ゴルフウェアとともにゴルフファッションには欠かせない存在の帽子。ゴルフ場では帽子を着用することがマナーとされていますので、普段帽子をされない方でも、ラウンド中には帽子を被ってプレーされていると思います。
マナーとは言っても帽子はファッションの重要なポイントですから、自分なりにこだわって選びたいですよね。そんな帽子には流行があり、ゴルフの歴史とともに、帽子もどんどん変化しています。
プロゴルファーの影響は大きく、その時代のスター選手のスタイルを取り入れるための手軽なアイテムなのです。10年、20年前にあなたはどんな帽子を被っていましたか?考えてみてください。
昔は帽子を被っていない!?
http://www.thetimes.co.uk/tto/sport/golf/
1960~1990年代前半までの選手を確認すると、必ずしも帽子を着用していません。グレッグ・ノーマンやセべ・バレステロスは、帽子を被っているイメージもありませんよね。
ジャック・ニクラウスのように、つば広ハットもしていた印象もありますが、”絶対にしなければならない”という訳ではなかったようです。
日本でも全盛期の青木功選手・尾崎将司選手は帽子を被っていません。帽子着用が義務のようになったのは、実はごく最近の事なのです。
このように帽子を被らなくても問題視されなかった時代には、アマチュアゴルファーもあまり帽子を被っていませんでした。
キャップ全盛時代
http://www.rantsports.com/golf/
ハンチングキャップやサンバイザーが人気の時代もありましたが、タイガー・ウッズの登場で一気にキャップが多数派を占めるようになります。
ゴルフをスポーティにみせるアイテムとして、男性だけでなく女性にもキャップを着用する方が多くなりました。タイガー・ウッズの存在は、ゴルフファッションにも大きく影響を与えたのです。
帽子の流行は多様化
その後、石川遼選手のダメージ加工を施したワークキャップや、リッキー・ファウラー選手のつばがストレートタイプのキャップなど、それぞれのプロがファッションアイコンとして様々なスタイルの帽子を披露しています。
プロがカッコよく帽子を着こなしている姿をみると、つい真似したくなってしまいます。しかも「ゴルフウェアは無理でも、帽子ぐらいなら」という取り入れやすさもあるので、帽子は選手の人気のバロメーターとしてもみることができます。
現在ゴルフ界には圧倒的な存在はおらず、群雄割拠の状態です。帽子の流行を作りだすような、スーパースターが登場してくれるのを期待したいですね。
実用面で考えると?
実用面からの帽子をみてみたいと思います。日差しの強い夏のおすすめは、”サンバイザー+傘”です。
キャップやつば広ハットの方が頭頂部を日差しから守ってくれそうなのですが、実は長時間着用すると頭に熱がこもってしまって、かえって危険なのだそうです。
ですから風通しがよいサンバイザーを着用し、傘で紫外線をカットするのが最も効率的だと思われます。逆に寒い時期は頭頂部を保温する”キャップやハット”の方が有効になります。
このように季節によって帽子のスタイルを変えるのもおすすめです。1年中どうしてもサンバイザーがしたい方は、サンバイザー+ニットキャップもいいですよ。
女性は?
女性目線で考えると、キャップは髪を押し付けてしまうのであまり好まれません。ボリューム感命の女性にとっては、キャップはあり得ないのです。
しかし、イボミ選手はじめキャップをキュートに着こなす女子プロも増えていますので、参考にしてチャレンジしてみるのはいかがでしょうか?
いつもとは違ったゴルフスタイルに注目が集まるかもしれませんよ。
おわりに
普段帽子を被らない方も多いと思います。しかし、現在のゴルフでは必須アイテムですので、どうせなら楽しんでしまいましょう。洋服よりも安価で、しかもイメージがガラリと変わります。プロの着こなしを参考にして、あなたも帽子の達人になりませんか?