コースによって条件が変わる必要なクラブを、抽出するのがクラブセッティングです。今回は100切りに特化したクラブセッティングなので、100切りに必要な条件を満たす必要があります。
まずはクラブの特性と自分のスキルのマッチングを確認し、その上で100切りに特化する条件を満たすクラブセッティングの仕方についてご紹介していきます。
100切りに特化したクラブセッティングを解説します【再現性あり】
100切り用のクラブセッティングをすればゴルフが簡単になるので、早くに達成できる可能性が広がります。
本当に必要とするクラブと、使う機会が少ないクラブを分けて、キャディバックのなかを使うクラブのみで揃えます。そのためには自分が得意とするクラブを自覚すること、そして必要とするクラブが使えるような練習が求められます。
14本の内訳を考えましょう
ゴルフ規則で携帯できるゴルフクラブは14本までです。100切りを目指すゴルファーのなかには、14本のクラブをすべて使いこなしていない場合があります。
ライの状態を選ぶフェアウッドを使う機会が少なかったり、ロングアイアンは練習でさえ握ることがなかったりと、限られたクラブ数本でプレイをしていないでしょうか。
14本のクラブセッティングを見直すときには、まず使う頻度の少ないクラブを抜きます。次に抜いたクラブの距離と同等の飛距離が必要であれば、新たに扱いやすいクラブを追加します。
またグリーン周りに対応できるよう、数本のウェッジも選択肢に入れておくとよいでしょう。
アプローチに使うクラブをチェックする
一般的にショートアプローチではアプローチウェッジ、もしくはピッチングウェッジやサンドウェッジを使いますが、ウェッジ以外にも7番、8番、9番アイアンは転がすアプローチのときに使うことがあります。
基本的にはアプローチに使うすべてのクラブは、クラブセッティングの対象となります。ただし使いこなせないクラブ、特に使用することで大きなリスクがともなうものについては抜かなければなりません。
たとえば難易度の高い60度や62度のロブウェッジは、100切りを目指すゴルファーのスキルでは、使いこなすことが難しいと思いますので、技量レベルが上がるまで封印しておきましょう。
得意なクラブを中心クラブセッティングする
経験の少ないゴルファーの場合には、最初に練習したクラブが得意なクラブとなっていることが多いようです。
一般的にはスタンスの中心にボールをセットして、身体の中心でインパクトを迎えることができる7番アイアンを、練習するときのクラブに選んでいることが多いようです。
7番アイアンよりも番手の数値が大きいショートアイアンは、アプローチ用として抽出しているので、隣接する6番とさらに5番を入れることができれば、ミドルの距離はすべてカバーできます。
もしも5番や6番ではラフからのショットが厳しいと感じるようであれば、ユーティリティの28度を加えて、アイアンの5番と6番を抜くセッティングがおすすめです。
クラブセッティングの具体的な方法とは
クラブセッティングは行う上で、最初に決めなくてはいけないのが使わないクラブです。相性的に合わない場合もありますが、苦手意識の高いクラブは排除しましょう。
残ったクラブだけでは心もとないようであれば、扱いが簡単なユーティリティやハイブリッドを加えるという考え方もあります。
大きなミスが少なく、自身が持てるクラブ選びをすることが100切りへの近道になるはずです。
使うクラブと使わないクラブを選択する
キャディバッグのなかで「確実に使うクラブと、あまり使わないクラブ」の選択が必要です。
必要があればいつでも加えることができるので、まずは自分のスキルに合っていない、もしくは使いたくないクラブを抜くことから始めましょう。
次にラウンドするコースを分析して、たとえばショートホールの距離にスプーンが必要であれば加えます。
ただし100切りを目指すゴルファーがスプーンを使ってグリーンを狙うと、仮にグリーンをとらえてもオーバーする確率が高いので、このケースではワンオンを狙わずに、2打目でグリーンオンを狙うのが最良の攻略法になると思います。
コースに合わせたクラブセッティングに特化する
スコアアップが期待できるコースマネジメントを導入するゴルファーが増えています。ラウンドするときには、毎回自分のポテンシャルに合わせたコースの攻略法を立てて、その攻略法を元にしたクラブセッティングをします。
池超えのホールやドックレッグが多いコースでは、手前で刻むためのクラブ選択が必要になるので、事前にコースレイアウトを分析して必要なクラブを用意しておきます。
ただしコースマネジメントを元にしたクラブで、気をつけなければいけないのは天候の変化です。
雨が降るとランがなくなり、飛距離の出るクラブが必要ですし、絡みつく芝からヘッドが抜けるクラブを用意しなければなりません。
100切りのためのクラブセッティングに特化する
今回の目的である100切りに特化したクラブセッティングを考えましょう。
コントロールが難しいドライバーは封印して、代わりにインパクトがしやすく直進性に優れているユーティリティ16度を入れて200~220ヤードの飛距離でカバーします。
セカンドショットはユーティリティ22度で180ヤード、9番ウッドで170ヤードがカバーできるので、あとはアイアンかハイブリッドで10ヤード刻みに揃えます。
ピッチング、アプローチ、サンドの3つのウェッジにパターを加えると、合計は12本です。
まだ2本の余裕があるので、グリーン周りに使えるクラブ、たとえばチッパーなどを加えるとセッティングに厚みができます。
100切りには使用率の高いクラブセッティングが効果的【地道に進めよう】
100切りのためのクラブセッティングを考えるのであれば、使用率の高いクラブを中心に揃えましょう。
使用率の高いクラブはゴルファーによって違うものです。一般的には最初に練習クラブとして使用した7番であっても、8番を使うほうが多い人もいます。
また飛距離の関係でアプローチは100ヤード以内が多いので、7番や8番よりもウェッジを多用している人もいます。まずは使用率が高く、信頼のおけるクラブ選びをしましょう。
次に得意なアプローチの距離を定めて、その地点にボールを運ぶようにクラブセッティングをします。つまりティショットやセカンドショットは刻むゴルフをして、得意なクラブを使ってアプローチをするわけです。
大きなミスがなくなり、確実にボギーがとれるゴルフをすれば、必ず100切りは達成できるはずです。
まとめ
リスクの長いクラブを排除して、ミドルアイアンやショートアイアン、もしくはウェッジを厚くするクラブセッティングをすれば、大叩きする致命的なリスクは回避できて、目標とするボギーオン2パットの確率は高まることになります。
ゴルフの面白みにかけるとか、同伴競技者の視線が気になるかもしれませんが、まずは目的である100切りをすることです。
次ぎのステップでは封印していたドライバーが必要になるでしょうし、相性が合わずに排除したクラブも必要になるかもしれません。
次のことは100切りを達成してから考えるようにしましょう。