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ユーティリティークラブが得意になるボール位置

ユーティリティーというクラブをご存じでしょうか?1988年に発明されたクラブで歴史では一番浅いクラブです。

ユーティリティーという言葉には役に立つこと。使い勝手がいいこと。有用性。という意味があり、フェアウェイウッドとロングアイアンの間の距離を打つお助けクラブとして、今や無くてはならないクラブになっています。

しかしこのお助けクラブですが、何を助けてくれるのか?どこで使うのかなど今いち理解出来ていない人もいると思います。

この記事でユーティリティーがどんなクラブなのか、その打ち方など分かり易く解説します。

このクラブの有能性をご理解して頂き、導入を検討してみてください。

ユーティリティクラブとは?

ユーティリティーとはフェアウェイウッドとアイアンの間のクラブです。昔は3w、5w、3I、4Iというセッティングが多かったと思います。

ここにユーティリティーが入ると、3W、5W、4U、5U、5Iというセッティングになります。(Wはフェアウェイウッド、Uはユーティリティー、Iはアイアン)

ユーティリティーは年々進化していて、色々なバリエーションが増えて選択肢も広がっていますが今はロングアイアンの代わりと認識してください。

ユーティリティの種類

ユーティリティーと言っても色々種類があり、今は3種類あります。

・ウッド型ユーティリティー

ウッドの形でアイアンより少し大きいヘッドサイズで、この形のタイプが一般的なユーティリティーになります。

・アイアン型ユーティリティー

見た目はアイアンです。通常のアイアンより易しく、上がりやすくなっていますが、トップエッジが太くなっているタイプが多い。

・ユーティリティーウッド

最近出てきた新しいタイプの形です。フェアウェイウッドの形の小さいバージョンです。今現在、このタイプを出しているメーカーが1社しかなく、プロの評価が非常に高いのです。今後他のメーカーでも出てきそうなのでピックアップしておきます。

ユーティリティクラブを使うメリット

ユーティリティーのメリットはなんと言っても易しい事に尽きると思います。難しいクラブが人気にはなりづらいですよね。易しいから人気になり、需要が多くなったので最近は色々なバージョンが発売されています。

ユーティリティクラブの選び方

このユーティリティー選びが非常に難しいのです。ドライバーやアイアンは一度買ったら中々変えませんが、このユーティリティーは買っては売るを繰り返し、定着するのが難しいです。

なぜ難しいのかと言うと、バージョンが多いからだと考えます。ヘッドの性能、シャフトの選択、ヘッド形状など選べる選択肢が多いので満足する事なく次を求めてしまうからです。

ではどれを選べばいいのか?説明します。

・ウッド型ユーティリティー

ロングアイアンが苦手な人やボールが上がらない人にオススメです。易しく上がりやすいのがユーティリティーです。

・アイアン型ユーティリティー

ウッド型ユーティリティーが構えにくく、ロングアイアンに苦手意識がない人にオススメです。ロングアイアンより少し易しく、上がりやすい設計になっていますのでアイアンで楽したい人にもオススメです。

・ユーティリティーウッド

フェアウェイウッドが得意な人にオススメです。フェアウェイウッドでこの距離を打つとしたら9w、11wとなりその番手を販売しているメーカーはほとんどありません。7wまでが多いです。7wと同じロフト角のユーティリティーウッドは長さが短い分打ちやすいです。

ユーティリティクラブの基本の打ち方

ユーティリティーの意味の使い勝手がいいとある様に、アイアンのように打ってもいいし、フェアウェイウッドのように打ってもいいです。

しかしヘッドが小さめはアイアン、大きめはフェアウェイウッドのように打った方が性能を発揮出来ます。

アイアン型は、アイアンのように、ユーティリティーウッドはフェアウェイウッドのように打ちます。

ユーティリティのボールの位置、構え方

ウッド型ユーティリティーのボールの位置はアイアンの位置とフェアウェイウッドの位置の間になります。真ん中から左脇の間ぐらいになると思います。

そこを基準に打ちやすい位置を探してください。アイアン型はアイアンと同じ位置で同じ様に打ちます。ユーティリティーウッドはフェアウェイウッドの位置よりクラブが短い分、少し中になります。

スイングで気をつけるポイント

ユーティリティーは易しく上がりやすいクラブです。易しいとは捕まりがいいともいえます。

この捕まりがいいは人によっては捕まり過ぎるともいえます。これが男子プロの使用者が少ない要因でもあります。

しかし最近のユーティリティーは捕まりが抑えられているクラブも販売されています。後は、上がりやすいので自分から上げに行くスイングをしない事です。これはどのクラブでも言える事ですが・・・

ウッドとユーティリティ どっちが易しい?

どっちが易しいかと言われるとプレイヤーによります。フェアウェイウッドが易しいという人もいますし、ユーティリティーが易しいという人もいます。なのでそれぞれの特徴を理解して、自分が合いそうなクラブを選択してください。

フェアウェイウッドはユーティリティーに比べ

・ボールが上がりやすい

・飛距離が出る

・ミスに強い

・シャフトが長いのでミスが出やすい

・苦手な人が多い

ユーティリティーはフェアウェイウッドに比べて

・短いので打ちやすい

・球が強い

・アイアン感覚で打てる

・捕まりやすい

・ミスに弱い

以上を参考にしてください。

ユーティリティクラブの練習方法

ユーティリティーの練習方法は性能によって違います。ウッド型ユーティリティーはアイアンのように打つのか、フェアウェイウッドのように打つのか?

それによって違いますよね?人によってそれぞれなので打ちやすい打ち方を参考にしてください。

アイアン型はそのままアイアンで打つ様にして練習します。

ユーティリティーウッドはフェアウェイウッドと同じ打ち方で打ちます。しかしその打ち方でしっくり来ない場合は、アイアンのように打ってみてもいいです。使い勝手がいいのがユーティリティーの魅力です。

まとめ

ユーティリティーの性能、選び方など分かり易く説明してきましたがご理解頂けたでしょうか?

今まで難しかったロングアイアンのポジションに現れたユーティリティー。名の如く、お助けや使い勝手がいいと、まさしくその役割を果たしてくれるクラブです。

様々なニーズに応え色々なクラブが販売され、選択肢が増えていますがそれが逆に迷いが生じる事でもあります。この記事を読んで頂きユーティリティー選びの参考になればと思います。

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