ゴルフは打つ順番が決まっています。
ほとんどの人は一番最後に打ちたいと思います。
それは前に打った人の情報が見れるからです。
風が強い日などは風がどう吹いていて、どう流されるかなどを見て対策が出来るからです。
打つ順番を決めないと先に打つ人がいなくないます。
では順番はどう決まるのでしょうか?
そもそもオナーとは
ゴルフのオナーとはその組のティーショットを一番目に打つ人の事です。
よくオナー(honor)をオーナー(owner)と間違える事があります。
オナー(honor)はあまり聞かないのでオーナー(owner)ではないのかと思います。
オナー(honor)は英語でアナーと発音され「名誉」という意味合いがあります。
なので一番初めに打つことは名誉ある事なのです。
ちなみにオーナー(owner)は所有者という意味なので、違う意味合いになってしまいます。
初めて聞く人はオーナー(owner)じゃないの?と思いますが、オナー(honor)が正解です。
スタートホールの打順の決め方
スタートホールでの順番の決め方に決まりはありません。
ジャンケンでもくじ引きでもティーで決めてもいいのです。
多くのゴルフ場の1番ホールと10番ホールに、順番を決めるスティックのセットが設置されています。
4本のスティックに1〜4の刻印がされていて、くじ引きで順番を決められます。
ティーを使ったやり方は円で囲うようになり、ティーを上に投げてティーの先を指した人から時計回りに順番に打っていきます。
ゴルフ場に設置してあるくじ引きで決める事が大半になりますが、無い場合は順番を決めるルールはないので話し合いで決めましょう。
次のホールからは前のホールのスコアがいい人から順番に打っていきます。
セカンドオナーとは
セカンドオナーとは2番目に打つ人の事を指している訳ではありません。
ティーショットはスコアのいい順番から打っていきますが、セカンドオナーとは2打目を一番初めに打つ人の事を指します。
2打目からはピンから遠い人から順番に打って行くので、つまりティーショットで一番飛ばなかった人の事を「セカンドオナー」と言います。
人によっては傷つけてしまう発言なので気をつけましょう。
打順を間違えたら罰はつく?
ストロークプレーとマッチプレーで対応の仕方が変わります。
例えば、オナーの人が準備が出来ていないから「先に打って」と同意があればそのまま無罰でプレー続行です。
勘違いやうっかりで間違えて先に打ってしまった場合も無罰でそのままプレー続行です。
打ち直しや、ペナルティーが与えられる事はありません。
しかし誰か一人を有利にさせる為の順番の変更はそれらに関した人達は「2打罰」が課され、
競技の場合は「失格」になります。
例えば、風向きが分からないから最初に打ちたくないという理由で、他の人に先に打たせる事です。
マッチプレーの場合は、相手に罰打無しで再プレーを要求できます。
例えばAがオナーでBが先に打ってしまったら、AはBに対してそのままプレーするか打ち直すかを選択する事ができます。
Bがラフや林に入った場合はそのままプレー続行、フェアウェイの場合は打ち直しなど決める事ができるようになります。
間違えた人は、無罰で打ち直すか無罰でプレー続行になります。
ティーショット以外ではレディゴルフが推奨されている
レディゴルフとは2019年から適用された新ルールです。
本来は2打目以降はピンから遠い人から打って行くのが今までのルールでした。
新ルールでは残りの距離に関係なく準備が出来た人から打っていいルールが採用されました。
しかし先に打つにあたっていくつかの注意点があります。
あくまで先に打つ人の準備が整っていない場合で、十分な安全を確保した上で先に打ちます。
レディゴルフだと言って自分勝手にどんどん打っていい訳ではありません。
例えばAが林などに入れてしまい、ABCがボールを探している間にDが「先に打ちます」と先に打ち、Dがボール探しにいきCが打つなどすればプレーの進行がスムーズになります。
ゴルフで特に知っておきたいマナー
ゴルフの基本的なマナーをご紹介します。
・打つ人の邪魔をしない事です。
打つ時はかなり集中しているので邪魔をしない様にしましょう。
・前の組に打ち込まない
前の組のプレーが終わってから打ちましょう。
ボールが人に当たったら大変な事になります。
・コース内で喫煙しない
芝が燃えたりして自然を傷つけてしまうので決められた場所で喫煙しましょう。
・スマホをマナーモードにしておく。
集中している時に着信音がなってしまうと集中を切らしてしまうのでマナーモードにしておきましょう。
・予備のボールを持つ
林に打ち込んだり池に入れた場合など、打ち直す時にボールやクラブを持っていけばカートに戻る手間が省けるので常に予備のボールを持っていましょう。
・隣のコースに飛んだら「ファー」と叫ぶ
隣のコースにボールが飛んでしまった場合、ボールが当たってしまったら大変な事になるので危険を促す為に大声で叫びましょう。
ティーイングエリアでのマナー
ティーイングエリアでは第一に打つ人の邪魔をしない事です。
打つ人の視界に入らない場所に移動して、音を立てずになるべく動かない様にしましょう。
ボールが曲がって隣のホールに飛んでしまったらみんなで「ファーー」と叫びましょう。
そして前の組に絶対に届かない距離になってから打ちましょう。
届きそうなら待って、打っても絶対届かない人に先に打ってもらうなどしましょう。
グリーン上でのマナー
グリーンは芝が整備されているので、傷つくとゴルフ場や他のプレイヤーに迷惑がかかるので大切に扱いましょう。
・グリーン上では走らない。
走ると芝を傷つけてしまうので静かに歩きましょう。
足を引きずって歩くのもNGです。
・ボールマークを直す
ボールがグリーンに着地した時に窪みができる事があるので、グリーンフォークを使って平らにしましょう。
・ラインを踏まない
他の人のボールとカップを結んだ場所には入らない様にしましょう。
足跡が残ってラインが変わってしまう事があるので、特に気をつけましょう。
フェアウェイでのマナー
フェアウェイでは打つ番手の前後を持っていく様にしましょう。
残りの距離が8番なら9番と7番も一緒に持っていきましょう。
やっぱり7番かな?と思った時に、もう一度カートに戻る手間を省けるのでクラブは多めに持っていきましょう。
まとめ
プレー進行を円滑にするために2019年に新しいルールが採用されました。
しっかりと安全を確保した上でのファストプレーなので、早ければいいという訳ではありません。
ゴルフは紳士のスポーツとされていますので、マナーを守り楽しく早いゴルフを目指してください。