ゴルフ雑学

秋のゴルフは蜂(ハチ)に注意!あせらず、あわてず ハチに刺された時の対処法

10~11月は日差しが出れば絶好のゴルフ日和。人間にとって活動しやすい時期ですが、ゴルフ場にいる虫たちも活動的になっている時期でもあります。そこでコースで特に注意したいのがハチ。ハチの種類によっては刺された場合に重症になりかねない事もあります。

秋は好戦的になるハチもいる

プレーに集中をしていると見落としがちですが、コースにはたくさんの虫たちがいます。現にアマチュアよりプレー頻度の多いプロは、年に数回虫に刺されて棄権をしたり、試合中に応急処置が必要なることがあります。松山英樹選手は、過去に虫に刺されてひどく症状が悪化しプレーが困難になったことがあり、そういったことが原因でリオデジャネイロ五輪への出場を見合わせたともいわれています。

横峯さくら選手も練習日のラウンド中にハチに刺され、病院に直行するというハプニングに見舞われたこともあります。種類にもよりますが、ハチは3月から11月にかけて活発になると言われています。ハチの中でも最も注意しなくてはならないのはスズメバチです。スズメバチはハチの中でも好戦的で凶暴な性格の持ち主です。また巣を人間が目につきやすい木や建物ではなく土の中に作るという特徴があり、偶然巣に近づいて攻撃されてしまう危険があります。

ゴルフ場を始め、公園など比較的頻繁に目にするのがミツバチです。スズメバチに比べて小さいミツバチですが、寒くなる時期に好戦的になると言われており秋はこのミツバチにも注意が必要なのです。

死に至る事もあるアナフィラキシーショック

日本では年間数十人がハチに刺されて死亡していますが、そのほとんどがアナフィラキシーショックによる、血圧の低下と上気道の浮腫による呼吸困難が原因です。

一度ハチに刺されたことがある人がもう一度刺されると、高い確率でアナフィラキシーショックに陥ります。アナフィラキシーショックは急性アレルギー反応のひとつで、急激に症状が出るのが特徴です。この症状が出るまでの時間が短いほど症状は重くなりやすく、最悪の場合死に至ります。

二度目に刺された場合に症状が悪化することが多いのですが、アレルギー体質の人などは一度目でもショック症状を起こすこともあるので、刺されたことがない人でも油断は禁物です。

蜂に刺されないための予防法

ハチは巣に近づいた敵を攻撃する際などに”警報フェロモン”と呼ばれるフェロモンを出し、仲間を呼び寄せます。この警報フェロモン、実は香水や清涼飲料水にも含まれています。人間が持っているものから警報フェロモンが出ていると、それを嗅ぎつけたハチが好戦的になり襲ってくる可能性があります。コースに出る際は香水など匂いのするものの付着は避け、ジュースなどもしっかりとふたを閉めておきましょう。

また、ハチは黒いものに興奮する性質があります。表出する部分に黒が使われている服は避けるのが無難です。コースで注意が必要なのはボールを探して深い草むらに入っていく場合です。先述した通りスズメバチなどは予期しない場所に巣を作っていることがあります。不用意に巣に近づくと敵とみなされ攻撃の対象となるので、木のそばだけではなく足元も注意する必要があります。

もしハチに刺されてしまったら

注意をしていてもハチに刺されてしまった場合、パニックになってはいけません。まずは近くに巣がある可能性があるので、その場を離れましょう。刺された後にハチがそばにいても手で払いのけるようなことはしてはいけません。ハチがその行為を攻撃とみなしさらに襲ってくる可能性があります。ハチを刺激しないようにゆっくりとその場を離れてください。

刺したハチがミツバチの場合、針が患部に刺さっている可能性があるので、これをピンセットなどで抜きましょう。このとき指で強引に抜こうとすると”毒嚢(どくのう)”と呼ばれる毒液の入った部分も一緒に体内に入ってしまう可能性があります。あくまでもピンセットなどの道具を使い、針だけを抜くようにしてください。

針を抜いたら流水で毒を洗い流します。その後は患部の周りの皮膚をつまむようにして、血と一緒に毒を絞り出していきましょう。よくドラマなどで口で吸い出すシーンがありますが、口内に毒素を入れることになるのでオススメはしません。

現場での応急処置は以上のとおりです。あとはクラブハウスで、ハチに刺された旨を伝え薬を塗り、できるだけ早く近くの病院で受診をしてください。 ゴルフ場にはハチがいるという前提で、なるべく刺激を与えないような格好をし、もし刺されてしまったら、慌てずに毒を抜く処置ををすることが大切です。

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