笠のりっちゃん(笠りつ子プロ)、やってくれましたね(ニトリレディス優勝!)。まさに”ストップ・ザ・ボミちゃん”でした(プレーオフ直接対決で勝利!)。その勝利の秘訣は何か!?不肖”へたれゴルファー”が検証してみました。
笠のりっちゃん、数試合前から表情が変わっていました。とにかく、プレー中、笑顔が多いんです(そしてその笑顔が美しい!)。もともと、日本の女子ツアー”目もと美しさ”ナンバーワンのりっちゃんが、笑顔で楽しんでプレーしている。そうしたらポンポ~ンと2勝。一気に覚醒です!
そうなんです。その秘訣とは、“笑顔”なんです!じつは今年、”笑顔系女子プロ”が強いのです。ご説明しましょう。賞金ランキングのベスト10(8月31日現在のデータ)を見ると、よ~くわかります。
なんといっても1位のボミちゃん。圧倒的な強さで賞金女王まっしぐら。そして”笑顔賞金女王”でもゆるぎないですよね。とにかく彼女はプレー中に笑顔でいることが多い。そうやってプレーすることを心掛けているように見えます(ボミちゃんの笑顔に癒されてる方、多くありませんか?)。
2位は笠のりっちゃん。2016年の彼女の安定感はすごい。トップ10以内が15試合。ここ5試合(8月28日まで)は、11位→6位→優勝→6位→優勝。安定した技術に、ここ最近の”笑顔”効果で、優勝2発の「た~まや~」状態なんです。
続く3位のキム・ハヌルプロもいつも素敵な笑顔。4位の元世界ナンバーワンの申ジエさんは、まさに仏様のような笑顔っぷり。スタートホールの選手紹介時の笑顔とあいさつは見ていて実に気持ちがいい。そして5位は…えっと、鈴木愛ちゃん…ひ、ひとまず置いておきましょうか。
さあ、気を取り直して、6位の渡邉彩香プロ。控えめですがハニカミ系笑顔を見せてくれます。7位の菊池プロは、まあ、わりとポーカーフェイスでしょうか。8位はというと、元笑顔番長の吉田弓美子プロ。良い笑顔が戻ってきました。もともとプレー中の雰囲気づくりのうまい選手ですから。9位のぺ・ヒギョンプロは…データ不足です。すみません。
そして10位の西山ゆかりプロ。新笑顔番長の名をほしいままに活躍中ですね。彼女のプレーは見ていてすがすがしい。ゴルフを楽しんでいます。彼女の好成績の秘訣もまさに笑顔(胸に手を当てる特徴的なルーティンもいい。笑顔と合わせてなんだか和みます)。笑顔賞金女王争いでは、ボミちゃんを脅かす存在ですね。
というわけで、”へたれ”調査ではなんと、上位10人中7人が笑顔系プロなんです。そう、笑顔は、好スコア、好成績を生むんです、みなさん。
たしかに、素人の私でも、笑顔でプレーしたときと、ボヤキや言い訳が多いときではスコアが全然違う。ゴルフは楽しんでないときはダメです。転がり落ちるばかりです。嘘でもいいから笑顔。ピンチの時こそ、苦しいときこそ、笑顔で素振り。そうしたら、力が抜けて、勇気が出て、ナイスショットが打てる。良いスコアにつながるんですよね。
そうそう、ここで置いておいた人のお話を…鈴木愛プロです。鈴木の愛ちゃん、ポテンシャル、高いと思います。爆発力、集中力、すごいです。パットうまいです。平均パット数では、ボミちゃん、申さんをおさえて現在1位。でも、大きな問題がありますよね。そう、メンタル面です(ちなみに、私は愛ちゃんを応援しています、とっても)。
とにかく顔に出ちゃいますね。態度にはっきりと出る。負けん気の強さはプロとしては財産ですが、あのネガティブさは彼女のゴルフにはマイナス。課題はセルフコントロールと笑顔。歯を食いしばっても笑顔を見せることが大事な気がします。笑顔がだめなら、せめて、ふくれっ面と肩落としてのダラダラ歩きは禁止です。
笑った時はとても素敵な笑顔なのですから、もっと笑顔の量を増やせばいいのです。そうしたら飛躍的に成績があがるはず(3勝目もすぐです!)。なにせ、セルフコントロールができない現状でもランキング5位にいるんですから!
そう考えると、ボミちゃんが抜きんでて強い要因は笑顔の量にありますよね。成績がいいから笑顔ではないのです。自分でいい雰囲気を作り出す。笑顔でいることでネガティブな感情を排除する。ゴルフはネガティブな感情、発想は厳禁。百害あって一利なしです。ボミちゃんはそこのところ、よ~くわかっていますよね。
笠のりっちゃんと笑顔系女子プロのおかげで、またまた気づかされた”へたれゴルファー”の私もボヤキはやめて、笑顔でのプレー、実践します!