スイング改善

ゴルフはまっすぐ立つことが難しい!アドレス時に右肩が下がってしまう原因を解消するための4つのこと

ゴルフで一番大切で、難しいことは”立つ”ことと言われています。今回はその立つことの中で最重要な”飛球線に向って正しく立つ”ことについてお話します。

右肩の位置が重要

皆さんの中に、飯島茜プロがアドレスする際、左手の指先を右肩にあて前傾姿勢をとるルーティンをしていたことを覚えている方がいますか?このルーティンこそ”飛球線に向って正しく立つ”ための典型的動作と言えます。この動作は右肩が左肩より、地面方向に落ちることを防止するルーティンです。

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飛球線に向って正しく立つには、身体が飛球線に対して平行に立てることが条件となります。では、身体のどこが飛球線に平行であればいいのでしょうか?身体の部位として足下、膝、腰、肩がありますが、どの部位だと思いますか?

飛球線に対し一番影響を与えるのは『肩』だと言われています。ですから、右肩・左肩が飛球線に対し平行に立てることを”正しく立つ”と言われているのです。しかし、ゴルフのグリップは左手をエンド側、右手がその先で行われます。そのため、どうしてもグリップした右手に右肩がひっぱられ、右肩が地面方向に落ちがちになります。

結果として身体はターゲットとした方向より左を向いてしまいます。ゴルフ練習場でゴルファーを観察していると9割以上の人がこの右肩が落ちる病気にかかっています。かなり強く意識しないとこの右肩落ちを発症してしまうのです。

右肩が落ちているとバックスイング時、ヘッドはアウトサイドに上がろうとします。結果、インサイドにヘッドが降りてきて、スライスとなります。腰の動くタイミングが早過ぎるとどスライスとなり、腰が止まってしまう、または肩の動きが早過ぎるとひっかけ、チーピンとなるのです。

どスライス、ひっかけ両方を発症して、「ボールがどこに飛んでいくのか分かりません」というゴルファーが沢山いますが、その原因の殆どはこの右肩落ちにあるのです。右肩が落ちていても時々、方向正しいナイスショットが出ますが、これは右肩が落ちていることに加え、腰を開き過ぎてどスライスするはずなのに、たまたま肩回転の動きが早くなってひっかけ球筋になったが、それぞれの悪いところを打ち消し合い、ターゲットに向って偶然まっすぐ飛んだにすぎないのです。偶然であって、必然ではないのです。

方向性よいナイスショットの確率を上げるためには、右肩の悪戯を解消しなくてはいけないのです。

『飛球線に向って正しく立つ』ためのルーティン

下記に4つの工夫を挙げます。すべてをやるのではなく、自分に合ったもの一つをやってみましょう。人間は二つ、三つのことを意識して身体を動かすことはできません。ここで挙げるルーティンは右肩が地面方向に落ちない工夫です。

アドレス時左手指先を右肩にあて前傾する

飯島茜プロがやっていたルーティンを真似することです。左手指先が右肩に触っていることで、右肩に意識が集中し、右肩が落ちることを防止します。右肩・左肩が平行になることで、ヘッドがスクエアに上がりスクエアに戻ってきます。この現象は人間の身体は直前の状態に戻ろうとする性質をうまく活かしています。

右手・左手の一体感を意識して前傾する

右手・左手の一体感を出すためには、右手親指の付け根(柔らかい部分)を左手親指付け根関節(外側)にやさしく押し付けるイメージで、グリップすることです。

アドレス時に右脇を締めるイメージを持って前傾する

右脇を締めるイメージを持つと右肘がお腹に近づきます。すると右肩が落ちることを防止してくれます。

アドレスの前に胸を開くストレッチをする

このストレッチは両腕を後ろに回し、手を組み、軽く後ろへ腕を伸ばします。そうすることで、両肩が後ろへ動き、アドレス時肩が前に落ちることを防止してくれます。

おわりに

先ずは鏡の前で何も意識せず、アドレス・前傾をしてみてください。自分の右肩の落ち具合を認識します。そしてここで挙げた工夫をやってみて、一番違和感がない、スムーズにできるものを探してください。やった結果、右肩の落ち具合が1センチでも5ミリでも改善できたら、ナイスショットの確率が上がるはずです。ゴルフは微差が大差を生むスポーツですから

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