ゴルフ雑学

ゴルフのラウンド中は水分補給をこまめにしよう!涼しくても安心できない熱中症!

10月に入り、秋のコンペシーズン真っ只中!「やっと暑さも落ち着いたかな」などと思っていても、いざコースに出るとまだまだ暑かったり、逆に風が吹くと肌寒かったりと、体温調節が難しいのがこの時期の特徴です。夏に比べると気温が高くないので油断しがちですが、日陰の少ないゴルフ場では、秋になっても熱中症のリスクはひそんでいます。そこで、ラウンド中に注意したい水分補給法をご紹介します。

熱中症の原因

熱中症は体内の水分やミネラルが不足することで、体に異常をきたす状態のことです。ラウンド中は運動量が増えて代謝が上がるため、体が熱を持ちやすくなります。さらに直接日差しにさらされるので、これも体温が上がる原因になります。秋は夏場ほど外気温が高くないので、”暑い”という感覚はありませんが、運動することで体温は確実に上昇しています。また、夏と違って重ね着をしていることで、汗をかいてもそれを実感しにくくなります。

暑さを感じにくいため汗をかいて体の水分やミネラルが体外に放出されているのに、のどが渇きにくく水分補給を怠りがちになり、熱中症に陥ってしまうのです。熱中症の症状としては、めまい、立ちくらみの初期症状が起き、悪化をすると脱水症状で倒れてしまうこともあります。体温が上がると血液の量を増やして熱を体外に逃がそうとするのですが、その際に一時的に脳に血液が行き届かず、めまいや立ちくらみを起こします。

さらに急な運動などで急速に体温が上昇する時は、大量に汗をかいて熱を体外に放出しようとします。そのため汗で失った分の水分補給をしないと、脱水状態になり頭痛や嘔吐の症状に襲われます。

これが熱中症のメカニズムです。

水分だけの補給では物足りない

熱中症にならないために水を大量に摂取するだけでは、熱中症のリスクをなくすことはできません。汗の中には塩分も含まれるため、大量に汗をかくと同時に大量の塩分も失われてしまいます。ラウンド中に梅干しや、ミネラル分を補える飴などを食べるのは、汗と一緒に失われた塩分を補うためです。

塩分には筋肉を収縮する役割があります。ラウンドの終盤にふくらはぎなどが攣ってしまう経験をしたことはないでしょうか。

「日ごろの運動不足」や「年のせい」などと言ってやり過ごす人がいますが、実は塩分不足によって引き起こされている場合が多くあります。塩分不足により筋肉が固まってしまい、筋肉が攣ったり肉離れを起こしてしまうケースもあります。

また、コンペなどが多く、お昼にアルコールを多く飲む機会が増える時期でもあります。お酒には利尿作用があるため、尿として多くの水分を出してしまうと、これも脱水症状につながりやすくなります。お昼のビールは控えめにしましょう。

脱水症状を防ぐために

脱水症状を防ぐには体温をできるだけ上げず、こまめな水分補給を行うことが欠かせません。先ほども言いましたが夏に比べて10度程外気温が下がる秋は、体温の上昇に鈍感になりがちですが、常に日差しは降り注いでおり体温を上げる要因になります。ショットの順番を待っているときは日傘をさしたり、日陰に入るなどして直射日光を下げましょう。また、ラウンド中に日差しが当たる首元や腕などを水で直接冷やすことも効果的です。

水分補給に関しては、のどが渇きにくくおろそかになりがちですが、確実に水分とミネラルは体外に放出されています。のどが渇いた時にはすでに脱水症状になりかけている状態である事が多くあります。ティショットを打つ前など決まった時にこまめに水分を補給すると、脱水状態を防ぐのに効果的です。

また、水ではなくミネラル分などが多く含まれるスポーツドリンクなら、汗で失われたミネラルも同時に補給できるので、筋肉のけいれんを抑えることもできます。

もし熱中症にかかったら

頭痛がして体温が高くなったり、体がだるくなったらただちに食塩水・経口補水液を摂取しましょう。体温が異常に高くなったりふらつくなどの症状が出た場合には、熱中症の中でもより深刻な熱射病の可能性があります。ただちにプレーをやめ、涼しい場所に横になりましょう。

首筋や大腿部、わきの下など大きな血管が通っているところを中心に水をかけたり氷を当てたりして体を冷やしてください。「ちょっと疲れただけ」などと決めつけず、すぐに救急車を呼びましょう。夏に比べて涼しいからこそ水分補給がおろそかになり、熱中症にかかりやすくなります。夏以上にこまめな水分、ミネラル補給を心掛けましょう。

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