ゴルフ雑学

ゴルフのマメとタコでスイングを分析〜マメの原因と良いタコ悪いタコ〜

自分がゴルフをやり始めた頃と比べるとマメ・タコができなくなりました。若い頃と比べ、練習量が格段に減ったこともありますが、クラブのスイートスポットが大変広くなったことが影響を与えているのではないでしょうか。

ドライバーヘッドがパーシモンだった頃、たまに芯をくうと、まったく手応えがないスコーンという感じがありましたが、最近はこの感覚をまったく味わったことがありません。これもスイートスポットが広くなったせいで、何となく真ん中に当たることが多くなっているのが理由です。

そこで今回は、マメができる原因と良いタコ悪いタコについて書いていきます。

※右利きを基準に解説しております。

そもそもマメ・タコとは

そもそもマメとは、短期間皮膚に摩擦や圧力が加わり、刺激を受けた皮膚に水ぶくれができた状態(正式名称では外傷性水泡)を言います。一方、タコは長期間刺激を受け続け、皮膚を守るため角質が厚く盛り上がっている状態(正式名称は胼胝べんち)を言います。

従って、マメは初心者、または久しぶりにクラブを持つ人ができるもので、タコはある程度ゴルフを嗜むとできるものです。顔見知りのプロに聞くと「ゴルフを始めて以来マメはできたことない、タコもほとんどできない」と言っています。

また、シングルの手を見せてもらったこともありますが、ほとんどのシングルはきれいな手をしていて、ほんの少し左手にタコがあるだけです。マメ・タコの話しは初心者、ゴルフ下手特有の話題のようです。

マメができる原因

初心者がマメをつくってしまう原因は3つあります。すべてグリップと手の間がズルズル動いてしまう現象です。

1つ目はグローブのサイズが大き過ぎること。初心者の頃はグローブを防寒用手袋と同じ感覚でサイズ合わせしてしまい、どうしても大きいグローブを購入し、結果として、スイングの度にズルズルとグリップが動き、マメをつくってしまう。ゴルフ用グローブは通常よりワンサイズ小さめを手に入れた方がいいですね。始めて装着したとき、キツ目くらいがちょうど良いです。

2つ目は握力が足りない。3つ目はスイートスポットに当たっていない。2つ目と3つ目は練習を重ね、ゴルフに必要な握力づくり、ゴルフスイングに慣れるしかないですね。特効薬はありません。

良いタコ悪いタコ

マメができなくなるとタコができ始めますね。タコにも良いタコ、悪いタコがあります。悪いタコの典型は右手のタコ。ゴルフは左手のスポーツと言われるくらい、左手を重要視し、右手を使うことを嫌います。ベン・ホーガン先生は著書モダンゴルフで「右手(特に親指、人差し指)はスイングの破壊者となる」と言っているくらいです。

右手にタコができる人は左手に右手をそえる程度と思うくらい、力を抜く必要があります。殆どの人が右利きのはずですから、右手への意識は一切捨て、意識はいつも左手に持っていくべきでしょう。

右手のタコで見るスイングの悪いところ

 親指と人差し指のタコ

力んでいる証拠、フェースがカットに入りスライスの原因にもなっているはずです。

 中指のタコ

手打ちの証拠、腰の横回転による切り返しを意識しなくてはなりません。

 薬指のタコ

フェースを押し過ぎている証拠で、手首の返しが不十分の可能性があります。

左手のタコは良いタコ

特に中指・薬指・小指の付け根・小指の付け根の延長線上の手のひらのタコは非常に良いタコと言えます。左手の薬指・中指・小指の3本の指でグリップされている証拠。また、手のひらのタコは腰の横回転が先行し、手がゆっくり動いて我慢できている証拠になります。

終わりに

アマチュアとしては、右手はツルツルなきれいな手、左手は薬指、中指、小指の付け根と小指延長線上の手の平のタコを目指し、精進していきましょう。

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