ゴルフのラウンドをする時にキャディバッグに入れていいクラブの最大本数は何本かご存知ですか?ゴルフをすでにやられている方はご存知ですよね?(知らなかった方!失格になっちゃいますよ!)
答えは・・・パター~ドライバーまで全部で14本です。では、なぜ14本なのかご存知ですか?
クラブが14本までしか持ち込めない理由
諸説ありますが、ある説によると・・・それ以前は本数に制限がなく、キャディは苦労していたようです。A・ジラードという選手にいたっては、リヤカー2台に樽をのせ、55本のクラブを入れてラウンドしたそうです。
それなのでキャディが「とても18ホール回れない」「指示されたクラブを探し出すのも大変」と悲鳴をあげたとのこと。そんなこんなで、R&Aで会議が開催され、「クラブ1ダースに加えてパター1本で13本」という規則を制定することに。
ところが、散会直前にある役員が「ゴルファーは縁起を担ぐ人種である。13という数字はは縁起が悪い」と言い出してまたもや会議は紛糾、最終的に「じゃあもう1本足して14本にしよう」ということになったそうです。
ちなみに・・・ゴルフがなぜ18ホールなのかご存知ですか?これも又俗説かもしれませんが、ある説を紹介します。ゴルフはイギリス発祥のスポーツです。イギリスで有名なものと言うと・・・!
そうです「スコッチウィスキー」です。当時のあるプレーヤーが寒さをしのぐ為に毎ホールに1杯のスコッチウイスキーをグラスに入れてのんでラウンドし、ちょうどなくなったのが18ホールだったかららしいです(笑)
ちなみにスコッチウィスキーを飲むグラスがショットグラスだったので、ゴルフの1打を「ショット」というとかなんとか・・・。(・∀・)ほんとか!?と思った方・・・。そうです私もホントかな?と思いました(笑)
クラブ毎のロフト角の違い
その14本のクラブにはドライバー~ウェッジまでロフト角(つまりどれくらいフェースが開いているか)が、個々に異なります。パターは当然0度 1度くらいです(笑)
ロフト角の役割は、角度が無いつまりフェースが立っているほど遠くへ飛ばすために、逆に角度が付いているつまりフェースが寝ているほど高く上げるという風になっています。ドライバーは多くのかたが9.5度~10.5度程度のロフト角がついていると思います。
9.5度のロフト角では10.5度に比べてより低い弾道で飛んでいきます。(本当はバックスピン量とかヘッドスピード、打ち出し角度とかが関係するのでロフト角だけで決め付けることはできないのですが・・・)
このロフト角が立ったクラブで高く打ち上げたいと思ったらどうしますか?恐らく大半の方が下から上へすくい上げるようなスイング軌道を意識すると思います。実はココが大きな間違いです。
ロフト角通りにしかボールは上がらない
ボールの高さはロフト角通りにしか上がらないので、もし高く上げたい時は下からすくい上げるような打ち方をするのではなく、上げたい高さのロフト角がついたクラブで打つか、フェースを寝かせて打つしかありません。
隣のホールに落として打ち上げの時に5番アイアンのようなロフトの立ったクラブで打つ人は居ないと思いますが、なぜかそういうシチュエーションではない時に高く打ち上げようとすくい上げるスイングをしてしまう方が多いと思います。
高く打ち上げたいという意識は自ずと右肩が下がったスイングになったり、手でこねたりします。これでは自分でミスショットや間違ったスイングを招いている事になります。高く上がって飛んでいくボールは確かにかっこいいですが、隣の人がそういうボールを打つからといっても決して真似してはいけません。
体格やヘッドスピードは人それぞれです。真似するとスイングをダメにします。
障害物を越えるときに高く上げなければいけない状況になりますが、ヘッドスピードがあって背の高い人ならボールの上から思い切りクラブが縦にインパクトするので高くあがりますが、そうでない場合は、それなりのロフト角のクラブを使いましょう。
ドライバーショットも、高く上がる弾道を打ちたい方はロフト角のもう少しついたクラブに変えると、きっと理想の弾道になります。クラブのフィッティングはスイングの癖や軌道により非常に難しいものです。お近くのゴルフショップで測定してもらって納得の行くクラブを選択してください。
最近のアイアンは低重心
アイアンには「マッスルバック」「ポケットキャビティ」等、構造が若干異なります。マッスルバックはフェードやドロー等ボールコントロールがしやすいというメリットがあり、外観もプロの様にかっこいい!というアイアンですが、その反面ミスショットに対する許容エリアが狭いので、上級者向けのアイアンです。
ポケットキャビティは、キャビティ構造というアイアン後部に反発を高める中空構造があり遠くに飛ばしやすく、ミスショットに対する許容エリアが広いというメリットがあります。ほとんどの方がこのポケットキャビティ構造のアイアンを使っていると思いますが、このポケットキャビティのアイアンの重心はほぼソール側と言ってもいいくらいに低重心なのです。
その為無理に上から打ち込む「極端なダウンブロー」をするとバックスピン量が増え高く上がりやすい反面、飛距離が出にくいようです。ですので、無理にダウンブローを意識して打ち込むスイングする必要はないですし、遠くに飛ばそうとボールの位置を少し右寄りに置いたり、ロフト角を立てて構える必要はないです。
左腕とクラブを一体化したイメージで体で振って、腕を払うように打てば必然と緩やかなダウンブローになるので、ロフト角通りの高さと距離が出ます。
クラブを信じてスイング
今手にしたクラブを信じて、いつも通りのスイングをしましょう。そうするとクラブ毎の飛距離と高さがでます。高く上げたいからといってスイングを変える必要はありません。きちんとスイングすれば、クラブが仕事をしてくれます。
フェースをわざと寝かせて打つ方法もあります。(ロブショット)プロや上級者は状況に応じてこういったフェースの角度を意図的に変えてセッティングして打ったり、又ロフトを立たせて打ったりとする時があります。しかし決して変わらないのはスイングです。
高く上げたいからといってすくい上げるようなうち方をするプロは居ないですよね?スイングが上手くいかない時は、あ~したいとかの欲求に負けて変な意識でスイングしてしまった事が原因かもしれませんね.。
スイングの基礎は7番アイアンで作るといいと言われます。7番アイアンでロフト角通りの飛距離と高さが打てるようになれば、全てのクラブでできるようになります。7番アイアンで基礎固め・・・おすすめです。
ちなみに私は7番と9番です(笑)