ゴルフレッスン

【アイアン】正しいアドレスを作る方法を解説します

こんにちは!ゴルフの基本とは何でしょうか?そう聞かれた際、皆さんは何と答えますか?

オンプレーンスイングといったスイング論を答える方や、ゴルフの基本はマナーにあるという方もいると思います。とある伝説的なアマチュアゴルファーはこう答えました。

「ゴルフはアドレスに始まりアドレスに終わる」

要約すると、正しいアドレス(準備)が出来ていればゴルフスイングは終了したようなものであるという事です。

【アイアン】正しいアドレスを作る方法を解説します

Golf Lessons. Golf instructor giving game lesson to a young boy.

それだけゴルフにとって重要なアドレスですが、毎回きちんとアドレスを構えることはプロゴルファーや上級者でも難しいものなので、初心者の方がきちんとアドレスを構えることは簡単ではありません。

ですので今回はアイアンショットで正しいアドレスを取る方法を解説させていただきますので是非ご一読ください!

ボールの位置は体の真ん中に置く

皆さんはアイアンショットを打つ際にボールの位置はどこに置いていますか?

恐らく長いアイアンでは左寄りに置き、番手が短くなるにつれてボール位置を右にしている方が多いのではないでしょうか?もちろんその方法も考え方として間違いではないですが、今回の目的は「正しいアドレスを作る」事なので、

アイアンショットの際はどの番手でもボール位置を体の真ん中にしましょう。

※ボール位置は真ん中ですが番手によって体とボールの距離は変わります。

そうすることでアドレスにつく際に体の真ん中に置いたボールを基準にすることが出来るのです。

スタンス幅は肩幅より少し広め

ボール位置が決まりましたら次はスタンスを取りましょう。スタンス幅は肩幅よりも少し広めにとります。肩幅が基準という方もいますが、少し広く取ることによって下半身がどっしりとしてスイングが安定します。

スタンスの取り方はまずボールの前に両足を揃えて立ち左右の足を肩幅より広く取ります。その際につま先の向きも重要となりますので右つま先は真っ直ぐにし、左つま先は2~30度開きます。そうする事によりフォロースルーを大きく取ることが出来ます。

また体の硬さ等のため、左足を開くオープンスタンスや右足を引くクローズスタンスもありますが、基本的には両足が並んだスクエアスタンスを取りましょう。

自分に合ったグリップを見つける

次はクラブを握るグリップです。

ゴルフのグリップで代表的なのは三つあります。

・右手の小指を左手の人差し指と中指の間に被せる「オーバーラッピング」このグリップは左手の指がすべてクラブを握る為、左手のリードでスイングしやすくなる現在の主流です。

・右手の小指と左手の人差し指絡める「インターロッキング」このグリップは左右の手の一体感が出て方向が出しやすいので一昔前は主流でしたが使用するにはパワーが必要です。

・野球のバットのように握る「ベースボールグリップ」このグリップは左右全ての指でクラブを握るのでパワーを出しやすく、非力な方やキッズゴルファーにおすすめです。

グリップの仕方は色々試してみて自分に合うものを見つけましょう!

アイアンが上手い人の特徴とは

Senior golfer on fairway.

練習場やコースでアイアンが上手い人を見るとやはりアドレスが決まっていてショットが安定し、強い弾道を打っています。また決まっているアドレスというのはインパクトの形になっている事がわかります。

さらに音を聞いてみると、練習場ではボールにインパクトした音の後にクラブが地面をこする音が聞こえます。一体初心者の方と何が違うのでしょうか?

ダウンブローがスイングできる

先ほど上級者の決まっているアドレスはインパクトと同じ形になっていると記載しましたが実は半分正解、半分不正解です。ボールを体の中心に置いてアドレスするとボールの後ろにクラブをソールする形になりますので、そのままスイングしてアドレスの形に戻すとダフってしまう事になります。

ここで重要なのは、スイング時にしっかりと体重移動を行うことで、極端に言えばスイング軸が左に移るのでアドレスの形に戻した時にクラブ軌道の最下点より手前でインパクトする、ダウンブロー軌道にすることができます。

ハンドファーストでスイングができる

さらに上級者のアドレスを見るとグリップしている手が左に傾いています。この状態をハンドファーストと言います。ハンドファーストのメリットとしてはインパクトの際にフェースが開きにくくなり捕まった強い球を打つことが出来ます。

逆に体の正面でまっすぐ構えた状態でインパクトする事をハンドレイトといい、インパクトの際にフェースが開きやすく、初心者の方が悩むスライスボールが出やすくなってしまうので要注意です。

ハンドファーストのインパクトをする為にアドレスからハンドファーストの形で構えましょう!

ターフがしっかり取れる

上級者はインパクト音の後にクラブが地面をこする音がすると記載しましたが、コースではボールと一緒にターフ(芝)が飛びます。プロトーナメント等でよく見る光景ですね!

あれは決してダフっているわけではありません!前述したダウンブローでインパクトした副産物です。ダウンブロー軌道でハンドファーストのインパクトを迎えることで安定した強く捕まった弾道を打つことができますが、さらにバックスピン量も増加すると良いことづくめなので是非会得しましょう!

※ターフを取った後やダフってしまった際はコース保護のためしっかり目土しましょう!

アイアンはコントロールショットが基本です

Man playing golf

またアイアン上手な方のアドレスを見ると力みを感じません。実際スイングを見るとフルショットをしているように見えますが、実はプロゴルファーや上級者は力いっぱいマン振りしていません。

何故かというとゴルフは再現性のスポーツであり、さらにアイアンは飛ばす為のクラブではなく、毎回番手ごとの決められた一定の距離に「止める」クラブなのです。

なのでドライバーのような長くて飛べば飛ぶだけ嬉しいクラブと違いフルショットのマン振りではなくコントロールショットが基本になります。イメージ的にはバックスイングやフォローは大きく取りますが100%ではなく80%くらいでスイングしましょう。

注意点としてはインパクトで力加減を調整しようとするとインパクト手前で失速しダフってしまうのでダウンスイングからフォローまで一定のリズムでスイングしましょう!

まとめ

「ゴルフはアドレスに始まりアドレスに終わる」

ここまでの内容でこの名言の意味も実感していただけたと思います。良いスイングは良いアドレスから!ゴルフに限らず前準備はとても大事ですよね。

是非身につけましょう!何よりバシッと決まったアドレスはカッコいいのです!カッコいいアドレスからバシッとアイアンを打ってプロのようなターフを飛ばしましょう!

何事も恰好から入るのも大事ですよ!

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