スイング改善

【100切りの近道】ボギーオンができれば100切りは可能です

ボギーオンのプレイスタイルは、100切りへの近道となるものです。大叩きの要因となるティショットのリスクを排除して、信頼のおけるクラブでグリーンを目指し、確実なボギーオンで2パットを狙います。

技量的にはストレスのかからないプレイスタイルですが、結果に見合った戦略の立て方と、必要なスキルは磨いておかなければなりません。今回はボギーオンで100切りを目指す、リスク回避のプレイスタイルについてご紹介していきます。

【100切りの近道】ボギーオンができれば100切りは可能です

Male golf player at sunset.

100切りを目指すのであれば、リスクが伴うグリーンまでのプレイ内容を見直すべきです。無理をせずにティショットからコントロールできるユーティリティやアイアンを使い、ボギーオンの2パット狙いでも十分に100切りは達成できます。

そのためには信頼のおけるユーティリティやミドルアイアンを練習し、精度の高いショットができるように備えておかなければなりません。

99打以内のプレイを目指しましょう

極端な話になりますが、100切りを目指すゴルファーにはパー狙いのゴルフをする必要はありません。すべてのホールをパーで回ると72打ですが、すべてをボギーで回っても90打、プラスしてハーフだけをダブルボギーにしても99打です。1ホールごとボギーとダブルボギーを交互に出せれば、確実に100切りは適います。

問題は途中で待ち受けているトラブルショット、この大叩きがアウトとインで1回ずつあると、100切りは難しいかもしれません。まずはミスショットを減らすために対策を立て、それが実行できるように練習で技術を磨くことが100切りに導いてくれる条件となるはずです。

ボギーオン狙いはトラブルを防げます

すべてのホールでボギーオンを狙えば、大きなトラブルは回避できるはずです。ティグランドではリスクの高いドライバーショットをやめて、ユーティリティかミドルアイアンで刻むゴルフがトラブル回避に効果的です。

アプローチウェッジの飛距離が80ヤードだとして、そのウェッジは距離調節をせずにグリーンオンが狙えるようにします。つまりサードショットが残り80ヤードになるように、ティショットとセカンドショットで距離を調節するわけです。

仮に380ヤードのホールであれば、ティショットとセカンドショットは150ヤードの7番アイアンを使って、残り80ヤードをアプローチウェッジで打ちます。

3パットを打たなければ100切りする

「3パットは打たない」は、ゴルフ上達のセオリーです。もちろんグリーンの難易度が高くて、3パットを打つことがあるかもしれません。でもグリーンオンでピンそばにつけていれば、もしくはパターの1打目がカップに寄っていれば、2打目でカップインできるはずです。

問題はピンに寄せられないアプローチとカップに寄せられないロングパットにあります。

グリーン周りからのアプローチでは、できるだけランを主体としたピッチエンド・ランを使ってピンに寄せていきます。またロングパットに備えて、スタート前の練習グリーンで転がりの速さと芝目をしっかり確認しておきましょう。

 ボギーオンするための具体的な方法とは

Two senior golf player at sunset.

刻むゴルフをするときには、ラウンドするコースを入念に調べておく必要があります。事前に調査し、分析し、リスクを排除する手立てを考え、自分のスキルに合ったクラブ選択をします。

結果としてミドルアイアンを主体とするクラブ選択になるわけですが、同時に自身を持ってリカバリーができるようにショートアプローチを磨いておくことも必要です。

ティショットのクラブ選択が重要

ボギーオン狙いは、ホールがパー3のとき2オン、パー4のときは3オン、パー5のときは4オンになるようティショットから刻んでいきます。

一般的にパー3のショートホールは、グリーン周りのバンカーの配置で難易度を上げているので、リスクを回避するためにバンカーを気にしなくてもアプローチができる方向にティショットを打ちます。

またパー4やパー5のホールは、グリーンから逆算して使用クラブを決めていきます。もっとも自信のあるクラブを主体に組み立てるか、同じクラブを多用してミスショットを防ぐことで、100切りは近づいてくるはずです。

距離を分析して刻むゴルフに徹する

ラウンド前日までに、各ホールの距離とレイアウトを調べておくことで、およそのコースマネジメントはできます。

500ヤードのロングホールをパーオンするのであれば、ティショットは220ヤード、セカンドショットが180ヤード、残り100ヤードをアプローチショットが一般的なプレイスタイルです。

でもリスクが潜んでいる220ヤードのティショットを回避するために、ティショットとセカンドショットを180ヤード、サードショットを140ヤードに変更します。

このケースで5番アイアンと7番アイアンでグリーンに到達し、2パットであればパー、仮に7番アイアンのショットが乗らずにグリーン周りから4打目のアプローチをしてもボギーで上がることができます。同伴者の視線が気になるところですが刻むゴルフに徹することが100切りのポイントになります。

アプローチの猛練習が必要

刻むゴルフがすべて順調に進むと、ボギーオンの2パット、90打でホールアウトできる予定です。ミスを減らすクラブを使用することでリスクを回避できるので、あとは不測の事態に備えてリカバリーのためのアプローチを習得しましょう。

ボギーオンのつもりがグリーンに乗らずに、再度アプローチショットが必要になることは良くあることです。この精度の高いリカバリーショットを猛練習することで、予定外の事態に備えます。ミスなくピンそばに寄せることができるよう、ピッチエンド・ランを主体とした転がす寄せを習得しましょう。

そうすれば1パットでカップインできるので、計画通りのスコアで回ったことになります。

ボギーオンだけでは100切りはできません【ミスをなくすべき】

Two senior golf player at sunset.

ボギーオン狙いは、ミスを連鎖させないためのプレイスタイルであって、ミスの完全排除ではありません。ショートホールが得意なピッチングウェッジの距離であれば、わざわざグリーンを外す必要はありませんし、もしもミドルホールで6番アイアンを2回使ってパーオンできるのであれば無理に3オンする必要はありません。

ただパープレイが可能になるホールにこそ、大きな落とし穴があるものです。ミスの連鎖をなくす選択をするなかで、安全なプレイスタイルがボギーオンであると結論付けただけです。自分の技量に合った戦略を立てて、臨機応変に軌道修正していくことが100切りに繋がります。

単にボギーオンを狙っていくだけでは、不測の事態に対処ができずに100切りができないかもしれません。

まとめ

刻むゴルフがスコアアップに効果的であることは、多くのゴルファーの共通認識です。それが分かっているのにチャレンジしないのは、同伴競技者を意識した体裁にあるのかもしれません。刻むゴルフの基本となるのは、アイアンの精度を磨いていくことです。

そのためには地道な練習が必要ですし、練習の成果を活かすためには、しっかりとした戦略を立てて実行していくことが必要です。すべてが上手くいったとき、100切りという結果を得ることができているはずです。

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