「ゴルフのスイングにおいて大事なことは何か」と考えた時に、やはり”いつも同じようなスイングで打つ”ということがスコアアップにつながります。つまり再現性の高いスイングを作ることが大切なのです。再現性の高いスイングで重要なことは、常に同じリズムでスイングすることです。ほとんどのアマチュアゴルファーは、この”常に同じリズム”が上手くできていません。
速いリズムでもゆっくりなリズムでもどちらでもいいですから、常に同じリズムでスイングをすることが再現性の高いスイングを作るために必要なことです。
今回は、ゴルフスイングのリズムについてちょっとしたコツを紹介します。
ゴルフが上手い人はリズムが一定
速いリズムで打つメリット
速いリズムのゴルフスイングは、反動する力を使えるので一般的にはロングヒッターが多いです。トップまでを速くすることで、その反動によりダウンスイングも速くなり、その結果として飛距離が出やすいというわけです。言葉にすると、「イッチ、ニッ!」といったリズムですね。プロゴルファーでは、タイガーウッズ選手やローリーマキロイ選手などがいます。
デメリットとしては、タイミングがとりにくい、手打ちになりやすいなどが挙げられます。
ゆっくりなリズムで打つメリット
ゆっくりなリズムのゴルフスイングは、体を使ったスイングがしやすいことや切り返しなどのタイミングがとりやすいというメリットがあります。ゴルフ初心者は、始めはゆっくりなリズムでスイングした方が良いと言われています。
言葉にすると、「イーチ、ニー、サーン!」というようなリズムですね。プロゴルファーでは、松山英樹選手や藤田寛之選手などがいます。デメリットとしては、オーバースイングになりやすいことなどが挙げられます。
スイングリズムは一定に!
速いリズムもゆっくりなリズムもそれぞれメリットとデメリットがありますし、人によって速いリズムが合っている人もいれば、遅いリズムが合っている人もいますのでどちらが正解とは言えません。大事なことは、”常に同じリズムで打つ”ことです。練習場では同じリズムで打てていても、本番になると打ち急いでしまったり、逆にゆっくりすぎたりしてしまうのがゴルフの難しいところです。
アマチュアゴルファーで多いパターンは、トップまではゆっくりとしたリズムなのに、トップからダウンスイングにかけて急にリズムが速くなるケースですね。このようになってしまうと、スイング軌道が崩れてしまいギクシャクとしたスイングになってしまいますし、タイミングも取りにくくなります。
再現性の高いスイングを目指すなら、まずは常に一定のリズムで打つことを心がけましょう。
常に一定のリズムで打つために
メトロノームを使おう
メトロノームは、一定の間隔で音を刻んでくれる機械です。このメトロノームが刻む音に合わせてスイングをします。耳に付けるタイプのゴルフ用メトロノームも販売されているので興味のある方は探してみてください。1でバックスイング→2でトップ→3でダウンスイングからインパクトといった感じでスイングを音に合わせます。始めは上手くいかないと思いますが、このような練習をすることで徐々に常に同じリズムで打てるようになるはずです。
自分のリズムの決め方は?
一般的にはアマチュアゴルファーは、65〜70のリズムが心地よく感じるようです。プロゴルファーは、80くらいの速いリズムでスイングするゴルファーが多いみたいですね。自分に合ったリズムは、歩く速度と大きく関係していると言われています。普段の歩くリズムが速い人はスイングリズムも速く、歩くのが遅い人はスイングリズムも遅い方が合っていると言われていますので参考にしてください。
何はともあれ自分が打ちやすいと感じるリズムが良いでしょう。
リズムはアドレスする前から始まっている?
ゴルフスイングのリズムを一定にするためにはアドレスに入るまでの動きも常に同じリズムにすると良いです。その有効な方法がルーティンです。まず目標を後方から見てフェースを合わせて、スタンスを取るなど決まった手順でアドレスに入ることです。このルーティンの動きも、ゆっくりだったり、速かったりしてはリズムが崩れます。
後ろが詰まっていたり、イライラしたりするとこのルーティンの動きが速くなりがちになりますが、常に同じリズムでルーティンを行うようにしましょう。
まとめ
アマチュアゴルファーは、どうしてもスイングフォームばかり気にしてしまいがちですが、実際のラウンドで成果を出すためにはリズムが最も重要です。再現性の高いスイングを目指すなら同じリズムで打つことは必須です。実践することはなかなか難しいですが、スイングフォームばかり気にせずに一度スイングリズムを気にしてみてはいかがでしょうか?