これからの時期、ポロシャツとパンツだけの組み合わせになるゴルフウェア。コーディネートがとっても簡単に見えるけれど、なんだかいつも”もっさく”なっちゃう。そんな人のためにシンプルだからこそ気をつけたい、夏のゴルフウェア着こなし術をお教えします。
最も気にすべきはサイズ感
同じユニクロなのになんだかとってもスマートに見える、アダム・スコット。スタイルがいいと言えばそれまでの話ですが、着こなしの基本をしっかりと押さえられています。ポロシャツとパンツというシンプルな着こなしで、最も大事なのがサイズ感です。ゴルフウェアに限らず今は“タイトで短め”がトレンド。
ポロシャツは体にフィットする小さめのものを選びましょう。胴回りはもちろんですが、そで口も腕にフィットするもののほうがすっきりと見えます。またパンツもヒップや太もものラインにある程度フィットするものを選ぶと体のラインがきれいに見えます。またパンツの裾は短めにし、柄物のくつ下が見えるとオシャレ度がアップします。
よく年配の人が、「動きやすいように大きめのものを着る」という事を言いますが、細身のものが動きにくいとは限りません。スポーツメーカーから出されたものであれば、ほとんどの場合ストレッチ機能がついています。上述のユニクロも、ストレッチ生地を使用したものがあり、グリーン上でかがむ時もなんら不快感はありません。
全体のトーンについて
サイズ感の次に気をつけたいのが、全体のトーンです。例えばポロシャツが原色を使った派手な色のスポーティなポロシャツの場合、帽子がハンチングで靴がブラウンなどの革を使ったトラディショナルなものだと、全体のイメージに統一感がありません。
スポーティな着こなしが良ければ、帽子はキャップやサンバイザーにし、シューズもスニーカータイプのものを選ぶと全体のトーンに統一感が生まれます。
コーディネートで使う色は3色までにする
全身で使われている色が多いと、それぞれの色が主張し合い、まとまりがなくなってしまいます。また、使われている色が多くなるほどコーディネートするのが難しくなり、1点1点のデザインがいいものでもちぐはぐな印象のコーディネートになってしまいます。ですので“多くても3色まで”という事を心がけましょう。
白を使うなら”清潔感”に気をつける
日差しが強くなるこれからの時期、“白ポロ”はやはり外せません。そこで注意したいのが、汚れやヨレ。白ポロの場合そういったものが特に目立ちます。全体的に色がくすんでいるようなら、一度漂白剤で洗うようにしましょう。白のパンツも裾口や、ポケットの切れ目の部分は汚れがちになるので、ラウンド後に汚れが付いているようなら、手洗いをするか洗剤に付けてから洗濯機で洗いましょう。
また白でなくても、生地の先端がヨレているものは清潔感を感じられません。ポロシャツの襟やそで口、パンツの裾口が波を打つようにヨレているものは避けましょう。
靴とベルトの色を合わせる
ゴルフウェアに限りませんが、ベルトと靴の色が違うとちぐはぐな感じに見えてしまいます。どちらか目立つ方が浮いて見え、アンバランスな印象を与えがち。ベルトや靴に複数の色が使われている場合はもっとも面積が大きな色を選んで合わせてください。
また帽子をかぶるようであれば、それもベルトや靴に合わせたものを選ぶと統一感が生まれます。
グローブも大事な要素
何気なく付けているグローブもポイントの一つ。これからの時期、黒いグローブはみているだけで暑苦しくなるので、白ベースのものがオススメ。また白いものでも長い間使っていると、汚れで黒ずんできて清潔感がなくなってしまいます。
余談ですが、パターを持ったらグローブを取るとスマートに見えます。取った後のグローブをパンツの後ろのポケットに入れると、プロっぽくみえますよ。しぐさもスタイルの一つだと思って、気をつけてみてください。