ゴルフ場でプレーするときに、「ピンまで何ヤードぐらいかなぁ」と毎打ごとに悩んだりしませんか?そして、そんな時にどうやって距離を調べますか?
キャディさんに聞く、コースの距離表示の杭を見るといった基本的な確認は皆さんされると思います。さらに、最近は乗用カートにGPSナビが搭載されていたり、ご自身でGPSナビをお持ちの方もいらっしゃいますから、距離を調べるのは苦労してないと感じているかもしれません。
しかし、自分の感覚や、実測で得られる距離の判断はとても重要です。足で実際に計測する『歩測』や、目で見て距離を推測する『目測』の力を養うことで、あなたのゴルフをマネジメントする力がもっとアップします。便利な世の中になったからこそ、歩測力、目測力をつけませんか?
基本的な歩測の仕方
1ヤードは約0.9144メートルです。だいたい0.9メートルと覚えていただければと思います。この長さを1歩で歩けば、距離が測れます。一般的な身長170㎝程度の男性の歩幅が70~80㎝ですので、1ヤードにするためには少し意識して歩幅を広くすれば良いのです。日常生活の中で少し歩幅を広くして歩く訓練をしてみてください。
ご自宅に畳があれば、ほぼ半畳が1ヤード、1畳が2ヤードになりますので、目安にしても良いでしょう。まずは、自分の足で距離が測れるようになると非常にコースで役立ちます。是非実行してみてください。ここで注意点を申し上げると、1歩や2歩を一定の歩幅歩けるようになっても、10歩20歩と歩くと、加速がついて歩幅が広くなる傾向にあります。
ですから、ある程度長い距離を歩いても、歩幅が一定になるように注意して歩いてください。
目測の考え方
歩測ができるようになったら、次は目測の訓練です。目測は距離を推測する力ですから、意外と難しいかもしれません。しかし、歩測ができるようになっているので、それを使って訓練することができます。普段の生活やゴルフコースで目測力を養いましょう。
やり方は、まずコースでは、自分のボールからピンまでの距離を情報なしに考えます。ヤード表示は見ても構いませんが、「だいたい何ヤードかな?」という推測を立ててください。それからキャディさんに答えを求めたり、GPSで確認するクセをつけるのです。最初から情報を与えてもらうと、いつまでたっても目測力が養われません。めんどくさいかもしれませんが、このひと手間を加えるだけで、あなたの中の距離感がどんどん正確になってきます。
さらに余裕がある場合は、例えばセカンド地点に向かう途中に、ボールと自分の距離を推測するのです。地点はどこからでも構いませんが、だいたい30~40ヤードぐらい手前から、「この地点から自分のボールまでだいたい35ヤードかな」と推理してみます。そして、自ら歩測して結果を検証するのです。最初は5ヤード単位でいいと思いますが、慣れたら1ヤード単位にチャレンジしてみてください。
これは目測と歩測の両方を使いますので、非常に効果的です。歩測は、最初抵抗がある方もいるので、(恥ずかしい?)慣れという意味でもたくさんコースで測ってみましょう。さらに、日常生活でも訓練できます。例えば、横断歩道の長さ(ヤード)を想像してから、歩測しましょう。こうしたことを繰り返すだけで、歩測力と目測力の両方が鍛えられるのです。
それによってアプローチの距離感やセカンドショットの距離のクラブのジャッジメントなど、ラウンド中のあらゆる場面でのレベルアップへと繋がります。
コースマネジメントを考える際にも非常に役立ちますので、是非取り入れてみてください。
まとめ
歩測と目測について、取り上げてみましたがいかがでしたでしょうか?他のプレーヤーに差をつけるひそかな努力こそ、ゴルフのスコアアップへ近道です。これからのゴルフは、歩測して、目測して、プレーしましょう!