するウッドクラブの事です。
英語のFaiway Woodの頭文字を取って「FW」と表記されます。
このフェアウェイウッドですが、使用場面は長い距離が残った場面です。
最近のフェアウェイウッドは、ドライバー並みに飛ぶ高性能なクラブも多く発売されています。
長い距離が打てる様になったらスコアはグッと良くなりますので、フェアウェイウッドの選び方や打ち方など、フェアウェイウッドの使い方を理解して1打でもスコアが良くなる手助けが出来ればと思います。
フェアウェイウッドとは?
基本的に地面から打つクラブでは一番飛距離の出るクラブで、パー5の2打目や長い距離が残った場面で使用します。
ティーショットでも使用する場面もあり、狭いコースやドックレックコース(急に曲がっているコース)、ドライバーではバンカーやクリークなどに入ってしまう時など、障害があるものを避ける場面で使用します。
アイアンには打ちたい距離に合わせて、7iや9iなど番手があります。フェアウェイウッドでも打ちたい距離に合わせて種類がありますので説明していきます。
フェアウェイウッドの種類
アイアンと同じ表記の仕方で数字が少ないほどロフトが立って飛ぶようになります。
【2W・ブラッシー】
ブラッシーとは「Brass(ブラス)」という英単語から来ています。
この「Brass(ブラス)」は「真鍮(しんちゅう)」という金属の意味です。
2wが発売された当時はヘッドが木製でした。
木製なのでソールに傷が付きやすく、消耗が激しかったのです。
なのでソールの部分に真鍮のプレートを付けて使用していたのでブラッシーと呼ばれる様になったのです。
ドライバーの次に飛ぶクラブですが、今はほぼ見なくなりました。
【3W・スプーン】
スプーンとは昔の3wのフェース面が極端に凹んでいて、その形がスプーンに似ていたのでスプーンと呼ばれるようになりました。
今使われているフェアウェイウッドで1番飛ぶクラブになります。
【4W・バフィー】
バフィーはスコットランドで‘芝を擦るように打つ’の意味「scraff」を英語に翻訳すると「buff」となりそのまま呼ばれるようになったみたいです。
最近販売されるようになってきたように感じます。
フェアウェイウッドが飛ぶようになってきて、色々なニーズに応える為なのかもしれません。
【5W・クリーク】
クリークは英語の「click(クリック)]から来ています。
5Wは昔、金属製でその打音が鍵をかける時の音と似ていたのが名前の由来です。
小川の意味を持つ「creek(クリーク)」からではないのです。
そのほかに【7W】【9W】【11W】もあり【7w】は最近は使用するプロが増えています。
どんなクラブセッティングがいいか?
最近のフェアウェイウッドは飛距離性能が高くなっているので、色々セッティングも考えさせられる様になりました。
まずは3Wが得意なら【3W、5Wor7W】がおすすめです。最近は【3W、7W】の組み合わせが多いです。
3Wが苦手なら【5W、7Wか5Wのみ】
最近のフェアウェイウッドは飛ぶので5Wからのセッティングでも大丈夫です。
その下は、7Wかユーティリティーが得意なら5wのみでもいいと思います。
力が無い人は【7W、9W、11W】を入れるセッティングもいいと思います。
ユーティリティーに比べ、フェアウェイウッドはボールが上がりやすく、飛ぶのでグリーンを狙いやすくなります。
ラフからでも打てる?
これはボールのライによります。ライとはボールが止まっている状況の事です。
ライがいいとか悪いとか、聞いた事ありませんか?ラフからフェアウェイウッドを使う時は、ボールが浮いているか?沈んでいる?で判断します。
浮いていたらそのまま打てるので問題ありませんが、沈んでいる時は芝の抵抗が大きくなり上手く打てない事があります。
後は芝目の向きで順目か逆目かでも判断します。ターゲット方向に芝が向いていれば、芝の抵抗が少ないので打ちやすいです。
それ以外の芝目は抵抗が大きくなるので、判断が必要です。
フェアウェイウッド基本の打ち方とは?
フェアウェイウッドを苦手とする人は多いと思います。地面から打つクラブで一番長いので、難しくなります。
ボールを上げようとすくって打つと上手く当たりません。ゴルフは不思議なスポーツで、上手く行かない事の逆をやれば上手く行く事が多いです。
ボールを上げたいならすくい打ちではなく、上から打った方がボールは上がります。なので少し打ち込む様に打ってください。
構え方のコツ、スタンス、グリップ
フェアウェイウッドを上手く打つためにはまずはセットアップが大事です。ボールの位置は左脇の下あたりになります。
ボールを上げたいからボールを前(ターゲット方向)に出しますが、出しすぎるとトップや上手く当たらないので左脇の下を基準にします。
スタンスはやや狭めのほうがいいです。広いスタンスは手打ちになりやすく、手打ちになるとすくい打ちになるのでトップやチョロが出やすくなります。
グリップはいつもどおりで少し打ち込む意識で打ちましょう。
アイアンとの打ち方の違い
アイアンはスイングの最下点直前でインパクトして打ちますが、フェアウェイウッドも地面から打つ場合はアイアンと同じく最下点直前でインパクトして打ちます。
ですが入射角が違います。ボールに当たる時のクラブの入って来る角度なんですが、アイアンはグリーンで止めたいので鋭角で打ちます。
フェアウェイウッドは性能上アイアンと違うので、アイアンほど鋭角に入れませんが、少し打ち込む意識で打つとすくい打ちが軽減されるので、打ち方は変えずに意識だけで大丈夫です。
ティショットでも有効に使える
ドックレックやクリーク、バンカーなどドライバーで打つとコースの戦術の罠にハマってしまう場面は多くあると思います。
この時にフェアウェイウッドで打つとコースの罠を避けられます。
刻むのではなく、避けると言えばティーショットでフェアウェイウッドが使いやすくなりますよ。
フェアウェイウッドの練習法
フェアウェイウッドの練習法はボールを真ん中に置いて練習する事です。
初めの頃だけで慣れてきたら、徐々に前に移動していきます。真ん中に置いて練習する事により、すくい打ちをしないようにする事が出来ます。
真ん中に置いてすくい打つ事は難しいですよね。すくい打ってしまう人はこの練習から始めてみてはいかがでしょうか?
まとめ
フェアウェイウッドが苦手な人が多いですが、打てるようになったら物凄い武器になります。
とあるティーチングプロがおっしゃっていた事で、ゴルフを長く続けていて上手な人フェアウェイウッドを得意としている人が多いようです。