今日は調子がいいな。もしかしたら自己ベストを更新するかも知れない。よーし!このホールもグリーンを狙って…え?シャンク?シャンクが出た!!なんで?さっきまであんなに気持ちよく打てていたのに?おかしいな…よし!気を取り直して…あれ?またシャンク!!シャンクが直らなーい!
一度出たシャンクってなぜかなかなか直りませんよね?結局何が原因だったか分からないまま治っちゃったり。ここではシャンクを直す方法を徹底解説!実は簡単な方法でした!
シャンクが出たことを一度忘れる
実は「なんでシャンクが出たのだろう?」と考え込む事自体がシャンクを続かせる最大の原因。シャンクを直そうと体が前に突っ込み、当てに行ってしまいます。当てに行ってはシャンクは直りませんよ!しっかりと振り切らないと。それもこれも、シャンクを直そうと体が試行錯誤を始めてしまう事がいけないんです。シャンクが出た事を一度綺麗に忘れてください。素振りを何度かして、普段のスイングを体に思い出させます。
これは、シャンクを直す方法というか、直す前の心構えみたいなものですね。次の項目からが体で行う直し方です。
トップでしっかりヘッドを立てる
クラブのヘッドが寝ている状態ですと、インパクトでヘッドが返りにくい傾向があります。寝ているものを起こして反転させないといけませんので当然といえば当然ですね。シャンクが出た時は、とにかくトップの位置でヘッドがしっかり立っているかどうかを確認してください。
特に後半は、体全体のパワーが消耗している事もあり、ヘッドが無意識に寝てしまう事があります。これだとヘッドが返りにくいので意識的に立てるように心がけてください。
シャンクが出た時こそ 手首を返そうとしない
シャンクの原因をご存知の方も多いと思いますが、シャンクとはそもそも極端なハンドファーストが原因で起こります。手首が返る前にクラブヘッドがボールに当たってしまっているんです。シャンクを直そうと、無理に手首を返そうとする人がいますがこれは間違いです。手首は“返す”のではなく”返る”のです。決して意識して返す事があってはいけませんよ!
クラブヘッドの重みを感じながら遠心力で振っていれば、何もしなくても手首は自然と返ります。シャンクが出た時こそ、無理に手首を返そうとせずにスイングしなければなりません。何度も言いますが、打つ前に何度か素振りをし、ヘッドの重みを感じながらのスイングを体に思い出させてください。
頭を動かさない
シャンクが出た時の対策として、私が考える中で一番重要な事がこれです。頭が前に行ってしまうと当然ミートポイントも前に行ってしまいますよね?ミートポイントが前になっても、実際置いてあるボールはそのままの位置にあります。どういう事か分かりますか?クラブヘッドが返る前にボールに当たって当然だという事です。
ヘッドを立て自然に手首が返るスイングをしてボールに当たろうとしているのに、頭が動いてミートポイントがずれてしまったら元も子もありません。ですので、“頭を動かさない”という事はシャンクを直す上で絶対なのです。
頭を残すことで、ミートポイントが前に行かず、手首がちょうど返ったタイミングでボールに当たります。インパクトの瞬間にアゴを後ろに引く位でも良いです。腕は前に行こうとしているけれど、顔は逆に後ろに行こうとしている、といったイメージですね。
おわりに
冷静におさらいしてみると、何だかゴルフスイングの基礎をそのまま並べただけという感じがしませんか?でも実際そうなのです。基本通りにスイングしていれば絶対にシャンクは出ません。ただ、もし本番でシャンクが出たら上記のポイントを思い出してください。
「一度忘れて素振りして、ヘッドを立てて重みを感じ、頭残せばシャンクとお別れ!」
どうです?覚えやすいですよね?これであなたもシャンクとサヨナラです!