ゴルフ旅行の際に、多くのゴルファーが利用するゴルフ宅急便。重たいゴルフバッグを持ち運ぶことなく、プレー日の前日までに指定コースへ届けてくれる便利なシステムですので、活用しない手はありません。
しかし、ヘビーユーザーならともかく、たまにしか利用しない方にとっては、色々と疑問点もあるのではないでしょう?そこで今回はゴルフ宅急便を上手に利用するコツをご紹介したいと思います。ゴルフ宅急便のよくあるトラブルもお教えしますよ。
基本的な使い方
ゴルフバッグをプレーするコースへ送りたいと思ったら、宅配営業所やコンビニにゴルフバッグを持ち込みます。そこで送り状を書いて、料金を払えばOKです。通常の荷物の配送と同じで、とても簡単ですよね。ゴルフ宅急便を行なっている主な業者をご紹介します。
・ ヤマト運輸
しかし、やはりこれだけで完了という訳にはいきません。ゴルフバッグならではのいくつかの注意点をピックアップしてみましょう。
ゴルフシューズ
ゴルフ宅急便の場合は、重さはほぼ料金に影響しませんので、できるだけ手荷物を減らしゴルフバッグに詰め込んでしまう方がお得です。ゴルフシューズも型崩れには注意しながら、ゴルフバックに入れてしまうと楽ですね。
ただし自分がゴルフ場に到着したら、すぐにゴルフシューズを取り出さないとゴルフウェアに革靴という恥ずかしい格好でゴルフバッグを探し回る羽目になりますので、そこはお忘れなく。
宅配用ゴルフカバー
ゴルフカバーを掛けないと宅配を受け付けてくれない(※ヤマト運輸・佐川急便)ので、宅配用ゴルフカバーは基本的に必須です。有料(※500~600円)でビニール製のカバーを販売していますので、持っていない場合は、購入しましょう。
こうした簡易カバーでも何回かは使用できますが、年に数回程度の利用が予定される方は、ゴルフショップなどで専用のトラベル用カバーを購入した方が、コストパフォーマンス的にもおすすめです。
送り状
片道か往復を選べますが、おすすめは断然往復です。100円程度の割引はもちろんですが、プレー終了後の記入の手間も省けます。さらに、プレーが中止になってしまった場合でも、ゴルフ場に連絡すればスムーズに送り返してくれますので、もしもの時にも安心です。
ただしキャディやゴルフ場スタッフにまかせっきりにせず、自分で最終確認するクセをつけましょう。単純なカバー付け間違いなど意外と発生しています。尚、旅行先で複数のゴルフ場をプレーする場合でも、近隣地区であれば往復扱いが可能ですので、是非利用しましょう。
アイアンカバー
クラブがガチャガチャと当たらないようにヘッドカバーやアイアンカバーはかけておきましょう。アイアンカバーは持っていない方も多いと思いますが、たいていは宅配業者がエアパッキン製の簡易カバーをかけてくれます。
ただしこれは気休め程度なので、アイアンやウッドを数本ずつ紐で縛って固定したり、隙間をタオルなどで保護したりするとより安心です。
宅配トラブルあれこれ
宅配のトラブルで一番多いのが、宅配ミスです。ゴルフ場や配送日を間違えて、ゴルフ場に到着していないというトラブルは、結構多いのです。こうしたトラブルを最小限で抑えるためには、ゴルフ場に到着したらすぐに自分のゴルフバッグを確認することです。
もし見つからない場合すぐにスタッフへ申し出れば、それだけ探す時間も長くなります。意外とこれだけで、ゴルフバッグが見つかり、プレーに間に合うケースが多々あります。着替えなどでロッカーへ向かってしまうと10~20分程度チェックが遅くなりますので、まずはゴルフバッグの確認を習慣づけましょう。
また、クラブの破損も多くはありませんが発生します。いわゆる脚付きのスタンドバッグの場合、クラブばかりかバッグ自体が破損してしまうこともあります。日本の輸送システムは正確で丁寧ですが、それでもこうしたトラブルは発生しうるとお考えください。ちなみにどちらの場合でも宅配業者が責任を持ってくれますので、その点はご安心を。
おわりに
宅配でゴルフ場に到着したゴルフバッグの中で、エアパッキンでミイラのようにぐるぐる巻きにされたものを目にしたことがあります。ご本人いわく、「宅配カバーが有料なのが嫌で、カバーはいらないと言い張ったら、こんな風にされた」そうですが、ゴルフバッグの色も形も判別できないぐらい幾重にも見事にパッキングされたゴルフバッグがバッグ置き場にある光景はなかなかシュールでした。
そして帰りは誰がパッキングするのだろうと心配になったことがあります。皆さんは上手にゴルフ宅急便を活用してくださいね。