どうしてもスコアが100を切れないとお悩みの方へ。“100の壁”という言葉があるように、スコアでどうしても壁を越えられない、突き破れないゴルファーは多いのではないでしょうか?90台でラウンドすると、ゴルファーとしてステップアップした実感がありますし、ちょっとゴルフが上手い気分にもなります。つまり100と99は大違いなのです。
それぐらいスコアで100を切ることは、アマチュアゴルファーのひとつの目標であることは間違いありません。さて、では100を切りたい!と思っているゴルファーは、今現在どのくらいのスコアでまわってくるのでしょうか?
ハーフのスコアが60台でまわっている時点では、まだ、1ラウンドで90台は考えてはいないでしょう。しかし、だいたい50台でまわれるようになると、1ラウンドで100を切ることを意識し始めます。ですから、1ラウンドで大体100~115ぐらいのスコアが出せる方が、90台のスコアを出すことを目標にしていることを前提に考えてみたいと思います。
100を切るコースマネジメント
常に100~115ぐらいのスコアが出せるのですから、それなりに練習やラウンドをこなしていると思います。もちろんこれ以上の努力を重ねることが出来れば、上達に繋がり、スコアアップも望めます。やはり練習に勝る近道はありません。しかし、練習場やゴルフコースへ行ける機会もそう多くはないでしょうし、出来れば次のラウンドで、100を切りたいと思うでしょう。
そんな方向けに、100を切るためのコースマネジメントのご紹介です。簡単に言えば、100を切るための考え方と、その手段を自分自身で編み出す方法です。100~115でプレーできる実力をもってすれば、100を切るラウンドをすることはそれほど難しい事ではありません。
そのためには、自分の実力と判断力をフルに利用する必要があります。では、実際にどのようにマネジメントするのか?を考えてみましょう。
今日の目標は99!
プレーを予約し、ゴルフ場へ到着したら、今日の目標を再確認します。『今日の目標は99!』です。それを達成するためには、それ以外をすべて排除しなければなりません。つまり、ドライバーで飛ばそう!と考えることや、「練習」という名の苦手なクラブでのショット、成功率の低いロブショット、などすべて禁止です。
全てのプレーは、“99”を出すために必要なクラブの選択や戦略を行うのです。色気を出してはいけません。これを肝に銘じておいてください。その上でハーフは“49と50”であがってくれば良いのです。
スコアを割り振ろう
これにハーフ49でまわってくるための割り振りを行います。
Par3で、すべてボギー
( 4 + 4 )
Par4で、すべてダブルボギー
( 6 + 6 + 6 + 6 + 6 )
Par5で、パー1つ、ボギー1つ
( 5 + 6 )
=49になります。
ハーフ50の場合
Par3とPar4は、”49″の際の割り振りと同じで、Par5だけ変更します。
Par3で、すべてボギー
( 4 + 4 )
Par4で、すべてダブルボギー
( 6 + 6 + 6 + 6 + 6 )
Par5で、すべてボギー
( 6 + 6 )
=50になります。
このように計画し、このスコアを目標としてプレーします。割り振りはコースの難易度や好みで変更してかまいませんので、あなたなりの“49と50”をまずは作成してみてください。
まとめ
まずは、”99″のスコアを出すという明確な目標と、それに対する準備(ホールごとのスコアの割り振り)を行いました。「なんとなく今日は調子がいいから、100切ってラウンドできないかなぁ」では、いつまでたっても100は切れません。しかし、自分を上手くコントロールするだけで、間違いなく100を切ることは可能です。
もうすでにあなたの実力は90台の力を持っているのです。あとはそれを18ホールの中で発揮するだけです。次の機会に、実践編をお送りしたいと思います。