ゴルフレッスン

【バンカー】打ち方の超基本 ボール位置

バンカーとはコース内の窪みに砂を入れて造られたハザード(障害区域)の事です。

バンカーに打ってしまっても救済措置は無く、ショットで脱出するしかありません。

季節や天候にも左右されやすく、砂質が硬くなったり柔らかくなったりとその時の状況でどう打つのか判断しなければなりません。

コース設計者の思惑が大きく反映されるのがこのバンカーで、プレイヤーを考えさせる要因の一つです。

このバンカーの打ち方を覚えたら、コースの誘惑に立ち向かえるようになりますので、打ち方を覚えて自分の攻め方のバリエーションを増やしましょう。

通常のショットとは何が違う?

バンカーは砂地なので、通常の芝の上からの打ち方とは大きく違います。窪地からのショットになるので、球を上げる事になります。

特にグリーン周りのバンカーは難しい所に設置してあるので、高度なテクニックが必要な場面があります。

バンカーに入っただけでも、いつものショットとは違うのでプレッシャーはかかるのでミスになりやすくなります。

 使うクラブ

グリーン周りのバンカー(ガードバンカー)ではウェッジを使います。

昔はサンドウェッジ(SW)でしたが、最近はクラブの進化でウェッジと呼ばれるクラブなどでも打てるようになり、距離によってクラブを使い分けて使う事も出来ます。

50°~60°までのクラブでピンが遠い場合は50°、52°、54°を使い、ピンまでが近い場合は54°、56°、58°、60°を使用します。

自分のセッティングによって使うクラブが違うので参考までに。

 打ち方のコツ

グリーン周りのバンカー(ガードバンカー)での打ち方はまずボールを上げたい状況だと思います。

良くカットに入れると言われると思います。確かにカットに入れるとボールは高く上がります。

しかし距離感を出す事が非常に難しいです。練習量が多い人なら問題はありませんが、ほとんどの人がその様な環境はないと思います。

なのでカットに打つのではなく、自然とカットに打てるやり方を説明します。やり方は簡単で、構える時にハンドダウンで構えるだけです。

ちょっと極端かな?ぐらいでいいです。ハンドダウンに構えるのでいつもよりボールとの距離が遠く感じますが、それで大丈夫です。

ハンドダウンに構える事でバックスイングが勝手にアウト再度に上がりますので、自然とカット打ちのスイングになります。

この打ち方を基準に飛ばしたくない時は、スタンスを大きく取り幅で調整していきます。

他にも様々なテクニックはありますが、このハンドダウンに構えるを基準にして自分なりにアレンジしていってください。

注意すべきポイント

近い距離でのバンカーショットでショックな事の一つにトップがあります。トップしてとんでもないところまで飛んでしまった事はあると思います。

このショットを打たない為の打ち方は、バンスを上手く使う事です。バンスがある事でボールは飛んでくれるのです。

よくダフらせて打つと聞いた事はありませんか?簡単に言うと理屈は同じ様な感じで、ダフらせて打つ事でバンスが使えるのでバンカーから出やすくなり、ダフらせるのでトップする事は限りなく少なくなります。

フェアウェイバンカーからの打ち方

フェアウェイバンカーとはフェアウェイの途中にあるバンカーで、ティーショットや2打目で入りやすい位置に多く設置しています。

なるべくこのバンカーに入らない様にしたいのですが、攻めると入る事が多いですよね。攻めた結果なのでなんの問題はありません。

このフェアウェイバンカーからの打ち方を覚えれば問題ありません。フェアウェイバンカーに入ったらまず確認するのは、ライです。

ライとはボールがある場所の状況です。バンカーの淵や高くて出せない時は迷わず、出すだけにしましょう。

ライが良く打てる場所では、特別な打ち方はしません。いつもと同じでただコンパクトに打つだけです。

使うクラブ 

フェアウェイの途中にあるバンカー(フェアウェイバンカー)では、残りの距離を打つクラブより一つ大きい番手を持ちます。

残りの距離が8番アイアンで打つ距離だとしましょう。そうしたら7番アイアンを持ちましょう。

バンカー内では足場がしっかりしません。よほどライがいい場所ならいつもどおりにスイング出来るかも知れませんが、そのようなライで打てる確率の方がかなり低いです。

この後の打ち方で説明しますが、そのための1番手大きいクラブを持ちます。

打ち方のコツ

フェアウェイバンカーでの打ち方はコンパクトに打つ事です。まずは足場です。

芝の上では傾斜があってもその傾斜なりに立ち、重心移動してバランスを取ります。

しかしバンカー内では、足で砂を掘って平らにする事が出来るので可能な限り平らにします。

足場を掘る事で重心もしっかりしますので、足場を固めましょう。足場を固めるといつものスイングは出来ないと思います。

なので5割から7割ぐらいのスイングで打ちます。その為に1番手大きなクラブを持つのです。

コンパクトにしっかりミートする事を心がけましょう。

注意すべきポイント

フェアウェイバンカーに入れてしまった場合、残りの距離がそれなりにある場面だと思います。

ここでダフってバンカーから出ないってなったらショックですよね?そうならない様にする為にどうすればいいのでしょうか?

それはアドレス時にいつもよりボール一個分後に置く事です。ボールを後に置くことでダフリにくくなります。

応用としてフェアウェイウッドやユーティリティーを使うのも手です。アイアンに比べてウッドの方がソールが滑ってくれるので、ダフリに強いからです。

バンカーが得意になる練習法

バンカーのある練習場で練習できる事が一番いいのですが、そのような場所はなかなかありませんよね?

いつもの練習場で出来る練習方法を紹介します。少し高めのティーアップをしたボールを打つ方法です。

このボールをバンカーで打つようにして打ちます。この時に直接ボールを打たないでゴムティーを打つようにします。

これでバンカーでのボールへの入れ方を覚えましょう。

まとめ

バンカーショットは難しいものです。まず練習環境があまりない点があげられます。

なので先ほど説明した練習方法やラウンドするコースにバンカー練習場があれば早めにいって練習する事もオススメします。

まずはバンカーから出せる技術を磨いてください。そうしたら自然と距離感が出せるようになっていますので。

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