前回のゴルフクラブの機能を理解するための用語集~ヘッドバランス編~に続き、今回はパターについてです。
パターは、形状の種類も多く「どのパターが自分に合うのかなぁ」と迷っている方が多いのではいでしょうか。
パターを選ぶ基準は、
1. ヘッドの形状の好き嫌い
2. 打感の好き嫌い
3. シャフトの長さの好み
4. 重量
5. グリップの形状(太さや感触)
などです。
特に打ったときの打感は、感覚にかなり影響を及ぼすので、好き嫌いが出るでしょう。
速いグリーンには柔らかい打感のフェース、重いグリーンには弾きのいい固めのフェースがいいようです。コースによっては、種類の違うパターを、2~3本を使い分けると気分転換にもいいでしょう。
「いや、パターは変えたくない」という場合ですと、パターにべっとり鉛を貼ったりすると、打ち方を変えずにフィーリングが変わります。
パター自体の重量が上がると、小さな振りでよく転がります。パチッとヒット感を出したいタイプには、軽いパターがいいでしょう。
シャフトの長さも打ち方に大きな影響を及ぼします。長いシャフトは、小さな振り幅でも振り子が大きくなりますからよく転がります。
一方、短いシャフトは前傾姿勢を深くして、腕の振りの感覚を活かしたいタイプに合います。ゴルフショップでシャフトの長さは変えることができます。
グリップも感覚にかなり影響します。元々装着されているグリップでもいいのですが、別売りの太めのグリップに差し替えると、ストローク中のフェースの向きが安定しやすいようです。
手首を使うタイプの打ち方ですと、逆に細めのグリップが合います。色や肌触りも好みがありますので、いろいろ触ってみるとよいでしょう。
グリーンのスピードは、コースによってコンディションが違いますし、気分的なことで調子の波が出てきてしまいますので、2~3本をローテーション化するタイプのゴルファーが多いようです。
お気に入りの1本をどこまでも使うタイプは、パッティングに自信がある人のようです。