なるべく簡単に100切りが達成できる方法があれば、挑戦してみたいと思うのは当然のことかもしれません。
難しいことはなく、少しだけ視点を変えて練習に取り組むことができれば、簡単に目標を達成できるはずです。
実用的なクラブ選択やリスクを減らすプレイの考え方、日ごろの練習方法などを見直すことで、簡単な100切りを目指してみてはいかがでしょう。
100切りを簡単に達成する方法を徹底解説します【論理的】
なるべく簡単に100切りを達成したのであれば、時間をかけて苦手なクラブを練習するよりも、キャディバックから外す決断が必要です。
使えないクラブを1本を外すことで、代わりのクラブを入れることができるので、実用的で信頼性の厚いクラブを選ぶことができます。
またプレイの内容も、リスクの少ないゴルフを心がけることが目標達成の近道になります。
ドライバーを封印して5番アイアンでティショットをする
ドライバーはミスショットするリスクが高いので、OBや池のトラブルにつかまる可能性や、チョロやテンプラでライの悪いところからリカバーリショットを打たざるを得ない可能性を考えなくてはいけません。
心配していたリスクが現実になると、大きな代償を払うことになり、100切りは先延ばしになってしまいます。そこで根本原因のドライバーを封印して、信頼のおける5番アイアンでティショットをします。
仮に曲がったとしても数ヤード程度ずれるだけで、タイトなレイアウトでもなければ、リスクなく次ぎのショットに繋ぐことができます。
もしも5番アイアンに不安であれば、6番アイアンを、それでも不安であれば7番アイアンを使って、ミスのないプレイを選択しましょう。
アプローチでワンオンするには距離調節をしないこと
ドライバーを真っ直ぐに打つことが1番難しいとしたら、2番目は距離調節をするアプローチショットです。
自分のボールのある位置とターゲットまでの距離を読むこともできず、見た目で距離を測り、練習なしのぶっつけ本番で目測した距離を打たなければならないわけです。
どう考えても相当な経験がないと、ターゲットに寄せるどころか、グリーンオンさえ難しいと思われます。
アプローチウェッジを使うとしたら、距離調節をしなくてもグリーンオンが狙える、残り80ヤードからがベストです。
またピッチングウェッジなら100ヤード、9番アイアンが得意なら残り110ヤードからアプローチをすればよいだけです。あとは、そこにボールを運べるようにティーショトから刻むことでリスクは排除できます。
道具を取捨選択できる目をもつことが必要
キャディバッグに入れて携帯できるクラブは、14本までとルールで決まっています。
すでにリスクの大きなドライバーは排除したとしても、他のクラブのなかにも使いこなせていないクラブはないか、かなり微妙なクラブもあるはずです。
たとえばロングアイアンは、ショートホールのティショットくらいしか使い道はないかもしれません。
それであれば同程度の飛距離があるユーティリティを選ぶと、フェアウェイやラフからも使うことができます。
使わないクラブを抜くこと、リスクを最小限に抑えることができるクラブを加えることが、簡単に100切りが達成できる方法といえます。
スタンスをとったときに違和感があれば正しい感覚
一生懸命練習をしているのに、100切り達成できないことがあります。
アドレスをとったときになんとなく違和感があったり、スイングしているときに微妙なズレを感じたり、はっきりと原因は分からなくても何かがおかしいと思うことがあれば、それは正しい感覚かもしれません。
練習場とゴルフ場との違いや自宅練習で不足していることなどをご紹介していきます。
練習場とゴルフ場の打席が微妙に違うことを知っておく
練習場の打席はゴム製ラバーが多く、ゴルフ場の天然芝のティグランドとはまったく違います。ゴルフシューズでゴムラバーの上に立つと、芝のティグランド比べてわずかに浮いた感じがします。
逆にティグランドの芝の上に立つと、見た目の高さよりも刈り高10ミリ分だけ沈んだ感じがします。
仮にアイアンでティショットするとしたら、ショートティの高さは芝の先端と同じにセットするので、シューズの底よりも10ミリ高い位置にボールがあります。
わずか1センチの違いであっても、スイングの最下点の位置を考えると、アドレスでグリップを1センチ短く握ることで違和感は解消されるはずです。
パッティングを自宅練習するのであればシューズを履いて
日本では家のなかで靴を履くことに忌み嫌う慣習はありますが、せっかくパターを練習するのであれば、グリーン上と同じ高さになるようにゴルフシューズを履きたいものです。
パターの種類によってフェースの上下幅は若干違いますが、アドレスで一旦芝面につけてから、ソールを5ミリ程度浮かせてテークバックするのが一般的です。
ヘッドを浮かせたことで、ボールの赤道部分をフェースの真ん中でとらえることができ、しかもパターのロフト角によって打ち出すボールに順回転がかけることができます。
グリーン上でカップの淵で止まらずもうひと転がりするボールを打ち出すためには、自宅練習で靴底の厚さに慣れておくことが必要です
ソールをしない打ち方を覚えよう
アドレスに入るとき、最初にクラブをソールして、次にスタンスをとって、最後にアドレスの姿勢をとるルーティンができていると、ソールができない場面では落ち着かない気分になるかもしれません。
バンカーのなかでは、ソールすることができません。また深いラフのなかでボールが地面まで落下していないときも、ソールするとボールを上下に動かす可能性があるのでソールできません。
本来は自信をもってリカバリーしなければならない局面なのに、ソールしないことで不安となり上手くショットができない可能性があります。
そこで日ごろの練習では、アドレスでソールせずにそのままスイングをする打ち方に慣れておくと、ソールができない場面で不安を感じることはなくなるはずです。
簡単に100切りするためには正しい練習をしなければなりません【指導を受けるべき】
どんなに良い練習方法があっても、実際にクラブを握ってスイングをしなければ、身につくことはありません。簡単に上達する知識を得ても、練習をしなければ上達はできないわけです。
一方で練習の仕方が間違えていると、目標に到達するまでに時間がかかってしまいます。正しい練習とは、自己分析をして不足しているスキルを習得することです。
そのためには客観的に自分のスイングを分析することが必要です。普段のプレイのなかでのミスしたことや、不安に思ったことを記録しておいて、その原因を分析して解決する手段を見つけていくことが、簡単に到達できる早道となるはずです。
ただ実際にはゴルフ経験の浅いゴルファーが、客観的な視点で分析をして矯正手段をとることは難しいと思うので、プロのレッスンを受けて指導を仰ぐのがもっとも簡単で確実な方法だと思います。
まとめ
100切りを目指すゴルファーが、自らの欠点を分析して解決していくのは、少し荷が重いかもしれません。
仮に不足している部分が分かったとしても、解決方法や練習方法が間違えていると、さらに悪化することがあるかもしれません。
特に構え方やスイングの仕方を変えるときは、慎重に判断しないとあとから修正するに、もっと多くの時間を費やすことにあります。
もしも不安があるようなら、レッスンを専門としたプロから指導を受けることを考えてみるとよいかもしれません。