スイング改善

【アイアンの打ち方】正しいフォームを解説します【論理的】

アイアンに求められるものは狙ったところへ、正確にボールを落とせるようになることです。最近はロングアイアンをユーティリティにして、ミドルアイアン以降をセッティングするゴルファーが増えてきました。

できれば6番以降のミドルアイアンで、残り150yd以内の距離を確実にグリーオンしたいところです。そのためには論理的で正しいスイングを身に付け、正しくアイアンを使いこなすことが大切です。

アイアンはウェッジも含めて、少なくとも7本はセッティングされている一番本数の多いクラブです。スコアアップの鍵はアイアンが握っています。

【アイアンの打ち方】正しいフォームを解説します【論理的】

golf player putting golf ball into hole

ゴルフスイングの理想はインサイドインの軌道になるスイングフォームが一番正しいと言われています。またダウンブローで打つと、ボールが上がり距離もでるキレの良い弾道になります。

ダウンブローのスイングをマスターするために、正しいフォームやボールを置く位置、陥りやすい間違いなどを論理的に説明したいと思います。

ダウンブローでスイングする

ダウンブローとはスイング軌道が最下点に達する手前でボールをヒットするスイングのことを言います。

文書にすると手前でダフるように感じますが、ハンドファーストの状態でアイアン押し出しながらスイングすると、リーディングエッジが芝を走り、薄くターフを取りながら前方へ振り抜くことができます。

男子プロの試合でボールを打った時に芝が宙に舞う光景がありますが、これがダウンブローでターフが取れた状態です。初心者の方はスイングの最下点でボールを打つ傾向にありますが、これはボールを点で捉えるため、ミスショットになる可能性が高くなります。

一方のダウンブローは最下点に到達する間でボールを捉えるので、ミスショットになりにくく、多少ライが悪くてもスイートスポットでボールを打つことができます。

ハンドファーストでスイングする

ダウンブローはハンドファーストでスイングしないと正しくボールを捉えることができません。ハンドファーストとはインパクトの瞬間に、グリップがボールよりも前に出ている状態のことです。

ダウンブローは最下点の手前でボールを打つため、ロフトが立った状態でアイアンのリーディングエッジを押し出すようにスイングしなくてはなりません。ハンドファースにすることで、最下点に到達する間でうまくボールを打つことができるので、ダフリやトップといったミスを減らすことができます。

ハンドファーストを覚えるにはPWなどの短いクラブで、軽くハンドファーストの状態で構え、ハーフショットで練習すると簡単にできるようになります。

正しいボール位置でスイングする

正しいボール位置ではなく、ボールの位置にスタンスを合わせて正しく構えましょう。人間は背の高さや腕の長さが人により違いますが、既製品のアイアンはシャフトの長さが統一されています。

当然ボールの位置は各人の体形で違ってきますので、その体系に合わせなくてはいけません。ボールに対して番手ごとのロフトが立つようにヘッドを置き、スイートスポットを目標の方向に合わせます。

必然的にロフト角でグリップの位置が決まり、ここで構えると正しいボールの位置でスタンスしたことになります。あとはハンドファーストの形を微調整してアドレスをとりましょう。

間違ったアイアンのフォームとは

Golf drive

ゴルフのスイング軌道はインサイドインが理想なので、これ以外は間違ったフォー厶と言っていいでしょう。しかしハンドファーストでスイングすると、インサイドアウトの軌道の方が振りやすくなりますので、こちらも悪いとは言えません。

すくい打ちや手打ちなどの間違ったアイアンのフォームはダウンブローの障害になるので、気を付けなくてはいけません。

すくい打ちになっている

すくい打ちとはボールを下から上にすくい上げるように打つことで、トップやダフリの原因になる打ち方です。せっかくのダウンブローの軌道もインパクトですくっていたのでは元も子もありません。

すくい打ちは無意識のうちにボールを高く上げようとして起こってしまいます。技術的にすくい打ちを直そうとしても、無意識にやってしまうのは厄介なものです。対策はボールの左側を見でスイングします。

プロゴルファーのダウンブローの最下点はボールの10センチ先ぐらいなので、極端に言えばボールの先の芝生あたりを見てスイングしても構いません。これでボールの右下を見なくなり、無意識にすくい上げることもなくなります。

ターフが全く取れない

ダウンブローは必ずしもターフを取る必要はありません。プロゴルファーがダウンブローで大きなターフを取って、グリーンオンする光景がターフを取らないとダウンブローができていないイメージに繋がっているだけです。

ターフを取るにはインパクト時のハンドファーストの角度を大きくすれば取ることができます。ハンドファーストの角度が小さくてターフが取れなくてもある程度の角度でハンドファーストが出来ていれば、無理にターフを取るようにしなくても問題ありません。

ターフはハンドファーストの角度が大きくなるショートアイアンからウェッジを使用する時に取れます。ターフが取れたかどうかよりも、弾道の良し悪しの方が大切です。

手打ちでスイングしてしまう

手打ちのスイングとは腰や肩の回転を行わず、手や手首でショットするスイングのことです。このスイングはインパクト前後でクラブを調整してしまい、ダフリやトップのミスを引き起こしてしまいます。

原因はボールを遠くへ飛ばそうと力が入りすぎて、スイングスピードに身体の回転が追いつかずに手打ちのスイングなるケースです。腕に力が入りすぎてしまうとスイングは手打ちになりますので、まずはアドレスの時にグリップ・肘・肩の力を抜きましょう。

全身回転と捻転を意識してゆっくりとスイングすることが大切です。

ゴルフの上達にアイアンは必須です

Top Swing

結論から言えばアイアンを上手く打てるようになるとスコアは間違いなく向上します。狙い通りの場所に思い通りの距離を打つことができなければ、スコアをアップすることはできません。

またゴルフはミスを少なくすることでもスコアアップします。ダウンブローで打つことでダフリやシャンクといったミスショットを防ぐことができますので、正しいスイング理論を理解して、正しいスイングを身につけなければいけることが大切です。

注意すべきことを守り、きれいな弾道を手に入れましょう。すべてのアイアンをうまく打つことも大切ですが、140yd100yd50ydの距離をしっかり打ち分ける得意なクラブを作ることも有効です。

本数的には3本程度なので効率的な練習ができます。

まとめ

正しくアイアンのスイングを身に付けても、ある日突然調子が悪くなることがあります。これは少しずつスイングがズレていることに気づかず、突然大きなスイングの乱れを引き起こしてしまうからです。

論理的にスイングを身につけおけば、正しいスイングとダウンブローのチェックポイントが明確なため、技術的に不調の原因を直すことができます。調子が悪くなる前に時々基本に戻ってスイングチックを行い、修正を繰り返すことも大切です。

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